とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

参議院選挙・安倍総理はにやけないで

2016-07-11 08:28:30 | 政治
 事前の世論調査通り自民党が勝利した。自民党に国民が期待しているのは経済の安定である。この結果は「アベノミクス」は成功していてこのまま進めという判断であろう。確かに安倍総理になってから経済は好転した。しかしこれは明らかに金融緩和による円安誘導の成果だけだと考えられる。その後はほとんど無策だったと言っていい。はたしてこのまま安倍政権に任せていいのかは疑問に残る。

 しかし。ここでせっかく始めた経済政策を大きく変更するのはやはり愚の骨頂である。政権が安定しないことの苦労も国民はよく知っている。今回の選挙結果は政権を安定させてやるから、しっかりとやるべきことをしっかりとやってほしいという国民の意思である。

 安倍首相にお願いしたいのは、国民をばかにしたり、野党をばかにしたりしないで、自分のやるべきことをしっかりとやってほしいということである。自分の意志でしっかりと経済をリードする姿勢を示したほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラブライトマン・ガラコンサート(7月9日ゼビオアリーナ仙台)

2016-07-10 09:54:25 | ライブ・コンサート
 サラブライトマンのガラコンサートに行きました。2年前の秋に仙台のグランディで見たのですが、今回は一回り小さいゼビオアリーナという体育館での開催でした。グランディでは巨大スクリーンがあったのですが今回はなし。しかしその分歌とオーケストラの演奏に集中できるような作りになっています。

 サラブライトマンを知ったのはもう20年以上前です。仙台のタワーレコードでヨーロッパ各国のチャートで1位になっていると大宣伝していたので視聴してCDを買いました。当時はアメリカが音楽業界の中心だったので、歴史と伝統を感じさせるサラブライトマンの歌は逆に新鮮に感じました。もちろんその声の美しさに魅了されました。その後日本でも大人気になり、日本語の歌も歌うようになりました。そして日本人にとってもみんなに愛される歌手のひとりとなっていきました。

 サラブライトマンの魅力は美しく清潔な高音です。高音でありながら丸みを帯びたやさしい歌声です。今回のコンサートでもその魅力は十二分に発揮されていました。彼女の歌が心の底までしみていくような感じがします。

 ゲストにテナー歌手のマリオ・フラングーリス。「オペラ座の怪人」などのデュエットでは、ものすごい声量に圧倒されます。ピアニストのディ・ウー。ラフマニノフのピアノ協奏曲2番などを引いてくれました。有名な曲ですが、生で演奏を聴いたのは初めてでそれだけで興奮しました。そしてカウンターテナーのナルシス君。女性のような高音がとてもきれいで、今後、大ブレイクするかもしれません。

 歌でこれだけの大きな会場を2時間半魅了し続ける、これは本当にすごいことです。すばらしいコンサートでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自由主義経済は競争を加速度的にあおる

2016-07-09 11:51:29 | 社会
 自由主義経済はみんなが競いあうことによって経済発展を促し、結果的にみんなが裕福になろうという経済です。だから本質的に自由主義社会は競争社会になります。競争に勝つためには何が必要なのでしょうか。

 ひとつは量です。大量生産大量消費ができればいいのですから、人や資源の量が多いことが勝つ要素になります。だから世界は囲い込みを始めます。EUもそうですし、TPPもそうです。中国の覇権主義というのも中国中心の囲い込みです。

 もうひとつは時間です。この勝負先制したほうが有利です。特許とか著作権とかは先制したものが総取りするような制度です。また株取引なども情報を先取りしたほうが絶対に勝ちます。

 さて問題なのは情報化社会となり、あらゆる情報が世界で同時に享受できるようになることによって、時間勝負がエスカレートしすぎているということです。もはや人知を超えたところで勝負が行われれている。だから制御不能です。コンピューターの暴走による経済破綻がないと誰が言い切れるのでしょうか。怖い世の中です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人類は焦りすぎ

2016-07-08 19:00:15 | 社会
 アメリカで黒人差別ともとれる警察の発砲事件が相次いだ。そしてそれに対して抗議運動が盛り上がり、悲惨で残念な事件が起きている。私は黒人差別は徐々におさまりつつあり、アメリカは差別を克服したすばらいい国だと思っていた。しかし最近の状況を見る限りトランプが大統領候補になって逆の方向に向かっているように感じられる。人間が変わることは本当にむずかしいものだと感じている。

 さて、人間が変わることはこんなにむずかしいのに、グローバル化はどんどん進めようとしている。グルーバル化はアメリカのねずみ講的な経済戦略であるのは明らかである。金儲けのためにグローバル化を進め、一方では自分の国ではどんどん保守的になっていく。この矛盾の中で様々な問題が生じているのである。

 私は人間はきっと良い方向に変わっていくものと信じている。しかし、そう簡単には変われない。自分を変えていくことだって時間は必要だ。社会が変わるにはもっと長いスパンが必要なのだ。

 今、人類は焦りすぎている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本語の音声・日本語の「ん」(国語授業の言語学3)

2016-07-07 17:11:55 | 国語
 日本語の音声については音声学的に3種類ある。それは何か。

 このことを試験の問題として出してみた。もちろん誰も答えられなかった。
  n、m、ŋ
の3種類である。

 そこで次の質問。これはどういう時に現れるかを説明せよ。

 これもワイワイガヤガヤ。けっこう盛り上がって話し合ってくれた。しかし本校のレベルの生徒では答えられない。いくつか発音してみる。

 「こんぶ」 「キャンプ」 「さんま」 「ピンポンパンポン」
 「まんが」 「さんご」
 「しんぶんし」 「サンタ」

 なかなか気づいてくれない。答えを発表。
 mは「b、p、m」の前。つまり唇を閉じる音の前の「ん」。
 ŋは、鼻濁音の前の「ん」。
 nはそれ以外の時。になる。

 このことも、日本語を相対的に見るひとつの訓練である。日本人が同じ音だとおもっている「ん」が実はまったく別の3種類の音であったことに気付いた時、当たり前が当たり前でなくなり、新たな興味がわいてくる。

 こういう発見をいくつか用意しておくとよいと思う。

 ただし、くわしくみると日本語の「ん」はもっと多くの音があるそうであることを付け加えておく。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする