(蕗の煮物、煮汁に付けた状態・食べきる前に急いで撮影のため、ピンボケ)
久しぶりのブログです。あっという間に2021年も半分になろうとしております。
先日、職場のFさん(50代男性)が、「知り合いが蕗をくれる」って言っていたので、
「余ったら下さい」と返事したら、・・・くれました。
実はその数日前、同僚の女性陣5人で昼食を食べているときに、
たまたま蕗の話になって、誰も一から調理したことがなかったわけで・・・。
正直、自分も子供の頃、母が調理した蕗の煮物はおいしいと感じたことはなくて、
蕗がおいしいと思えるようになったのは、結婚してからであろう。
それも、例えば料理屋さんで出てくる小鉢とか、付け合わせ的なもので。
家族もおそらく蕗を食べたいと思うようなメンツではないので、
家で調理することはありませんでした。
Fさんから貰う時、「実は調理するの初めてなんだ」と言ったら、
Fさんも「他の人たちも初めてだからネットで調べてたところなんだよ」と。
自分も、なんとなく知識の中では調理法は分かっていたつもりだけれど、
面倒くさいんだろうなぁ・・・という負の想像はしておりました。
仕事から帰宅して、すぐに台所に向かって、いや、その前にパソコンを立ち上げたね。
スマホ持ってないからね。
大まかにネットでレシピを見て、オーソドックスに煮物と、家族向けにサラダを作ってみよう。
下ごしらえは、蕗を鍋に入る大きさに切って、塩で板ずりし、沸騰したお湯で5分くらい茹でる。
冷たい水にとって、すじと皮をむく。
正直なところ、工程は単純で簡単です。
ただ、自分の中では、すじをどの程度取ったらいいのか、ちょっと図りかねた。
とりあえず、茹でて皮をむく時にスーッと簡単にむけるところだけでいいのかしら?
貰った蕗が、直径4センチくらいのもあったもので、太く感じてしまって。
下茹でした物の端っこをちょっと切って味見してみたら、塩味で、青い味がして悪くなかった。
すじも大丈夫そうだったので、味付けへ参ろう。
煮物・・・我が家には薄口しょうゆも白だしもなかったね。
ですので、お酒とみりんと砂糖とお醤油と粉末のだしの素。
これを煮立てて、下ごしらえした蕗を食べやすい長さに切ったものを入れて、
数分煮てから冷まして味をしみこませていきました。
出来上がったものは、少々色が濃い煮物でしたが、味は良かった(と思う)。
サラダ・・・若者向けにマヨネーズとお醤油少々胡椒少々、ツナ缶。
ここに、斜め薄切りにした下ごしらえした蕗を入れて和える。
サラダは味がなじんでからの方がおいしいですが、水分が出てくるので、そこが反省点かしら。
翌日、Fさんに会って蕗のお礼を言ったら、どうやらFさんがほかの男性陣に分けてあげた人のうち、
ネットのレシピを見ただけで断念して捨ててしまった人もいたようで。
自分も「面倒くさいんじゃないか」と思っていたので、無理もないけれど、
やってみたら、そうでもありませんでした。
まぁ、我が家の男性陣も、まず蕗を調理することはないでしょうね。
夫も20代の息子も、簡単な麺類や卵料理くらいはやりますけれども。
ちなみに、夫は今回の蕗料理、「俺は野草的なのは得意じゃないから」と箸も付けなかったさ。
息子はサラダはまぁまぁ箸が進んでいたようです。
娘Bは「草の味がする」と一口程度でしたが、まぁ、昔の自分もこんなだったかもしれません。
同僚たちとの会話でも、「家族は食べないだろうなぁ」という感じだったし。
今度蕗を貰ったら、次はきゃらぶきを作ってみよう。
よくよく考えたら、お弁当の添え物に、自分はたまにきゃらぶきを買っているのでした。
蕗というと緑っぽいから、黒っぽいきゃらぶきとあまり結びつかなかったけれど、
実は、ワタクシ結構食べていたのでした。