日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

ビジネスでも注目 東南アジア Jリーグ人気

2019-03-16 17:30:00 | 報道/ニュース

2月22日 国際報道2019



1月27日にバンコク郊外で行われた北海道コンサドーレ札幌とタイのプロチームの親善試合。
ファンのお目当ては
“タイのメッシ”と呼ばれる北海道コンサドーレ札幌のチャナティップ選手(25)である。
この日もゴールを決めるなどチームの勝利に貢献。
ファンを沸かせた。
「コンサドーレのファンよ。
 チャナティップ選手が大好き。」
「チャナティップ選手がいるからJリーグを見るようになったの。」
昨シーズンはJリーグのベストイレブンにも選出。 
タイでは誰もが知る大スターである。
チャナティップ選手の活躍が追い風となり
タイでのJリーグへの関心は急速に高まっている。
(Jリーグ 木村正明専務理事)
「Jリーグが憧れになっていることは大変ありがたいこと。
 私ども自信も価値を上げていかなければいけない。」
盛り上がりはスポンサーの日本企業にも波及効果をもたらしている。
チャナティップ選手も参加してタイで開かれたサッカー教室。
選手にスパイクを提供した日本のスポーツ用品メーカーは
タイでの売り上げが1年間で70%も増加した。
チャナティップ選手をイメージキャラクターに起用した日本のアイス菓子メーカー。
バンコク市内で開かれたイベントで
日本ではおなじみのアイスバー4万本を無料で配布した。
Jリーグ人気の勢いに乗って
タイで市場の拡大を目指す作戦である。
(アイス菓子メーカー 現地法人 社長)
「チャナティップ選手を起用してから
 元気なキャラクターと結びついて人気が出てきています。」
一方タイのお隣のマレーシア。
選手が現地にいるうちから支援に取り組み
Jリーグに送り出すサポートまでする日本企業も出てきた。
今シーズンからJ2のファジアーノ岡山でプレーするハディ・ファイヤッド選手(19)。
記者会見に同席した飲料メーカーの現地法人の社長は選手の売り込みまでかってでた。
(飲料メーカー現地法人 社長)
「活躍は必ずマレーシアのメディアが報じて
 一般消費者の認知にもつながるので
 ハディ選手を見れば企業名を想起するようになればいいなと。」
社長の狙いはマレーシアの人口の多数を占めるイスラム教徒の市場である。
すでにハラル認証は取得しているが信頼性のアピールは不可欠。
若い成長株のサッカー選手の起用は同じ次世代の消費者への知名度アップにつながる。
ハディ選手も支援への感謝として企業のPRに協力している。
(飲料メーカー 現地法人 濱田社長)
「彼の活躍や知名度アップがブランドの認知度アップ・価値向上につながっていく。」
東南アジアでも脚光を浴び始めたJリーグ。
日本企業とも連携しさらに現地で輪を広げていけるかが
人気定着のカギとなりそうである。

 

 

コメント