少し前の11月の秋晴れの平日、
気持ちが良さそうだったので、夫と山梨県大月市の「猿橋」へ行ってきました。
なぜ「猿橋」へ行くことになったかというと・・・、
夫が数か月前に、お友達と四国へ旅行に行って、
「祖谷のかずら橋」に寄ってきたことで、「私も学生時代に行ったよ」と言ったら、
「じゃあ、日本三奇橋って知ってるか?」と聞かれ、「知らん」と答えたら、
「実は意外と遠くないところにあるんだよ」って。
それが、猿橋・・・JR中央本線の駅という認識しかなくて、
本当に橋があるとは知りませんでした。すみません。
とにかく、「1度行ってみたいね~」ということから、
自分の仕事の平日に休みを取れたことと、秋晴れが重なったので、夫婦お互いに行く気になって、
紅葉には早かったけれども、逆に人がわんさかいない方がゆっくり見て回れるということで。
神奈川県の我が家からはドライブでもいいのですが、
夫は運転しないし、自分は鉄道好きなので、迷わず鉄路で猿橋へ!
猿橋駅へはJRの八王子駅から40分くらいかなぁ、そんなに遠くないのです。
途中、藤野駅の近くから「緑のラブレター」というオブジェを見るのもお約束。
さて猿橋・・・駅から徒歩15分位らしいけれど、猿橋目当ての観光客の姿はほとんどなく、
これといった案内板もなく、「三奇橋ってこんなにマイナーなのか?」と。
自分だってちょっと前までは知らなかったことを棚に上げてますけれど。
それでも、国道沿い(甲州街道)を歩いていると、1組だけ観光スタイルの方たちがいて、
それに、自分は地形の感じから川の方向も分かるので(対して夫は方向音痴)、
無事に猿橋付近に到着。周りは公園になっていてのんびり散策もできそうです。
そして、予約すれば川下りのボートとかあるみたい。
公園から川の方へ下っていくと
「猿橋」出現。
全長約30mで、幅は3m。
左右から木の層を張り出すことで橋脚を使わずに橋を架けているのが珍しいのね。
写真が下手で分かりにくいのですけれど。
かなり古くからある橋みたいなんだが、さすがに現在の橋は復元された物だそうです。
それにしても、平日とはいえ、観光客は少ない。自分的には良かったな。
せかせかせずに、マイペースで見られて。
橋の様子も感心はするけれど、川の両岸の地層の感じとか、ゆっくり見たい気もしました。
しかし、夫も自分も、お腹がすいてきた!
駅から歩いてきた様子だと、食堂は見当たらなかったけれど・・・、
とは言え、そこはさすがに観光地、猿橋付近に、食べるところありました!
すぐに入りまして(さすがに車で来る観光客がいて、昼時は混むかも?この時はすぐに座れました)、
お蕎麦に天ぷらがついたものを注文しまして。
お料理が来る間に、併設のお土産物さんで、地元の「桑の実ジャム」を購入しましたよ。
入店してから気付いたのですが、こちらのお店、この11月にオープンしたばかりらしいです。
以前も営業していた所に、数年ぶりにリニューアルしたのかな?
私はお蕎麦の味に詳しくないけれど、そば粉の割合が多い感じでおいしく頂きました。
天ぷらの量も多くて、大満足の昼食となりました。
我々夫婦は、出掛ける前にあまり事前リサーチしない性質なので、
加えて、スマホでも必要以上に調べないので、
現地で、考えていたよりもおいしいものに出会えると、とても嬉しいのです。
さて、お店を出て周辺をそぞろ歩き、猿橋を上からも眺めてみました。
新猿橋から撮影
⇩
なんだか写真が下手で、猿橋の下方の向こう側にも橋みたいなのが見えるんだけれど、
あれ、何だったかなぁ? 水路の橋かな?
猿橋から JR の駅に戻る時に、夫が「川の方まで下りてから行こう」というもので、
なんだか岩とか、草とかがもじゃもじゃしたところを歩いて行って、
気付いたら、「わ~っ」・・・服に、無数の草の尖った種みたいなやつが
自分が来ていた服と相性が良かったみたいで、夫には付かなかったのに、自分だけ。
背面は自分で取れないので、夫に取ってもらって、それでも10分位かかった。恐怖
取ってから、「写真に撮っておけばよかった」と大笑いでした。
あとで調べたら「コセンダングサ」っていうのらしい。
昔からあるやつだけれど、名前を知らなかったし。久しぶりに被害にあったわ。
そんなこんなで、ちょっと楽しい、おとな遠足でした。
ちなみに、「桑の実ジャム」、とてもおいしかった。朝食にパンに塗って味わってます。