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駅の階段に・・・難問は解決できる!?

2019-10-12 07:00:46 | 報道/ニュース

9月18日 NHK[おはよう日本」


ごみのポイ捨てや自転車の違法駐輪。
こうした身近な困りごとを
ルールや決まりではなく
思わずしてみたくなるような仕掛けを使って解決しようという研究者がいる。
この夏 大掛かりな仕掛けを作ってある難問に挑んだ。

関西で最も利用客の多いJR大阪駅。
期間限定のある仕掛けが登場した。
青の“福島”か
それとも赤の“天満”か。
アフター5どちらに行きたいか?
階段を上れば投票することになる仕組み。
「福島です。」
「私は天満。」
赤か青
どちらかを選び階段を上ると天井のセンサーが人数を集計。
結果はその場で表示される。
福島派5018票
天満は8442票。
「大阪環状線総選挙」と名付けられたこの仕掛け。
アイドルグループの人気投票のように参加する楽しみを味わえる。
「楽しいですね。」
「おもしろいなと思いました。
 福島と天満
 どっちもいいな。」
この仕掛けを目的はエスカレーターの混雑緩和である。
(JR西日本コミュニケーションズ)
「10メートルくらいは行列ができる エスカレーターの下に。」
ラッシュ時には人であふれかえり
転倒など大事故につながる危険が指摘されている。
JRから依頼を受け仕掛けを考案したのは大阪大学大学院の松村真宏教授である。
松村さんは企業や学校に頼まれてさまざまな仕掛けを作ってきた。
学生たちと一緒に作った仕掛けは100種類以上にのぼる。
大学のポイ捨てを減らすために作ったゴミ箱。
バスケットゴールを固定しただけでシュートしたくなる。
設置後はゴミ箱に捨てる人が60%増加という効果が表れた。
動物園に来る子どもたちのために作ったのは・・・。
ライオンの口に手を入れるとセンサーが反応。
消毒液が出て手を洗える仕掛けである。
松村さんは
誰もが持っている好奇心や善意を引き出すことが
世の中を変えるきっかけになると信じている。
(大阪大学大学院 松村真宏教授)
「社会って何か問題が起こったら“禁止しましょう”とか“罰金にしましょう”とか
 ペナルティーを考えるケースが多い。
 仕掛けのように選択肢を増やして
 自分で選んで行動を変えてもらう。
 そういうのをどんどん増やしていければいいな。」
JR大阪駅で1週間行われた大阪環状線総選挙。
期間中 階段の利用者は平均4%
時間帯によって10%増えた。
JR西日本は今後
同じような仕掛けを他の駅でも行うことを検討している。
(大阪大学大学院 松村真宏教授)
「我々の行動が変わるだけで解決するような問題もたくさんある。
 そういう問題を仕掛け学でみんなが楽しみながら解決出来たらいいなと思っている。
 そいうなるように研究や実験をやっていければ。」





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