夏の定番アーティストと言えば、世間ではTUBEらしいのだが、我が家ではあまり評判が良くない。
その理由は、歌詞や曲名にセンスがない。
曲調、アレンジが工夫に乏しい。
無闇に声を張り上げる歌唱が暑苦しくて、カラッとした空気を感じない。
そして、その音楽性にPOPもROCKも感じないという、TUBEファンが聞いたら、確実に怒るであろう「言いがかり」に近い主観で、彼らの音楽を判断しているのである。
つまり、これは我々の一方的な主観なので、このことに関しては、あまり人に突っ込まれたくない。
好みの音楽ではない、ということで誤魔化すしかない。
2年前の夏、家族で伊豆の貸別荘にバカンスに行くときに、どのアーティストのCDを持っていくかで家族会議を開いた。
当然、サザンだよな。
いや、BUMP OF CHICKENでしょ。
MINMIを持ってく?
じゃあ、杏里も。
ということになって、この4つのアーティストのCDを持っていった。
海の見える貸別荘のテラスで、バーベキューをしながら、それぞれのアーティストの音楽を流した。
サザンオールスターズは、王道である。
極めて安定感のあるサウンドだといっていい。
桑田佳祐氏の書く詞とメロディ、歌声が、暮れていく夕陽に同化して、鳥肌が立つほどの臨場感を醸し出していた。
夜に聴くBUMP OF CHICKENの歌詞とメロディラインも、都会と比べて呆れるほど多い星空の下で、夢想的な空間をプロデュースする大きな役割を果たしていた。
南国の夏を思い起こさせるMINMIの歌声、メロディも気持ちをハイにさせて、夏を感じるには充分なテイストを持っていた。
そして、杏里。
2年前、大学2年だった息子は、杏里の歌は、「キャッツ・アイ」しか知らなかった。
当時中学3年だった娘は「オリビアを聴きながら」だけを知っていた。
持っていったアルバムは「CIRCUIT OF RAINBOW」と「MIND CRUSIN」の2枚だった。
そして、この2つのアルバムが、意外なほど、夏の海に合っていたのだ。
朝聴いても、昼聴いても、夜聴いても、見事なほど夏の海の景色に溶け込んでいた。
たとえ失恋ソングでも、杏里の持つドライな声が、詞の世界を重たいものにせずに、明るい未来の希望を持たせるような気分にさせてくれた。
「これが一番合うんじゃないか」と娘。
「これでいいよ、他はいらないよ」と息子。
結局、2日目から帰る4日目まで、杏里のアルバムがヘビーローテーションで流された。
娘は、アルバム2枚の曲の詞とメロディを全て完璧に覚え、今もこの2枚のアルバムは、娘のお気に入りである。
だから、我が家では、夏と言えば杏里。
我が家では、杏里が、完全に夏歌の定番である。
その理由は、歌詞や曲名にセンスがない。
曲調、アレンジが工夫に乏しい。
無闇に声を張り上げる歌唱が暑苦しくて、カラッとした空気を感じない。
そして、その音楽性にPOPもROCKも感じないという、TUBEファンが聞いたら、確実に怒るであろう「言いがかり」に近い主観で、彼らの音楽を判断しているのである。
つまり、これは我々の一方的な主観なので、このことに関しては、あまり人に突っ込まれたくない。
好みの音楽ではない、ということで誤魔化すしかない。
2年前の夏、家族で伊豆の貸別荘にバカンスに行くときに、どのアーティストのCDを持っていくかで家族会議を開いた。
当然、サザンだよな。
いや、BUMP OF CHICKENでしょ。
MINMIを持ってく?
じゃあ、杏里も。
ということになって、この4つのアーティストのCDを持っていった。
海の見える貸別荘のテラスで、バーベキューをしながら、それぞれのアーティストの音楽を流した。
サザンオールスターズは、王道である。
極めて安定感のあるサウンドだといっていい。
桑田佳祐氏の書く詞とメロディ、歌声が、暮れていく夕陽に同化して、鳥肌が立つほどの臨場感を醸し出していた。
夜に聴くBUMP OF CHICKENの歌詞とメロディラインも、都会と比べて呆れるほど多い星空の下で、夢想的な空間をプロデュースする大きな役割を果たしていた。
南国の夏を思い起こさせるMINMIの歌声、メロディも気持ちをハイにさせて、夏を感じるには充分なテイストを持っていた。
そして、杏里。
2年前、大学2年だった息子は、杏里の歌は、「キャッツ・アイ」しか知らなかった。
当時中学3年だった娘は「オリビアを聴きながら」だけを知っていた。
持っていったアルバムは「CIRCUIT OF RAINBOW」と「MIND CRUSIN」の2枚だった。
そして、この2つのアルバムが、意外なほど、夏の海に合っていたのだ。
朝聴いても、昼聴いても、夜聴いても、見事なほど夏の海の景色に溶け込んでいた。
たとえ失恋ソングでも、杏里の持つドライな声が、詞の世界を重たいものにせずに、明るい未来の希望を持たせるような気分にさせてくれた。
「これが一番合うんじゃないか」と娘。
「これでいいよ、他はいらないよ」と息子。
結局、2日目から帰る4日目まで、杏里のアルバムがヘビーローテーションで流された。
娘は、アルバム2枚の曲の詞とメロディを全て完璧に覚え、今もこの2枚のアルバムは、娘のお気に入りである。
だから、我が家では、夏と言えば杏里。
我が家では、杏里が、完全に夏歌の定番である。