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真珠のカプセルトイ ささやかな幸せ

2021-02-14 07:01:20 | 報道/ニュース

2021年1月25日 NHK「おはよう日本」


ガチャガチャッとハンドルを回しておもちゃを取り出すカプセルトイ。
中にはいっているのは
なんと真珠。
今この国産の真珠が入ったカプセルトイが注目され
全国で売り上げを伸ばしている。
そこにはささやかな幸せが詰まっているようである。

カプセルの中にはいっているのは宇和海などでとれた国産真珠のアクセサリー。
いま全国の観光地や商店街に置かれ
女性を中心に人気を集めている。
1回1,000円ではずれはなく
必ず手に入る。
(客)
「ちゃんと認定書が入っている。」
「何万円もするのが普通だと思うので
 1,000円と書いてあったので
 なおさらちょっとやってみようかなと思ってやりました。」
愛媛県南部の宇和海沿岸。
真珠の生産量日本一を誇るが
不況や高齢化の影響で売り上げは最盛期の3割以下に落ち込んでいる。
真珠のカプセルトイを作っている宇和島市の真珠卸業者。
考案した専務の松本さん。
業界を元気づけるためには
高級路線だけではなく
より多くの人に真珠に触れてもらいたいと考えている。
「生産者自体も年々減少しているような状況なので
 アコヤ真珠としての需要喚起につなげていければ。」
使われているのは“あまり玉”と呼ばれる真珠。
大きさや色のわずかな違いで市場に出回らなかったものである。
カプセルに入れる真珠のアクセサリーはひとつひとつ手作業で作る。
手に取ったひとに幸せになってもらいたい。
思いを込めて全国へ送り出す。
販売を開始して1年。
意外性に加え認定書がつく安心感もあって人気に火がつき
今では全国30か所以上に設置されている。
出荷数も月に1万個以上になるという。
(客)
「ネックレスかイヤリングか
 どっちか当たればいいなと思っていたので
 よかったです。」
ささやかな幸せをもたらしてくれる真珠のカプセルトイ。
このカプセルトイを気にかけるふたり組がいた。
東京からやってきた50代の夫婦である。
この日が誕生日の女性。
じつは結婚したときに夫からプレゼントされた真珠のネックレスをなくしてしまったという。
また買ってほしいとはこの20年間ずっと言えなかった。
「昨日の夜はこれなんだろうって言っていて
 きょう来たら引きたい引きたいとかって
 誕生日だからいいかと
 それで引いています。」
「真珠普通に買えば高いじゃないですか。
 すごくつやがあってすてきかな。」
忘れられないプレゼントになった。
1回1,000円の小さな宝石箱。
ちょっと高価なカプセルトイは
日常にささやかないろどりを添えてくれる。




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