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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

痛み止めを飲みながら

2009-09-23 01:12:39 | Weblog
身体に蓄積した疲れが取れなくなった。
節々は痛むし、筋肉も痛む。
この前は、早番の通勤電車内で気分が悪くなった。
もともと低血圧なので朝は弱いのだが、
気力で持たせるのが無理なのかな?

調子が悪いのか、欠勤者が出ている。
そういえば、彼女に一度、退社をとめたよなあ。
また電話してみようか・・・。
これって、管理者がするべきことだと思うが、いつも後手後手になっている。
同じスタッフに2度目は止めないようにしているのだが・・・。

今、辞められると私もキビシイ。

勤務先は、他の施設ではゼッタイ引き受けないような利用者でも断らない。
これまでそうだった。
そのおかげで、どれだけスタッフにストレスがかかっているか。
若手が多いにもかかわらず、みんなよくケアしていると思う。

え?どんな利用者だって?

BPSD(認知症の周辺症状)が強く出る人。
つまり、暴力行為、暴言、自分を抑制できない。
共同生活にそぐわない利用者。

寝たきり、胃ろう、とかは別に拒む理由ではない。
要介護5、と、要介護3、では
どちらがスタッフが大変かと言うと、
要介護3!歩ける、または自走できる人だ。
認知症があって要介護3であれば、認知症がかなり重症。
その上、自己主張が出来るから問題がおきやすい。

施設から言えば、介護給付が多く入る要介護5の利用者を歓迎したい。

要介護3の事例。
記憶が1分ともたない利用者がいる。
「電話してください。」
電話をしたとしても、振り向いた途端に!
「電話してください。」
本人が疲れるまで続く。
付き合う(怒らせないように)スタッフは、仕事にならないどころか、たまったものではない。

要介護1でも、盗られ妄想に振り回される。
「相談したい。」と呼ばれると、1時間。
解決できない「物盗られ」をどうすればよいのだ。
実際は、何も盗られていないのだから。
説明したって信頼関係がなくなるだけなので、気が済むまで聴く。
傾聴である。
このタイプが何人も出現すると、胃も頭も痛くなる。

でも、こういう困らせられる方たちが、
私が「体調が悪いの。」というと、
「大事にしてよ、倒れちゃイヤだよ。」と、いってくれる。

その優しさで救われる。