モアイのためいき

日々のこと・ハンドメイド・若い頃の旅など

実家にて・・・

2018-06-24 17:52:26 | 日記

実家は車で30分くらいの所ですが、しょっちゅうは行っていません。

本当はもっと頻繁に行けば良いのでしょうけれど、

自分て本当にぐうたらだな・・・と、反省する・・・で終わる。

さいわい、両親80歳前後で達者と言えば達者で、末の妹も同居しているもので、

そんなことから、ご無沙汰しがちになるのかもしれない。

さて、父は元気とはいえ、ガンと共存している。

ガンが分かった時、進行が遅いタイプと分かったので、むしろ、

ガンで良かったと本人が安堵した。

父は、例えば動けなくなって、周りの世話になり続けることをとても嫌がる性格なので。

年齢的に、本来の寿命が先か病死(ガン)が先か、・・・という父の論理。

何年か前から、両親にはエンディングノートを書くことを勧めてきた。

それにはまず自分から書いてみようと思って買ったのだけれど、

・・・まだ書いていない。ぐうたらな性格がここにも

母は昔ながらの気質で、「縁起でもない」などと言って、真剣には取り合わないのだが、

先日、実家に行ったら、父は「エンディングノート書き始めたよ。」と見せてきた。

書いた内容ははじっくり見なかったが、

ついでに父が、「これを棺桶に入れてくれ。」と見せてくれたものは、

父が小学校5年生の時に同級生が描いてくれた、父の似顔絵のスケッチだった。

これが、ものすごく素晴らしい出来映えなのだ。

小学生が描いたとは思えない描写で、ノートの1ページに鉛筆で描いたものが、

70年たってこんなに人を感動させるとは。

ちなみにその同級生の方は、後に九大に進み、医師になったそうですが、

頭がいい人はスケッチもすごい・・・と二重に感激した。

そして、その似顔絵が、真ん中の妹(自分は3姉妹)の子ども時代とそっくりなのだ。

真ん中の妹は父に似ていると言われたことはないのに、である。

もう、三重に驚いた。

父が他に見せてくれた、今で言うサイン帳(卒業の時に書いてもらうような)も感動した。

中学卒業時に先生方が書いてくださったものである。

みな、筆書きで、達筆、言葉の深みもあって、

文字を見るだけで涙が出そうだった。

こうしたものは、色々と父が片付けをしはじめたことで、自分の目にも触れることになり、

時代を越えて感動をもらえた。

感動に浸っていたその時に、「家庭菜園で採れたけど、持ってくか?」とくれたのが、冒頭のだいこん。

形は微妙だが、家庭菜園できる元気に感謝。


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