過日、『サイバージャヤからセレンバンへ』と題して、セレンバンに在るヌグリ・スンビラン州立博物館へ行ったとの記事をUP Dateしたが、今回から数回に渡り、その展示内容を紹介する。尚、便宜上セレンバン州立博物館と記載する。
場所はマレー半島を縦断する高速を降りてすぐの処であった。博物館本館の建物は屋根の両端が極端に反りあがっている。それは水牛の角をかたどったと云われており、ミナンカバウ族の伝統住居を模したものである。
博物館なので何でもありではあろうが、この屋外展示の蒸気機関には多少なりともびっくりした。1898年製造のようである。
展示物の最初は、ヌグリ・スンビラン州のスルタンと州旗の紹介である。
パネルは読んでいないので、どのように紹介されているかは分からない。
ヌグリ・スンビラン州の地には、巨石文化があったようである。3つの碑文はレプリカである。その上にはパネルで碑文の事どもが説明されていた。それによると・・・、
1467年の紀年銘をもつPengkalan Kempasと呼ぶ巨石の碑文はSultan mansur Shahの時代であった。スンビラン州の歴史時代前期は遅れて開始し、巨石文化や石器時代を経過した。マレー半島では紀元前200年から紀元1000年までの期間が石器時代に属している。巨石碑文をメンヒルと呼ぶが、1982年のメンヒルの調査では青白磁器、清代の陶磁、イスラム陶磁が発掘された。これらのメンヒルは、いずれもヌグリ・スンビラン州内にあるタンピンのPenglalan Kempas、Linggi、Nesan Tinggiとクアラ・ピラークのTerachi渓谷であった。
しかし、メンヒルの内容や建てた目的については、何も説明はなく、不詳である。そのメンヒルが屋外に展示してあったので、それを紹介しておく。
<続く>
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