少子化に悩む少年野球監督

少子化で部員減少に悩む少年野球チームの監督。その就任からの記録です。

絶好調の影に

2016-11-16 | 打つ
リーグ戦の最終戦。

そこそこ塁は賑わせていたけど、拙い走塁も有って点に成らない。
でも、一番の原因は・・・

1番のススム「ボール?怖いに決まってんじゃないですか
あのねぇ、そんな事は胸を張って言う事じゃないでしょ
そんな事を云うくらいですから、打つ方は、さっぱり
足が速いから、せめて四球を選んでくれたら。って思うけど。

ボールが怖いからストライクでも腰引けちゃうし、
近めに来たら、目を瞑ってんじゃないの?って感じの空振り。

それが、ここ最近、右に左に広角にヒットが出ている。
日曜日もレフト線に2本。
振り遅れているのではなく、しっかり引きつけて身体を開かないでしっかり打ちかえしていた。
先週の試合では、引っ張ってライト線にツーベースヒット。
ヘッドアップしないで軸が出来ている。

さぁ、1番が出たよ。って所で問題の3,4番。
4番のサトは秋口から絶不調。
左手を骨折したので、医者に行ったら右ひじの野球肘が発覚
プレイOKが出た後もサポーターをしていた。
その頃から後ろの肩が下がったスイングに成っちゃった。
肩が下がったままなので、ヘッドが下がった状態でミート、
結果ポップフライばかり

親である監督も認識をしているので、
矯正をしていると思うけど、なかなか結果が出ない

そしてもう一人、ちょっと前まで絶好調だった3番のノリ。
「最近、ヒット打ってないよね。」ってスコアラーに入っているススム母に聞いたら、
「そうですねぇ。」ってパラパラとスコアをめくってくれた。
試合中でちゃんと調べる事が出来なかったけど、3試合ぐらい出てないじゃない。

同じアウトでも絶好調時は野手の正面だったりして、
「良い当たりなのになぁ。」って
本当に良い当たりは野手の正面に行くんですよね
ここ数試合は芯に当たってない。

ベンチの裏で鬼軍曹がノリのお母さんを捕まえて解説してたけど、
理由は単純。
大振りだもん。ヘッドアップしてるし

オールで活躍してたノリ。それは相手の監督も知っていて。
彼が打席に入ると、王シフト並にライトは下がり、センターも右中間に寄る。
オールに行く前は全然打てなかったのにねぇ。
自信って凄いわ

しかし、そんな守備隊形を見れば、そりゃ、力が入っちゃうよね。

「もっと、大きいのが打ちたい。って言ってます。」ってお母さん談
これが曲者。

プロ野球中継をみていると、
好調の選手がボール球にも手を出していき、
だんだん打てなくなる。ってパターン有りますよね。

ジャイアンツの長野選手。
随分、ホームベースより離れてスタンスを取りますが、
好調だと外角のボールでもヒットに出来る。
あんなに離れているのに、良く届くなぁ。って思いますが。

前に読んだ配球の本に、ホームベース寄りに立つ打者は内角が好きで、
離れて立つ打者は外角が好き。
内角が打てないから離れて立つ事で、内角のボールを真ん中から外にしようとしている。
って読んだことがある。
外角が好きなんでしょうね。

で、外の球をヒットしている内に段々と意識が外に広がっていくのか、
明らかなボールにも手を出して、もう外の変化球にクルックル。
「お前には見極めるって事が出来ないのか」って感じで、
不振の坂を転がっていく

今のノリの状態。まだバットに当たるだけ良いのか
打てると思うな思えば凡打。
フルスイングとマン振りは違うのだよ。

って、ドライバーが曲がるのと一緒なんだろうなぁ
コメント (2)
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