米ワシントン・ポスト紙の電子版が、安倍首相の「侵略の定義は国際的にも定まっていない」という持論に対して、歴史を直視していないと強く批判する社説を掲載したという。
紙は、「日本が韓国や中国を侵略したのは疑いのない事実だと指摘。中韓が内政上の動機から反日感情をあおることがあるとしても、それは『安倍氏が陥った自己破壊的な(歴史の)修正主義を正当化する理由』にはならない」と書いたとも言う。
私は、アンチ自民、アンチ保守、アンチタカ派ではあるが、過去に侵略の限りをつくした帝国主義的国家・アメリカから、そのような批判を受けるとは笑止である、と思わざるを得ない。
昔も今も、世界の紛争の多くは、欧米の帝国主義、侵略主義が火種になったものだとの認識が、私にはある。
彼らが、自分の思うがままにならない国家や人民を、自己中心的な領土拡張欲で蹂躙してきたことにより、世界はいまだに絶えず緊張を強いられている。
それを精算することを力づくで拒否してきた国が、「歴史を直視していない」などとは、笑うしかない。
安倍首相は、ワシントン・ポスト紙が書くように「戦前の帝国主義への郷愁に浸っている」かもしれないが、それは、欧米列強も同じではないのか。
むしろ、力を誇示しすぎる欧米各国の方が、現実的な「核」を持っているという点で、その「郷愁」度は、より強いのではないか。
北朝鮮などは、その欧米の「郷愁」に引きづられて、自らも「核」を持とうとし、ワシントン・ポスト紙が安倍氏を評して言う「自己破壊的な(歴史の)修正主義を正当化する」方向に向かっているように思える。
そんな北朝鮮を誤った方向に導いたのは、おそらく欧米の核保有国だ。
そして、それに関しては、そんな各国指導者の言動や政策を容認してきた各国のマスメディアも同罪だと言える。
他国は批判できても、自国を省みることはしないマスメディア。
人間というのは、そういうものかもしれないが、力にまかせて「世界の警察官」を気取る国のマスメディアが、その国の政府と同じ思考方法で他国の政策を批判するのは、傲慢というよりは「厚顔」過ぎて、興ざめである。
紙は、日本が韓国や中国を侵略したのは疑いのない事実だ、とも指摘しているようだ。
もちろん、日本が韓中を侵略したのは、歴史的な事実だ。
では、同じ思考方法、同じ論理で、自分の国が過去に多くの国々を蹂躙したことも明らかにしてもらいたいものである。
歴史を直視してもらいたいものである。
自分に泥がかからない場所で主張する「正義」ほど薄っぺらい正義はない。
タカ派的な安倍首相の思考方法、話術には辟易している私だが、こんな夜郎自大な言いがかりは、無視してもいいと思う。
紙は、「日本が韓国や中国を侵略したのは疑いのない事実だと指摘。中韓が内政上の動機から反日感情をあおることがあるとしても、それは『安倍氏が陥った自己破壊的な(歴史の)修正主義を正当化する理由』にはならない」と書いたとも言う。
私は、アンチ自民、アンチ保守、アンチタカ派ではあるが、過去に侵略の限りをつくした帝国主義的国家・アメリカから、そのような批判を受けるとは笑止である、と思わざるを得ない。
昔も今も、世界の紛争の多くは、欧米の帝国主義、侵略主義が火種になったものだとの認識が、私にはある。
彼らが、自分の思うがままにならない国家や人民を、自己中心的な領土拡張欲で蹂躙してきたことにより、世界はいまだに絶えず緊張を強いられている。
それを精算することを力づくで拒否してきた国が、「歴史を直視していない」などとは、笑うしかない。
安倍首相は、ワシントン・ポスト紙が書くように「戦前の帝国主義への郷愁に浸っている」かもしれないが、それは、欧米列強も同じではないのか。
むしろ、力を誇示しすぎる欧米各国の方が、現実的な「核」を持っているという点で、その「郷愁」度は、より強いのではないか。
北朝鮮などは、その欧米の「郷愁」に引きづられて、自らも「核」を持とうとし、ワシントン・ポスト紙が安倍氏を評して言う「自己破壊的な(歴史の)修正主義を正当化する」方向に向かっているように思える。
そんな北朝鮮を誤った方向に導いたのは、おそらく欧米の核保有国だ。
そして、それに関しては、そんな各国指導者の言動や政策を容認してきた各国のマスメディアも同罪だと言える。
他国は批判できても、自国を省みることはしないマスメディア。
人間というのは、そういうものかもしれないが、力にまかせて「世界の警察官」を気取る国のマスメディアが、その国の政府と同じ思考方法で他国の政策を批判するのは、傲慢というよりは「厚顔」過ぎて、興ざめである。
紙は、日本が韓国や中国を侵略したのは疑いのない事実だ、とも指摘しているようだ。
もちろん、日本が韓中を侵略したのは、歴史的な事実だ。
では、同じ思考方法、同じ論理で、自分の国が過去に多くの国々を蹂躙したことも明らかにしてもらいたいものである。
歴史を直視してもらいたいものである。
自分に泥がかからない場所で主張する「正義」ほど薄っぺらい正義はない。
タカ派的な安倍首相の思考方法、話術には辟易している私だが、こんな夜郎自大な言いがかりは、無視してもいいと思う。