歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

駅前の樹木は鳥のホテル?

2010-06-23 23:46:21 | Weblog
鳥も好みがあるのか?(笑い)どこの駅前でもというわけではありませんが、
このところ週に2回は降りる駅前の木々に日暮れる前になると、すごい羽音が!
鳴き声と羽音で気がつく!
いったい何百羽、いや、千羽以上はいるなあ・・・。

ムクドリです。
ムクドリは渡り鳥なのでしょう。
くちばしが黄色がかって体はこげ茶と灰色のような、ヒヨドリくらいの大きさの鳥。

集団で飛び回るのを見ると、
ヒチコックの「鳥」を思い出す。
ビデオでもTVでも観ましたが、コワイ・・・。

アンサンブルの練習の合間に、動物の話になる。
猫を飼う人と、犬を飼う人と、両方飼う人といるので。
地域に自然も多くて、私も先日法務局の植え込みで「ハクビシン」に出会う。
午前中であるいているんだ!
ハクビシンて、夜行性じゃなかったっけ?
深夜帰るときは、イタチらしき姿が道路を横切っていった。

以前の勤務先では、狸が交通事故にあったなあ。
そういえば、カラスの雛にご入居者が餌付けをしたこともあった。
他の人から苦情が出て、どこかへやったみたいだったけど・・・。

今年はツバメを見ていない。

ねぐらにされてる樹は、さぞや重かろう・・・。
でも、ムクドリも寝場所を考えていますね!
これがうちの方の街路樹だったら「ウルサイ!」って問題視する人たちが必ず出る。
あれだけ集まると、ねえ。

ただ通り過ぎるだけの駅前じゃあ、誰も文句言わないもの。
落ちてくるものに気をつけなきゃアいけないけれど(笑い)。

アジサイを観に

2010-06-22 23:00:04 | Weblog
友人2人と出かけてきました。

土方歳三ゆかりの地にあるお不動さん。
一山全部にアジサイ400本。
鎌倉の長谷寺が有名ですが、お不動さんの裏山には「山アジサイ」が数多くあります。
つまり、日本原種のアジサイ。
花は小ぶりですが、私はこちらの方を好みます。

平日にもかかわらずたくさんの見物客で賑わっていて、写真を撮るご夫婦やお友達同士などが目立ちました。
もちろん、参道には見物客目当てのお土産物やさんも。

2人の友人は、長年3世代家族の中で自分自身を高めながら生活しています。
ウ~ン、私には真似が出来ないと・・・、家族の話を聴いていると、羨ましくもありますが、無理だろ~ナア(笑い)。
3人で誕生日の占いに200円を投資(?)。
女3人寄れば、と言いますが私たち3人は姦しくありませんね。
なぜか私、同性同士の付き合いは「3人」が多いのですが、その中でも一番おっとりしたメンバーでしょう。

来月の予定も決めて、楽しい一日でした。
面白いことに3人が3人とも、高所恐怖症だと言うことを発見!
私は狭いところもだめなのですが・・・。


まわりの人と一緒になってサッカーに興じています。
試合を見ていると、チームのコミュニケーションの重要さが良く判りますね!

出会いは思いがけない喜びがある

2010-06-20 21:19:55 | Weblog
自分で選び、好きで活動しているといっても、この気温と蒸し暑さには、さすがに疲れますね。
特にオペラ練習は世代が若いので、楽しいんですけど・・・体力が・・・(笑い)。
3時間で食事休憩なので、昨日は中華に行きました。
話してるうちに、「ママ」なんていってくれる(笑い)。
まあね、役柄も「ママ」なんで。
ハンドルネームも「mammamia」だから、Good。
持ってる雰囲気が「ママ」そのものといわれてきたので、今はちょうど良くなりました。
若いときは、ちょっと嬉しくなかったんです(笑い)。

人との出会いは偶然はありえなくて「必然」だと私は思っています。
なぜなら、全ては自分で選択しての結果だから。
よい出会いにするか、哀しい出会いになるかも自分しだいだと・・・。

幼児まで育ててくれた祖母の形見の布。
自分で織った手織りの木綿。
一重の着物だったのを母が解いて一枚の布にして取って置いたらしい。
幾つの頃に織ったのかは判らないけど、洗いざらしても祖母の手がかかったと思うと棄てられないですね。

何十年と取ってあり持ち歩いてきたんですが、
近くのお店で偶然そんな話をしたら、居合わせた方が「作らせてほしい」といってくださったんです!
その方が手作りだというバックが紬地だったので尋ねてみたら自作だった。
デザインを考えるのが楽しくてしょうがない!と仰っていました。
「ここで(お店)待ってるから布を見せてちょうだい。」
といわれるので、すぐ取りに帰りました。
お見せすると気に入ってくださり、いろんなものが出来る可能性があると喜んでくださり、お預けしました。

お店の人に聞くと、「好き嫌いがはっきりしているかただから、あなたのことを気に入られたんじゃない。」とのことでした。

畳んでしまっていた祖母の布が生きて使えるなら、こんな嬉しいことはありません。
私を気に入ってくださったというより、「祖母の手織り」だから気を引かれたのではないでしょうか。
どのような形になって生き返るか?
私の覚えているのは着物を着て座っている祖母の膝。
その傍で遊ぶ私がいました。

時には思い出しなさい、といわれているような気がしました。

西東京地区介護福祉士会勉強会

2010-06-18 23:44:51 | Weblog
田無の地区会館で実施しました。
「認知症のスピリチュアルケア」がテーマ。
3月にこの手法の開発者から講義を受けた私が中心で話を進めた。

問い合わせはこれまでより多かったらしいが、参加者は輪になって話せるくらい。
西東京支部として発足して初めてなので、まあまあ成功かな?

今日は序盤、「スピリチュアル」「認知症」の定義みたいな内容にした。
4回のシリーズにするつもりだ。
次回は8月20日。
いよいよ実践にはいる。
資料にまとめるまで自分があれこれと学ばないといけない。

一時リタイア中なので自由時間が役に立っているけど、
いちばん学んでいるのは、私かな?(笑い)

学ぶ必要があった時には自主的に勉強する気がなかったが、
必要に迫られる?というより、知る楽しさを知ってしまったので苦にならずに勉強できる。


明日は(後15分で日が変わるが)午後、夜、と団体を移動しての歌三昧。
モーツアルトはリズムを正確に歌いながら表現しないといけない。
同じところばかり直されると「あきちゃう!」なんて言われかかってます!(笑い)

この世界は私のもの!

2010-06-17 23:03:17 | Weblog
今日、バスに乗った
金髪のかわいい少女に出会った
うらやましいほど、生き生きしていた
あんなふうに綺麗になりたかった

そのとき、急に少女が立ち上がった
足を引きずり、通路を歩いていく
片足を欠き、松葉杖をつき、
少女は私のそばを通り過ぎた
ほほえみを忘れることなく

おお、神よ、女々しい私をお許しください
私には二本とも足があり、この世界は私のもの!

それから、私はお菓子を買おうと立ちどまった
売り子の少年はとても凛々としていた
話をしたあと、彼は言った
「あなたのような人と話せて光栄です
  このとおり、僕は目が見えないのです。」

おお、神よ、女々しい私をお許しください
私には目がふたつともあり、この世界は私のもの!

とある通りを歩いていくと、
青い瞳をした子供が立っていた

ほかの子供が遊んでいるのを見ていた
その子は途方にくれているようだった
しばし立ちどまり、話しかけてみた
「ねえ君、なぜいっしょに遊ばないの?」
その子は無言で前を見ていた
そうか、この子は耳が聞こえないのか

おお、神よ、女々しい私をお許しください
私には耳がふたつともあり、この世界は私のもの!

行きたいところまで歩ける足があり、
知りたいことを聴く耳があり、
輝く夕焼けを見る目がある
神は、女々しい私をお許しくださる
私はほんとうに恵まれている。
この世界は私のもの!

       梅田達夫訳詩(作者不詳、原文は英語)


1991年、54歳でアルツハイマー病と診断され、58歳の時症状を認識し始めてから手記として「私の家はどこですか?(アルツハイマーの終らない旅)」を出版した、ラリー・ローズ氏の著書の中に記載されていた。
邦訳は1998年なので、クリステイン・ボーデン氏の「私は誰になっていくの?」よりも5年早い。

この詩をローズ氏が思い浮かべたのは、心無い人の言葉で傷つけられたときだった。
人は、そこにいる人を見ているが、表面だけである。
介護に関わる方は、谷川俊太郎氏の「わたし」と言う詩をご存知ではないかと思う。
いろんな人が見た「わたし」
いろんな立場の「わたし」を教えてくれる詩である。

「吾知足」
禅の教えだが、私はこの言葉が好きだ。