◎下竿ドリフト&下竿カニ横ワイド
通常の引き釣りや、カニ横泳がせで、流れに対して、オトリを沖に出すことは、誰でも多用すると思う。通常は、ある程度、オトリが沖にでたら、上流に引き上げたり、泳がせたりするのがパターンで、あまり沖に走らせすぎると、オトリが不安定になるため、引き戻すか、自分の立つ位置を変えたりして、オトリの安定や、コントロールを図るが、このような釣りは、もちろん基本として行うが、下竿ワイドスパークの場合は、プラスアルファの範囲を攻めることに意味がある。竿先より沖の流れにオトリを開かせて、対岸のヘチを狙ったり、沖に出たオトリをさらに下らせて、下に落とし込んだりして、立つ位置から、通常は、あまり狙わないエリアを攻める。そういったエリアは、オトリの入りにくい場合もあり、当然、竿抜けのサラ場になるケースもある。立ち込んで狙えば、オトリをもっと安定させられる上竿の角度などで、攻められると思うが、立ち込めないほど深い場合や、流速があるポイントもあるし、簡単に立ち込めるチャラ瀬などの浅いポイントでも、ポイントを荒らさずに広く探った方が良い場合もある。トロ場なども、立ちこんだ場合、自分の正面の魚に警戒を与える可能性は大きい。
<オトリを下らせ、潜らせ挑発!!>
◎下竿ドリフト潜行ダイブ
チャラ瀬やザラ瀬は、オトリを表層の流れに乗せ、ロッドテンションと背バリを利かせて、吊るし上げ気味の操作で、オトリが潜ろうとする泳ぎを演出させながら、下流に流す。
極浅いポイントなどは、この時点で、掛かるケースもまれにある。オトリが、フラフラ白い腹を見せながら下る動きは、野鮎の目線の上や前での挑発行為にあたるのかもしれない。
また、オトリを下らせて、狙ったポイントまで下らせたら、少し送り込んで、オトリを潜らせる。この時、背バリによる、潜行効果で、水深のあるトロ瀬などは、オトリが急降下するが、この直後に、ヒットする事も結構多い。ヒットしない場合は、そこから、通常の引きずり、横泳がせ、さらに、下竿ドリフトで、下流に流すなどを行うが、掛かるポイントが、自分より下流で、ある程度、予測できる時は、意識的に狙った石周りや、流れのヨレなどに、この下竿潜行ダイブで爆弾攻撃する。
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