ワカサギ・ボート釣りの魅力と事情
近年、淡水の釣りもので、唯一、人気急上昇しているジャンルの釣りと言っても過言では、ないのがこの『ワカサギ釣り』で、ワカサギと言うと、小さな魚で、釣りのターゲットとしては、それほど魅力を感じない人も多いと思いますが、実は、この釣りは、手軽さは、もちろんだが、意外と奥深い釣りで、数釣りだけに、運にあまり左右されず、技術の差が確実にでると言え、一度、食いが渋ったら、実は、ベテランでも、本気で熱くなってしまう手ごわい魚なのだ。
ワカサギと言えば、氷上の穴釣りなどが、冬の風物詩的な感はあるが、釣期、フィールドの数、釣果的に言えば、圧倒的にボート釣りの方に軍配が上がる。
この釣りがヒートUPしている背景には、人を寄せ付けない厳寒の山上湖などのフィールドにドーム船(屋形船)の普及が進み、魚の増殖技術の向上によって安定した釣果生まれ、冬の観光レジャーとして、その地域の取り組みが強化されてきて、家族連れや、女性でも手軽に楽しめる様になった事が大きい。また、なんと言っても、食べて美味しいと言った魅力ははずせない。
ワカサギは、山上湖や、沼、河川をせき止めて造ったダム湖などに、生息しているが、関東甲信越から東北地方や、北海道で比較的、盛んに行われている。ワカサギ釣りのシーズンは、気候条件などにより、地域差があるが、産卵期にあたる、春先を禁漁にしている釣り場もあり、おおむね9月~3月と言ったところ。例外に、山中湖などは、5月を過ぎても、可能で、芦ノ湖など様に、8月に、好調シーズンを迎える釣り場もある。
富士五湖の一つの『山中湖』などは、ワカサギ釣り場としても、魚影、設備、水質、都心からのアクセスなどから見ても、人気のある代表する釣り場で、特に、冬のドーム船は、休日は、予約が取れないほどの盛況ぶりであるが手軽なドーム船の釣りも良いが、ポイントや、時間も、その釣り場の規定範囲なら、自由に行えて、なにより、釣果を求めるなら、大人数で、釣るよりは、圧倒的に、魚へのプレッシャーなどを与えないため、数が望める可能性が大きい。満杯のドーム船で30人で釣るよりは、一人、二人で竿を出した方が、さほど、大きな群れが来なくても、安定して、入れ食いを持続しやすいといえる。やはり、釣りは、釣れないより、釣れた方が楽しいのは当然であるのだ!!