当該資料室では幾つか初見の陶片を見た、今回はそれを紹介する。特にサンカンペーン(?)の青磁刻花文は、サンカンペーンと表示されているケースに陳列されていたが、本当にサンカンペーンなのか疑問がないでもない。担当プロフェッサーが不在であったので質問もできず、もやもやが残っている。もしサンカンペーンであるなら全くの初見であり、認識不足を自覚させられる。
多少ピンボケで恐縮であるが、中央の刻花文の陶片がそれである。文様はナーン・ボスアック窯と似ている。これが本当にサンカンペーンとすれば、ナーンとの濃密な類縁関係を想定させる資料となる。再訪して確認したい。
以下はパーンの象肖形物である。鼻がかけた頭部だけで全高は、詳細不明であるが、20cm以上の大型であると想定される。造形と翠色に優れ完品であれば、銘品である。その頭部の写真の下は、バンコク大学東南アジア陶磁博物館のシーサッチャナラーイの象肖形物である。完品ならこのような感じであったのであろう。
上は、チェンマイ国立図書館でみた図書「Payao」によれば、フェイ・メーイ窯と呼んでいるようである。それは写真のように白化粧後鉋で、動物文様や幾何学文を掻き落とし、している特徴的な技法である。パヤオには鉄分の多い胎土で動物文を形成し、それを白化粧後の器胎に貼り付ける貼花文も存在しており、パヤオの装飾技法は幅が広い。
多少ピンボケで恐縮であるが、中央の刻花文の陶片がそれである。文様はナーン・ボスアック窯と似ている。これが本当にサンカンペーンとすれば、ナーンとの濃密な類縁関係を想定させる資料となる。再訪して確認したい。
以下はパーンの象肖形物である。鼻がかけた頭部だけで全高は、詳細不明であるが、20cm以上の大型であると想定される。造形と翠色に優れ完品であれば、銘品である。その頭部の写真の下は、バンコク大学東南アジア陶磁博物館のシーサッチャナラーイの象肖形物である。完品ならこのような感じであったのであろう。
上は、チェンマイ国立図書館でみた図書「Payao」によれば、フェイ・メーイ窯と呼んでいるようである。それは写真のように白化粧後鉋で、動物文様や幾何学文を掻き落とし、している特徴的な技法である。パヤオには鉄分の多い胎土で動物文を形成し、それを白化粧後の器胎に貼り付ける貼花文も存在しており、パヤオの装飾技法は幅が広い。