今回は、パーン陶磁を紹介したい。窯址はチェンライ県パーン郡ポンデーン村等に存在するが、当該ブロガーは未見である。パーン窯の青磁は、安直な表現ながら美しく、個人的にはシーサッチャナラーイに負けていないと考えている。
輪花縁で見込み中央に花卉文、周囲に4匹の魚が回遊する、櫛歯による刻花文の盤は数十点が知られているが、この盤はオリーブグリーンに発色し大盤であることから銘品である。
上の二つの盤も、パーンではよく見かける。いずれも北タイ陶磁としては端正で、文様に乱れはなく、当該ブロガーのお気に入りである。
写真のような無紋の碗も存在している。パーンは櫛歯を使い、胎土表面を掻いて文様としている点は、シーサッチャナラーイを想起させ、文様も似ている。これをもってシーサッチャナラーイの陶工により、開窯されたと説く識者が多い。しかし、この説に確たる証拠はなく、類似性からくる推論に他ならない。もっと論拠をはっきりさせて欲しいものである。
輪花縁で見込み中央に花卉文、周囲に4匹の魚が回遊する、櫛歯による刻花文の盤は数十点が知られているが、この盤はオリーブグリーンに発色し大盤であることから銘品である。
上の二つの盤も、パーンではよく見かける。いずれも北タイ陶磁としては端正で、文様に乱れはなく、当該ブロガーのお気に入りである。
写真のような無紋の碗も存在している。パーンは櫛歯を使い、胎土表面を掻いて文様としている点は、シーサッチャナラーイを想起させ、文様も似ている。これをもってシーサッチャナラーイの陶工により、開窯されたと説く識者が多い。しかし、この説に確たる証拠はなく、類似性からくる推論に他ならない。もっと論拠をはっきりさせて欲しいものである。
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