リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

ヘビー・ローテーション

2011-12-30 16:28:37 | オヤジの日記
仕事場では、iTunesで音楽を流している。
もちろん、パソコン経由だ。

iTunesの中には、989曲が入っている。


その中で、今年ヘビー・ローテーションで流した曲。

B'z/ultra soul
BoA/Hurricane Venus
Deep Pueple/Highway Star
Earth Wind&Fire/Let's Groove
Free/Be my friend
G-Dragon/This love
Jimi Hendrix/Boodoo child
宇多田ヒカル/DISTANCE
宇多田ヒカル/Eternally
倖田來未/No Tricks
柴咲コウ/嬉々
斉藤和義/幸福な朝食、退屈な夕食
椎名林檎/闇に降る雨
椎名林檎/依存症
椎名林檎/茜さす帰路照らされど
東京事変/生きる
東京事変/群青日和
浜田省吾/僕と彼女と週末に
2NE1/In the club
2NE1/Go away
Chris Connor/Lullaby Of Birdland


今年の曲は、ほとんどない。

来年も、好きな曲だけを聴く予定。


良いお年を。



消えるか残るか

2011-12-28 08:54:00 | オヤジの日記
今年一番CDが売れたのは、AKB48だという。

そのセールス方法に関しては、異論があるのは当然だとしても、売れたことは間違いがない。
どんな手法を取ったとしても、売れたということは需要があるということだから、彼女たちのアーティスト・パワーは大したものだと思う。

その音楽的なクォリティは別にして、彼女たちが、今年を代表するアイドル・グループだということは疑いがない。

ジャニーズ系も一時の勢いはないような気はするが、それなりに安定していたと思う。

ただ、今年に関して言えば、全体的に見て、爆発的に流行ったという歌は、見当たらない。

AKB48はレコードセールスは驚異的だったが、全体的に流行っていたかと言えば、疑問符がつく。
(マルモリに関しては、次元が低すぎて、歌という観念では捉えられない。あれは、ただの現象だと思う)
限られたファン層だけに受けた結果と見るべきだろう。


そして、猛威を振るったとまでは言わないが、話題になったのが、K-POP。

その人気は、捏造だ、偏向報道だ、などという現実を見ない人も少なからずいるようだが、多くのK-POPグループが日本の音楽シーンに出現したのは、事実である。

大ヒットはなかったが、多くの日本人・人気アーティストと同じくらいのセールスは記録した、と私は判断している。

K-POPに関しては、真正面からその存在を凝視する人は、逆風にもめげない強い人である、と言っていいと思う。
その強い人たちが、ライブに頻繁に足を運び、CDやグッズを買い求めて、K-POP旋風の後押しをした。

そのファンたちの興味や情熱が、どのあたりから来ているのかは、AKB48のファンたちの興味や情熱のありかがどこにあるか、というのと同種の疑問が湧くが、人気があるという現実だけは、否定できない。

音楽としてのK-POP。
その歌、踊りは、ジャニーズさんたちよりマシ、AKB48さんよりもお上手、というレベルのものだが、「なんとなく新しい」「いいかもしれない」というイメージが、彼らの歌、踊り、ルックスを実際の実力以上に評価しているものと思われる。

要するにこれは、過去に色々とブームになってきた現象と同じで、「一時の熱気」なのだ。

反日国家から来た人が歌う歌、ということで反発している人もいるようだが、音楽に「反日」「反韓」を持ち込んで、ムキになるのは野暮というものだ。


K-POPは、ビジネス。
J-POPだって、アメリカン・ショービズだって、ビジネス。


K-POPが流行ったからといって、韓国だけが儲かっているわけではない。
日本の音楽業界も儲かるのだ。
テレビ局だって、批判の矛先を向けられているフジテレビだけでなく、国営放送のNHKや他の民法だって儲かっているはずだ。

商売は、儲かってこそ、商売。

高邁な思想も大事だが、商売は儲けることが大事。

資本主義を持ち出すまでもなく、経済を円滑に回すことができる媒体があれば、そこに求心力が働くのは、原理として当たり前のこと。
K-POPが流行ることで、少しでも世の中の財布が潤うなら、存在意義はあると思う。

反日だ、反韓だ、反米だ、と言って反目しても、お互い戦争を望む度胸はないはずだ。
ただ人種差別的な感情論で反発しているだけだろう。

現実世界には、まだ紛争地域がいたるところにあるが、世界を動かしているのは間違いなく経済である。
ショービジネスというのは、その経済の中でもちっぽけなものだが、潤滑剤になる可能性は持っている。

たくさんのブームが、出現しては消え、そのごくわずかなものが文化として定着する。

K-POPが文化になるには、そのクォリティが低すぎるとも思えるが、それは歴史と大衆が決めることだから、数年の推移を見なければならないだろう。

ブームは無理やり作れるが、文化は無理やりは作れない。

「歴史の承認」という審判が、必要になる。

それは、深淵なプロセスを含むものなのだ。

だから、今ちょっとだけ流行っているからといって、民族主義的差別を持ち出してムキになることはない。

歴史が必要としないものは、消え去る運命にある。
不要なブームが行き着く先は、歴史の闇の中だ。



K-POPブームも、その過程を悠然と見ていればいい、と私などは思っているのだが、いかがでしょうか。





ダメな男

2011-12-23 14:14:37 | オヤジの日記
絢香がカンバックしたようだ。

それに対して、「引退詐欺」などという言いがかりをつけた記事もあったが、私は絢香が引退するという記事を見たことがない。
病気療養する、という記事は見たが。

ネットのごくごく狭い世界の歪んだ思考能力の持ち主は、幸せな結婚をした女性や成功した人を叩く傾向がある。

顔の見えない世界で気勢を揚げても、暗闇にパンチを出しているようなもので、相手に与えるダメージは、ほとんどないと思うのだが、それでもいいのだろうか。

理解に苦しむ。


話が横道にそれた。

絢香のことである。

絢香は、私の中ではバラード歌手の印象が強い。
しかし、私はバラードがあまり好きではない。

だから、絢香の歌を聴くことは稀である。

「I believe」は、3回程度聞いた。
「三日月」は、5回くらい。
「みんな空の下」が1回。

バラードが好きでないためか、心に響いてこなかった。

ただ、アップテンポの「CLAP&LOVE」は、気に入っていて、一時iPodに入れて、ヘビー・ローテーションで聴いていたことがある。

絢香の声の艷やかな部分と正確なリズム感が合わさって、良質なポップ・ミュージックに仕上がっていたと思う。

ただ、絢香をバラード歌手として好きな人には、この種の曲は感情移入がしづらいからか、あまり好評ではないようだ。

特に女性は、バラードがお好きなようだ。

それは、単純に感情移入しやすいからだと思うが、私は、ただ感情移入するために音楽を聴くという感覚が全く理解できない男である。

私の男の友人で、中島みゆきが好きなヤツがいるが、なぜ好きなんだ、と聞くと「感情移入しやすいから」と言うのだ。
そして、「日本人なら、中島みゆきの歌には、誰でも感情移入できるだろ?」とまで彼は言うのである。

つまり、中島みゆきの歌をワンコーラスも聞いたことがない私は、日本人ではないと・・・・・?

最近、自分の日本語能力が極端に落ちているのは認めるが、中島みゆきを基準に、日本人論を語られても困る。


我がヨメは、絢香が好きだ。

そして、絢香の歌を聴くと、「絢香の歌には、癒されるわ」と感激の面持ちで言うのである。

そして、トドメを指すように言うのだ。

「この良さがわからない男は、ダメよね」



ハイ、私はダメな男です。


舌足らず

2011-12-20 10:38:22 | オヤジの日記
今年の日本を一文字で表すと「絆」だという。

被災者の方々の心情を考えると、無神経に「震」や「災」と表す訳には、いかなかったということだろうか。
それは、わからないでもない。

ただ、10年、20年経って、「絆」という字を見て、東日本大震災を思い出すかどうかは、疑問である。

綺麗事で済ませた、という気がしないでもない。


では、今年の歌に関する出来事を一文字で表したら、どうなるだろうか。

私は、「群」「集」「選」を選ぶ。

EXILEや韓流グループなど、大人数のグループの「群」「集」。
そして、AKB48の「選」。

この中で、今年驚異的なセールスを記録したAKB48。
良かれ悪しかれ、今年が彼女たちの年だったことは、疑いがない。

売れた方が勝ちだ、という考えなら、彼女たちは間違いなく今年一番の「勝利者」であると言える。

彼女たちが、なぜ売れたのかに関しては、曲を真剣に聞いたことがないので、わからない。

関心がない。
聞きたい、見たいという意欲が湧かない。


ファンの方には申し訳ないが、街中を歩いていて耳に入ってくるAKB48の歌を聴くと、耳のスイッチをオフにしたくなる。

あの舌足らずで、口先だけで歌っている歌唱方法が嫌だ。
耳に心地よくない。

ジャニーズのアイドルの方たちもそうだが、アイドルの人たちは、口先だけで歌う人が多い。

私は、事務所の関係者には、昔ながらの「アイドルは歌は下手でいい」という固定観念があって、アイドルが成長する(歌がうまくなる)と、ファンが離れていく、と考える人が多いではないかと勝手に推測している。

あるいは、アイドルを好きになる人は、「身近な擬似恋人」を求めているのであって、音楽を求めているのではない、と考えているのではないか、と。

そんな事務所の方針に乗せられたアイドルたちに、罪はない。

商売としてのアイドルを演じているだけだからだ。


ただ、もったいないな、とは思う。

中には、優れた才能を秘めた人もいるのに、本来なら大きな翼を持っている鳥でさえ、小さな籠の中で窮屈に羽を畳むことを強いられるのだ。


もし、彼ら彼女らの中で、例えば将来俳優、女優としての道を選びたいという人がいるなら、口先だけではなく、全身、腹から声を出すことを覚えるべきだ。

ジャーニーズ系のアイドルの演技を見ると、口先だけでセリフを語る人が多いから、声がこもって聞こえて、非常に聞き苦しい。
さらに、口先だけの演技だから、表情も作れず、すべてが一本調子になって、演技の幅が狭くなる。

才能があったとしても、その才能を生かしきれていないように感じる。


AKB48の方々も、これほど有名になったのだから、非凡な才能を持っている人ばかりだと思う。

それなら、あの意味のない舌足らずな喋り方、歌い方は、なるべく早くやめて、「生きた声」を出す努力をしたほうがいいと思う。


立ち姿を見ると、どなたも姿勢が良くて、表現者としての素養はあるように見受けられる。



そこで、私は思うのである。

彼ら彼女らが、歌の上手なアイドル、ダンスの上手なアイドル、演技の際立つアイドルになる可能性を潰しているのは、いったい誰なんだろう、と。


9000万ドル稼いだ歌手

2011-12-17 10:31:48 | オヤジの日記
加賀温泉郷のレディー・カガには、笑った。

本家レディ・ガガは、あれを見たら、どう思うだろうか。

馬鹿にしないで、と怒るほど、野暮ではないと思うが。

という話とは別に、2011年に最も稼いだアーティストは、ガガだという。
9000万ドルという現実味のない金額だ。

さすが、ガガというべきか。

ガガの歌は、CS放送の音楽番組でPVが流れることがよくあるので、それをよく見ている。

初めて見たとき、もうすでにガガは人気ものだったから、その先入観があった。
見る前から、どんな凄い音楽を聴かせてくれるのだろうか、という期待感が強かった。

だからかもしれないが、その楽曲を聴いて、あまりにも普通のメロディラインに拍子抜けした。
曲だけを聴くと、際立ったものが感じられないのだ。

ガガの声も平凡だったし、その声に魂がこもっているとは、感じられなかった。


比較する対象が間違っているかもしれないが、数年前、アヴリル・ラビーンを初めて聴いたときは、その歌声にロックを感じた。
魂を持っているなと思った。
若い躍動感が、曲の隅々を支配している、とも感じた。

それは、私の心を気持ちよく揺さぶった。

しかし、ガガの歌声、曲は、私には妙に冷めているように感じられた。

ファッションなどの表現手法は奇抜だったが、音楽自体は極めて平凡で、冒険を避けているように思えた。

マドンナもデビュー当初は、平凡なセクシー歌手だったが、ガガもその路線で行くのだろうか。

マドンナは、キャリアを重ねるごとに、楽曲に変化を持たせることに成功し、エンターテイナーとしても非凡な才能を発揮することになった。

最初は無機質だったものが、様々な色を持つ「音の魂」のようなものを創造できるアーティストになった。

つまり、究極のプロになったと言っていい。


果たして、ガガが、そこまでの極みに到達することができるのか。

そこまでの才能を秘めた人なのか。

ただのファッションリーダーで終わってしまう人なのか。



見守りたい気持ちはある。