モアイのためいき

日々のこと・ハンドメイド・若い頃の旅など

谷根千そぞろ歩き・谷中界隈

2011-04-29 10:25:47 | 旅行

* 谷根千・その③ *

午後の日差しの中、ゆるゆると谷中方面「三崎(さんさき)坂」を歩きますと、

雰囲気のあるお煎餅屋さんがありまして、

確か、ガイドブックで見かけた、森鴎外も通ったというお店かな。

カメラを構える人もいらっしゃいました。

ここで、袋入りの「こわれせん」を購入。

ちなみに帰宅してから味わいましたが、素朴な味です。

それから和紙のお店に入りました。

三崎坂に同じ系列で2軒あるのかな。知らずに2軒とも入りましたが。

木版画で刷られる和紙の、木版が飾ってあったり、

竹下夢二意匠の千代紙があったり、

見ているだけでも楽しいのですが、

やっぱり何か欲しくなって、商品を選んでおりますと、

どうやら、先ほどまでTVの撮影隊が来ていた様子で、

そのスタッフが買い物のために戻ってきたみたいです。

スタッフはあっという間に一万円位分の商品を選んで購入。

お店の方とも会話が弾んでいる様子です。

撮影用なのかプライベート用なのか分かりませんが、

豪快な買い方に、自分がのろのろと選んでいる姿が対比されるようで、

結局、何も買わずにお店を後にしました。別に自分を卑下することもないのですが

坂の途中にはおしゃれな雑貨屋さんも点在していて、

少し覗いては坂の上を目指して歩きました。

また、この辺りはお寺も多いようですね。

坂を上れば、広い谷中霊園です。

時期的にソメイヨシノがきれいな時期なので、

ぐるっとまわって霊園の桜並木を通ろうと思ったら、

有名なパティシエのお店がありまして・・・。

入ってみたかったけれど、ホテルのドアマンのような方がいて、

敷居が高かったので、横目で見るだけでスルーしました

谷中霊園は江戸十五代将軍・徳川慶喜のお墓があるところです。

でも、広くて、歩いて探すには、もうお疲れモードに入っており、

ただ、霊園を通り抜けて行きました。

街歩きをするにあたって、この日は靴のことは深く考えておらず、

先日、見かけ優先で買った春らしいかわいいめの靴を履いて来たので、

足と腰が疲れてきたよ~。あぁ40代・・・無理は禁物。

さてさて、街にある看板マップを見ながら、

次は谷中銀座を目指しました。たまに TVにも出てきますね。

ここの「夕やけだんだん」という階段の上から千駄木方向(西?)を見下ろすと、

高低差がとっても実感できます。

谷中銀座のお店はおいしいお惣菜が有名らしいのですが、

ここで買って帰るには家まで、ちと、遠いかな。

そんなわけで、冒頭の写真の「焼きかりんとう」を買ってみました。

これなら軽いし、ちょっと変り種かなと思って。

この谷中銀座へ来て、観光(街歩き?)らしき女性グループに、

数多く遭遇しました。

自分のように一人でそぞろ歩く人もあまり見かけず(根津神社には少しいたかな)、

グループ陣も見当たらなかったけれど、

さすが、谷中銀座、女性はお店が好きなのです

谷中銀座を通り、坂を下れば、もうすぐ千代田線の千駄木駅です。

あっという間に夕方に近い時間になっておりました。

この日、1日歩いたのは2万歩近かったです。 ~つづく・・・かな

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谷根千そぞろ歩き・坂道

2011-04-18 23:52:25 | 旅行

*谷根千・その②*

4月の気持ちのよい平日、

東京の下町、谷根千(谷中・根津・千駄木)へと散歩に出かけました。

千代田線根津駅から歩き始めて、根津神社へ。

神社を出ると「S字坂」の看板があり、そこを上ることにしました。

タモリさんが坂道好きというのはTVでもよくおっしゃられていますが、

自分には残念ながらその奥深さはよくわからず、

上り坂は単純に疲れるなぁ・・・と思います。

しかし、「S字坂」とはしゃれたネーミング。

左側は東京大学なのかな、と見ているうちに、あっという間に坂は終わり。

どちらの方向に行くかは、なんとなく頭に入れてきた地図を思い浮かべ、

不審者と思われないように、さっさか歩く。

「日本医科大学付属病院・高度救命救急センター」の看板が見えました。

医療もののTV番組で聞いたことがある・・・結構街なかにあるのだなぁ・・・と、

救急車が通りやすそうには思えない立地の気がしました。余計なお世話か

上った坂をあっという間に下り、

街の案内地図に「千駄木商店街」と書いてある通りを歩きました。

商店街というか不忍通り沿いです。

前半のんびりしすぎたので、早くもお腹がすいてきました。

こういう街歩きでは、ご飯を食べる場所も限られてきます。

ファストフード系のお店なら一人でも入れますが、

ガイドブックに載りそうなお店だと一人では入りづらいような・・・。

ということで、通りにあるファストフード店で軽く昼食をとり、

 千駄木駅に近い「団子坂」を歩きました。

なぜ団子坂なのかはわかりませんが、とりあえず上りまして、

本当は近くに森鴎外など文豪に縁のある場所もあるようですが、

地図もなく、探し歩くほど興味があるわけでもないので、

迷う前に千駄木駅方面へと戻ることにしました。

やっぱり、地図があるほうがよかったのかなぁ。

でも、地図に頼ってばかりの点と点の移動というのは趣旨に反するかな。

坂を下る途中に「須藤公園」という緑に覆われたところを通り抜け・・・、

どうやらこの公園は江戸時代のお屋敷の跡地らしいです(看板による)。

ブラタモリならここから江戸の名残を教えてくれるのでしょうね。

自分には緑豊かな公園としか分かりませぬ。修行不足。

千駄木から、今度は台東区谷中方面へ向かうことにしました。

「団子坂」から反対側に「三崎(さんさき)坂」が上り坂になっています。

通りに建つお散歩マップ的な看板がちょうどあったので、

それを頭に叩き込んで、三崎坂をゆるゆると歩いてゆきました。

なんだか、面白そうなお店があるみたいです。 ~つづく~

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谷根千そぞろ歩き・根津神社

2011-04-17 12:03:02 | 旅行

3ヶ月ほど前に、「今、あなたがしたいことは何ですか?」と問われ、

何気なく、「街歩きです。」と言ってはみたものの、

仕事が休みの日にはたまった家事を片付けたり、

お子達の行事などで落ち着かなかったり、

天候に阻まれたり・・・と、結局腰が重かったわけですが、

先日、家事もそこそこに、街歩きに出かけました。

行き先は、前々から興味のあった「谷根千(やねせん)」。

東京都文京区、台東区のあたり、「谷中・根津・千駄木」の通称でございます。

神奈川県の我が家からだと、

都心へ出て、千代田線に乗り換えて、まずは根津駅で下車。ここまで約1時間。

谷根千を歩くにあたり、一応地図は手に入れておいたのですが、

現地で地図を出すというのもなんとなく気が引けるもので、

あえて地図は家に置いてきて、現地でのカンに頼って歩くことにしました。

そんなわけで、根津駅でまず目にしたものは「根津神社・つつじまつり」。

まずは、ここに行ってみましょう。

ご親切なことに「つつじまつり」の看板が道に分かりやすく掲げられています。

その途中で・・・「文京区伝統工芸展」なる看板があり、興味をひかれて中へ・・・。

即売会を兼ねた展示でしたが、見ている人がいなくて、

ゆっくり見ることができるのは良いけれど、ちょっと寂しい。

展示されているものは様々で、詳しくは  へ。

自分は工芸品など好きなので、立ち寄ることができて良かったです。

知人にハガキを出したいと思っていたので、そこで手刷りの絵葉書を買いました。

見ているうちに、いつの間にか年配の女性達がわさわさと訪れ、

なんとなく人寄せパンダ的になって気分を良くしてそこを後にしました。

さて、根津神社。

自分は神社仏閣・歴史には疎いのですが、

こちらの神社は徳川5代将軍綱吉に関係があるようですね。

ちょうど本殿から雅楽の生演奏が聞こえ、

建物は荘厳で、桜も咲き、参拝者の数はそれほど多くなくて、

雰囲気がすごく良かったのであります。

またこの日は、暖かな日差しも降りそそいでおりました。

一角にある鳥居は人も少ないので心置きなく、くぐれましたよ~。

そして、目的のつつじまつり・・・つつじどこ

・・・そうです、まだ季節早く、つつじはほとんど咲いていなかったのです。

つつじの園に入るには200円払うのですが、

入り口で女性に「まだ時期じゃないわね。」と話しかけられ、

一瞬、入場をためらいましたが、

ここへ来ること自体がもうあるかないかなので、予定通り入場しました。

入るときに、巫女さんらしき方が、「咲いている時期にまたこの券で入れますよ」と

言ってくださったので、その点では親切ですね。

誰もいないつつじまつり。それはそれで乙なものでした。

のんびりのんびり坂をあがり、ちょびっと咲いているつつじを眺め、

つぼみが凝縮されたようなつつじも、いとおかし。

ちょっと早めに咲き誇るつつじもあり(冒頭写真)。

坂の上からの眺めはこんな感じで、

だ~れもいません。贅沢すぎる・・・咲いてなくたって、よいのです。

多分、花の最盛期には、人混みに揉まれてしまうのではないかしら。

それはそれでつつじの美しさを愛でればいいのですが。

ふと、・・・先ほど入り口で会った女性が、坂の向こうに見えました。

自分の後に入場したのでしょう・・・咲いていない様子に後悔していないかしら

あまりにものんびりしすぎて、時計を見るともう正午を過ぎていた。

このペースで谷根千、歩けるのかな?   ~つづく~

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放射線の怖さとは・・・。

2011-04-12 06:30:30 | 音楽・本

新学期が始まって約一週間がたち、日常が戻ってきました。

中三になった末っ子息子は朝読書の時間に、

先日買った「虐殺の世界史」を持って行くらしい。

いつまでたっても幼い・・・末っ子息子。

さて、この本が怖いとほざく息子に、

「本当に恐ろしいのはこういう本だよ」・・・と薦めてみたのが、

冒頭の本です。

原発の放射能漏れが気になった昨今ですが、

以前、核燃料を作っている工場で放射性物質の臨界事故があった件、

その時に被曝された方の治療記録です。

最初に読んだのはこの本が出てすぐのことなので、10年位も前になりますが、

ときどき、手に取っています。

NHKで放送された番組をまとめたものですが、

被曝した体にどういうことが起きるのか、

・・・破壊された染色体の写真を見て、

目に見えない放射線の恐ろしさをまざまざと見せ付けられました。

それ以来、人間の力でコントロールできなくなるような

原子力発電所には疑問を持っておりました。

だからといって、

今回の原発の件について、怒っているわけではありません。

むしろ、この本を読んでいたからこそ、

報道の仕方が人々を混乱させたのではないかと、

冷静にニュースを見ることができたように思います。

今回被曝された方が、何事もないよう、願っています。

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雑草がすごい。

2011-04-11 09:12:32 | 素人のベランダ

先週はかなり暖かくなってきて、一気に桜が開きました。

土曜日にちょっと散歩を兼ねて花見でも・・・との思惑は、

天気予報の雨マークに阻まれてしまいました。

翌、日曜日は、所用により花見には行けず・・・

ふと、我が家のベランダ庭を見ると・・・大変なことになっておりました

雑草がすごい

冒頭の写真、右半分は2年前に芝生を敷いたけれど、

半年で枯れてしまった部分(多分日当たり不良のため)。

左は・・・どうも、マンションの上階の外壁に当たる雨がこのあたりに落ちるためか、

どうしても土がえぐられてしまうようなのです。

右半分は栄養のある土で、左はえぐられて貧相な土。

雑草は正直です。

それでも、こうして生えてくれるだけでもなんとなく嬉しきこと・・・。

というのも、我が家のベランダ庭、とっても日当たりが悪くて、

今まで草花を植えたりしてみましたが、育ちが悪くて、

枯れるのも早いし、花のつきも悪い。

今年こそ、日陰に強いのを植えてみようと思っておりますが。

雑草は気が向いたら抜きますが、

こんなに大量に生えてきたのは昨年からのことです。

入居6年くらいは雑草も、ちらほらくらいでした。

昨年から湧き立つように生えてきたのが面白くて、

こうして、たまに観察しております。

この花は何だっけど忘れしました。

もう少ししたら、ナガミヒナゲシ(これも雑草)も咲くかな。

マンションの前の道を歩く人は、

雑草に驚いているだろうな。

・・・ちなみにお隣のベランダ庭には

プランターにチューリップなど、春の花が咲き誇っております。

ギャップがすごい。  ハハハ

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読書嫌いの息子は。

2011-04-03 12:34:36 | 音楽・本

4月に入って暖かくなったかと思ったら、

今日は朝から冷え込んでおります。

春休み、

娘B(新・高2)は約1週間、ダンスの大会を兼ねて渡米しております。

日本が大変な時に行けるのかなぁ・・・と思いましたが、・・・旅立ちました。

大学の入学式が延期になった娘Aは、気ままに過ごし、

新・中3の末っ子息子は、

部活動から、きれいな言い方をすれば身を引き、

率直に言うと、さぼりつづけてフェイドアウト状態で、

本当に文字通りゴロゴロしております。

現在、自分の中で心の片隅にいつも引っかかっているのが、この自堕落息子です。

あんまりにもゴロゴロしているもので、

先日、「おいしい物を食べに行かないか?」と誘ったところ、

一応着いてきまして、中華のバイキングで腹を満たしておりました。

お店で「中学生ですか?」と聞かれた息子・・・そう、息子はかなり幼いのです

食べ物に釣られて出てくるあたり、見かけだけではなく精神的にも幼い。

その後、少しは本でも読んでくれないかと本屋に立ち寄り、

一緒に行った本好きの娘Aに誘われて、

読みやすそうな雑学系の本を選んでおりましたが・・・。

それが冒頭の1冊。

成績も芳しくない息子は、唯一、社会科だけは人並みで、

これなら食いつくのではないかと、娘Aが勧めてみたらしい。

だからと言って、もう少し身になりそうな本はないのかと思いましたが、

自分でも多少読んでみたい気もして・・・、

いえ、自分は決して残酷な部類には入らないとは思いますが・・・。

読んでみると、あっという間に読み終わり・・・というか、

熟読ではなく、流し読みしてしまったのですが、

背景を掘り下げて読んでみたいエピソードがあったりしました。

後半はあまり虐殺と関係のない章ですので、

思ったよりは「ド~ン」とは来ません。

自堕落息子は、恐ろしい部分は少しづつ読むのだとうそぶいております。

これが恐ろしいのだとすれば、アマちゃんだなぁ。

読むのが面倒くさいのだろうね、多分

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