ゴールデンウィーク、どこへ行ったって混んでいるのは分かってはいるけれど、
せっかくの連休なので、相方(夫)を誘ってみた。
「沼津の港の方へ海産物を食べに行かない?」
相方は、「どうせならもうちょっと行楽地的なところは?」と、三島スカイウォークを提案してきた。
三島スカイウォークとは、静岡県三島市にある、日本最長の吊橋のことである。
三島駅からバスで箱根に向かう途中の比較的新しい行楽地。
小田急線の吊り広告で見かけてちょっと興味はあったけれど・・・。
車でも行けるところだが、GWの渋滞は勘弁願いたく、
電車とバスでいそいそと出掛けることにしました。
天気はとても良さそうで、富士山もきっときれいだろうな。
三島までは小田急線とJR東海道本線で、乗り継ぎの時間も含めて2時間くらいかかって、
相方は「帰りは新幹線を使わねば・・・」なんて贅沢なことをぬかしておった。
自分は、東海道本線の根府川辺りの車窓がとても好きなので、これも楽しみなわけだが。
三島駅では、スカイウォークに行くバスが増発便で出ており、良いタイミングで乗れた。
「みしまるきっぷ」という東海バスのフリー切符がお得です。
予想通り、多少の渋滞はあったが、スカイウォークに到着。三島駅から、35分くらいかかったかな?
入場料1000円で、吊橋を往復できるのだが・・・。かなり混んでいる感じ。
まぁその前に、富士山をバックに記念撮影だ
観光地によくある、写真を撮ってもらって気に入ったらお金を払う・・・というのをやっていて、
相方の方がむしろ乗り気でカメラマンに撮ってもらった。
1200円で写真を購入。相方は、「行楽地にはお金を落とすべき」と言っている。
自分もその考えには賛同はするが、最近は自分の写真写りの悪さに辟易しているので、
写真に関しては前向きではない。果たして今回の写真も、
いかにも中年のおばさんとして写っていて、落ち込んだ。
さて、吊橋だ
駅の(都会のターミナル駅)エスカレーターのように、左側に1列になって橋を渡りだした。
ものの10mも行かないうちに、相方・・・、
「この揺れは俺の三半規管にはまずい。戻るわ・・・。」とさっさと引き返した。
そう、相方は飛行機の揺れは大丈夫なのだが、
横浜マリンタワーでもそうだったのだが、めまいに似た揺れにはめっぽう弱いらしい。
相方には悪いが、自分はせっかくの吊橋体験、ゆっくり楽しんできますぜ~。
・・・と渡ったものの、なんせ人が多いもので、ゆっくり楽しむことはできず、
行列に従って、もくもくと橋を行進するしかなかった。
そして、意外と揺れるのだ。怖いという感覚はないけれど、歩きにくいくらいには揺れる。
風も強い。スカートをはいてきたので、スカートを押さえながらの歩行だ。
全長400mらしいのだが、あまり楽しいということもなく渡り終えた。
橋の先には露店とか展望所とかあったけれど、
そこから撮影した「K」というオブジェの間から見える富士山。
せっかく娘Bが貸してくれた1眼レフカメラで撮影したけれど、富士山、薄いな~。
相方を残してきているのでその辺をささーっと見て、吊橋の復路をさっさと渡って、吊橋体験終了
吊橋はそれほど楽しいものではなかったけれど、
景色は結構良かった。駿河湾?や伊豆半島、天気は良かったけれど、ちょっとけぶった感じの景色だった。
吊橋は渡らなくても、相方は結構お土産物を見て楽しんでいたようだ。
いつもは買い物を面倒くさがる相方だが、娘たちが好きそうなお菓子を選んでいた。
昼ご飯の時間にはなっていたが、混んでいたので、
相方の提案で三島駅に近い方まで行って、鰻を食べようということになった。
帰途のバスも渋滞の影響か時間通りには来ず、
満員乗車で三島駅に向かうが、自分は混んだ車内で立ったまま居眠りしたようだ。
揺れるバスで満員で立ったまま・・・すごいのか、自分。しかし自慢にもならぬ。
駅に着く前に、「三嶋大社」で途中下車して参拝してきた。
ふと気づいた・・・自分、今年の初詣だったよ。
ここから歩いて駅に向かうまでいくつか鰻屋さんを見かけたが、どこも並んでいて、
結局お腹がすいたことを優先して、イタリアンのお店へ。
公園のすぐそばのお店で、公園のからくり人形みたいなものを見ながらの食事。
優しいお味で、素敵なお店でラッキーだった。
三島で他に巡ってみたいところもあったのだが、思ったより帰るのにも時間がかかりそうで、
ちょっと早めに帰途につくことにした。
・・・自分が目を離したすきに、相方、三島から小田原の新幹線のチケットを買っていた。
二人分で、4800円だ。高い・・・。もったいない・・・。在来線なら3分の1以下だし。
ふと見ると、ホワイトボードに、「新幹線運転見合わせ」の情報がある。
相方に、「これ、見たの?」と聞いたら、「見てない」と言う。
「すぐに動くよ」とすぐに改札に入ってしまった相方。
「おいおい、ちょっとお待ちなされ」という自分の言葉もむなしく、
新幹線の改札へも突き進む相方。何故、そんなに自信満々なのであろうか
「在来線の方が早いと思うのにさ~」と言いながら、相方の信念的なものを損なわせないよう、
とりあえず、新幹線のホームに上がってみた。
そこには、案の定、乗車待ちの客の長蛇の列さ。
さすがに、「並んで待つのは疲れるから、ベンチで座ってるわ~。」とちょっと毒吐き気味に言ってみた。
・・・そしてそこから、約45分・・・新幹線ホームで待ちましたわ。
しかし、自分は鉄道好きであるので、新幹線を見るのも好き。
動き出した新幹線が三島駅を何本も通過するのを見るのはそれなりにいい時間だった。
相方は、「今日はスカイウォークを提案したことも新幹線を選んだことも裏目に出てばかり」とへこんでいたが。
高いお金出して、遅くなって、おまけに混雑したデッキに立たされて小田原に着いた。
相方はちょっとがっかりした1日だったみたいだったが、
自分は楽しいような妙なGWの1日だった。