リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

ホリエモン?

2016-05-01 08:50:00 | オヤジの日記
堀江貴文氏は、とても面白い人だ。

おそらく、ご自分を「唯一神」だと思っているのかもしれない。

自分を批判する人に対して、徹底的に反論して、自分を正当化することに多大なエネルギーを注いでいる。

これは、子どもの頃から勉強ができる人が、人格がきちんと形成される前に、勉強だけで自分を築いてしまった人の典型である。
要するに、「自分以外みんな馬鹿」というタイプだ。

たとえば、麻生太郎氏や橋下徹氏、石原慎太郎氏、小泉純一郎氏、小沢一郎氏など、抵抗勢力を無理やり作る幼稚な政治家と系列が同じといっていい。

この人たちの特徴は、一応派閥の長にはなるのだが、「自分以外みんな馬鹿」意識が強いので、心の許容範囲が狭い。
だから、小さな派閥を何度も再編しながら、結局はお山の大将で終わることが多い。

さらに、彼らには、臆病ゆえに人と対等の議論ができないという特徴がある。
それは、きっと彼らが言い負かされるのが怖いからだと思う。

見下した相手から痛いところを突かれたとき、橋本氏や石原氏、小沢氏はよく「もっと勉強してきなさい」という捨て台詞を言って議論を封じることが多かった。

ときに、議論の相手を罵ったり詰ったりすることもあった。
その様を「強面で頼りになる」と受け取る有権者やファンがいるから、結局彼らは対等の議論ができないまま「お山の大将」で終わる。

ただ、堀江氏が前述の方々と違うのは、「対等に向かい合ってさえもいない」ところだ。
インターネットで噛み付いているだけだから、空気に噛み付いているようなものである。

しかし、インターネットはもともと一方通行の配信だから、その方式はおそらく「新しいもの」なのだろう。
つまり、それはITを知り尽くした堀江氏らしい議論の仕方と言えるかもしれない。


他では、東国原英夫氏もタイプは似ていると思う。
東国原氏は、橋下氏と同様にタレント色が強い。
ご自分にスポットライトが浴びるような答弁やマスコミへのコメントは、タレントならではのものだ。

つまり、劇場(激情)型。

堀江貴文氏は、このお二人に近い。

この種の人は、絶えず自分が目立つことを念頭において発言しているように見受けられる。
彼らは、おそらく人から好かれたいとは思っていないのではないか。

目立てばいい、とだけ思っている。
己のタレントとしての価値を高めるために。


だから、堀江氏には是非政治家になってもらいたい。

橋下氏が引退した今が、そのチャンスだと私は思う。
空いている椅子があれば座るベッキーだ。

抵抗勢力を無理やり作って、(内容はなくとも)威勢のいい言葉で他人を批判すれば、「正論!」と言って支持してくれる人は、それなりにいるだろう。
また、いつも不機嫌に皮肉っぽい笑顔で人を小馬鹿にする態度は、大物感があって、強面の男に対して、すぐひれ伏す人にも受けるだろう。

インターネットという虚実の世界で、不特定多数に意見を言うのと、政界という同じように虚実の世界で声を張り上げることは、ほぼ同じと言っていい。


そんないい加減な理由で、政治家・堀江貴文氏を私は見てみたい。