とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

映画『1917』を見ました

2020-02-24 21:29:08 | 映画
 話題の映画『1917命をかけた伝令』を見ました。戦争のリアルを描こうとする意欲的な映画でした。十分伝わってくるすばらしい映画でした。

監督    サム・メンデス
出演者  ジョージ・マッケイ
ディーン=チャールズ・チャップマン 他

 最近の戦争映画は戦争がかっこいいものと思ってしまうようなバーチャルな映像が多く見られます。しかしこの映画はそれに対してできるだけリアルに戦争を描こうとしたのだと思います。それがワンカット映像へのこだわりとして出てきています。成功しています。戦争の現実が体感できます。人間の生死が伝わってくる映像です。

 このような映画を見るとなぜ人間が戦争をしなければいけないのか疑問に思うはずです。戦争映画の中には逆に戦争にかっこよさを感じてしまうような映画もあります。しかし戦争のリアルはそんなものではありません。それがわかる映画です。

 ただしワンカットにこだわるあまり、逆に不自然に感じるところもあります。移動距離が言ってるほどではないし、川に流されているシーンは無理があります。逆にリアリティを失っています。チャレンジが裏目に出ている個所も見えてしまいます。とは言え全体的には成功しているので、こういうチャレンジは称賛しなければいけません。

 私は運よく戦争のない時代に生きているだけです。この平和が「当たり前」だと思っていはいけません。すぐに戦争をしたくなるのが人類です。絶対に戦争してはいけないということを繰り返し心に落とし込まなければいけません。

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日本がひどいことになっている(アベノミ国)

2020-02-23 09:31:52 | 政治
 安倍政権のひどさについてはもう言うまでもない。自分の利益しか考えず、それが暴露されると、ウソ、隠蔽、後付けの屁理屈でごまかそうとする。それがくり化されているというのは反省もしていないということだ。世の中をなめ切っている。

 このなめ切っている態度が行政全般に広がっている。ごまかせばいいという意識が蔓延し、官僚がおかしなことになっている。最近でも「桜を見る会」の公文書の破棄、検事の定年延長のにおける解釈変更の問題、大学入試改革における英語民間試験の導入延期や、記述式問題の導入延期など問題など様々な問題が次々とおきている。もはや日本がおかしくなっているのだ。

 先日、辻元議員が「タイは頭から腐る」と言って、安倍総理がご立腹だったようで「意味のない質問だ」とヤジを飛ばしたことが問題になった。確かに辻元議員の言葉は礼を失しているかもしれない。しかし、この言葉は多くの国民が思っていることである。こんなでたらめな状況になったのは、安倍晋三氏のせいであるのは明らかだ。
日本人はもっと真面目だったはずだ。その良さをこの首相は台無しにしてしまった。もうがまんできない。

 百歩譲って経済がよくなっているのならば、まだ我慢ができよう。しかしアベノミクスは単なる円安誘導とバラまきでしかない。今後しっぺ返しがやってくる。

 安倍政権が支持率が高いのは経済がいいからだ。しかしこの経済の良さは次の時代に問題にツケを回した政策のおかげであり、次の政権以降は安倍政権のツケを払わされるだけになる。かわいそうに困難な経済状況の中で支持率は上がらなく、厳しい政権運営にならざるを得ない。

 安倍政権は決して国のことは考えていない。自分のことだけを考えている。本当にアベノミである。
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源氏物語を読む④『夕顔』

2020-02-20 21:06:44 | 源氏物語
 「源氏物語を読む」シリーズの4回目。「夕顔」です。メモとして書き残しておきます。

・夕顔の人物造型

 夕顔はとらえどころがない女性です。「はかない」とよく言われますが、それにしては強さも目立ちます。夕顔は「雨夜の品定め」で頭中将が語っていた「常夏」の女性です。この女性は頭中将の通いが途絶えがちなので、和歌を詠んでよこすのですが、頭中将もやはりしばらくの間通いません。すると夕顔は消えてしまうのです。子供もいたので頭中将もいなくなることはあるまいと油断していたのでしょうか。頭中将は夕顔がいなくなったことをかなり後悔します。このように夕顔はかなり思い切った行動をとります。いつまでも待っているくらいならば、男にすがっていきることをやめるのです。この女性が「はかない」と言っていいでしょうか。

・不倫温泉旅行
 この女性を光源氏は好きになり、とうとう住処から連れ出してしまいます。今ならばふたりで不倫温泉旅行といったような行動です。光源氏は仕事をさぼっているのです。その不倫温泉旅行で夕顔は突然死んでしまうのです。これは大事件です。今の世ならば大スキャンダルです。

・隠蔽工作
 夕顔の死は光源氏の責任ではないのですが、世間が生霊のせいで死んだということを信じるとは思えません。そのために光源氏は隠蔽工作をします。これはえげつない。安倍晋三みたいです。犯罪小説みたいです。

 このように、ホラー、恋愛、スキャンダル、犯罪などさまざまな要素のつまっています。これが1000年前に書かれているということが驚きです。



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映画『グッドバイ』を見ました。

2020-02-18 19:07:04 | 映画
 映画『グッドバイ』を見ました。舞台の『グッドバイ』を見たばかりだったので、期待して見に行きました。舞台と映画はストーリーが違い印象ががらりとかわっていました。それぞれが味わいのある作品になっていました。

監督:成島出
原作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大泉洋 小池栄子 水川あさみ 橋本愛 緒川たまき 木村多江 濱田岳 松重豊 戸田恵子
 
 舞台作品はナンセンスでありながら、逆にそれが人生を感じさせるというものでした。ストーリー自体がおもしろさになっていたのです。しかし、今回見たこの映画は、ストーリー自体は少しシンプルになっていました。一方では表情や戦後の日本の情景がしっかりと描かれていました。

 戯曲の魅力であったナンセンスさが消えてしまったわけではありません。ホテルのダンスのシーンや緒川たまきの飛び降りなどのシーンで象徴的に示されています。

 クスっと笑える変わった恋愛ドラマとして、楽しむことができました。

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新型コロナウィルスの日本の対応について

2020-02-16 20:19:23 | 社会
 新型コロナウィルスが予想以上の広がりを見せている。ウィルスに対する政府の対応にも批判が出始めている。しかし見ていると議論が混乱し始めているように思える。マスコミや野党の人たちはよく整理して議論してほしい。

 今回対策がうまく行っていないケースが見られる。特にクルーズ船の対応は失敗だったと言っていい。しかしこの失敗は、結果から見れば失敗だったのか、それとも進行状態の判断でやってはいけないことをしてしまった失敗だったのかを整理しながら考えなければいけない。クルーズ船に対する対応については多くのマスコミは、その時点では批判をしていなかった。それを今になって政府を批判するのはおかしな話である。確かに可能性としての懸念は言っているかもしれない。しかし当初は政府の対応を批判的に表明している人はいなかったはずだ。

 次に同じようなことが起きた場合のために今回の対応を検証することは大切なことである。しかしこれをもって政府批判をするのはお門違いである。子供みたいな議論をしてはいけない。国家的な危機なのだから、冷静な議論を望みたい。

 私も安倍政権にはうんざりしているが、かと言って揚げ足取りみたいな批判をしてはいけない。
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