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台湾の若者が懸念 中国影響力増大

2014-11-26 07:30:00 | 海外ネットワーク

11月23日 NHK海外ネットワーク


台湾南部の都市で市議会議員にt立候補した大学生の蔡尚媞さん(25)。
今回の選挙に合わせて新しくできたミニ政党に所属している。
(市議選に立候補した 蔡尚媞さん)
「私のような若者が立候補したのは政治の世代交代のためです。」
蔡さんが政治の道を目指すきっかけとなったこの春の抗議活動。
多くの若者が経済協定によって中国の影響力が増すことになると不安を感じていた
と蔡さんは振り返る。
(祭尚媞さん)
「ひとつの政策が今後の自分たちの生活に影響を与えるとわかった。
 中国との距離感が近すぎるという話をたくさん聞いた。」
友人や家族に協力してもらいながら選挙運動を始めた際さん。
香港の若者たちの活動にも刺激を受けたと言う。
「香港の人たちはこんなに長く頑張ってすごいと思う。
 彼らは中国政府と向き合っているのだから。」
香港との連帯の気持ちを示そうと
選挙ポスターには香港の学生たちへの支持を表す黄色いリボンをつけた。
蔡さんは今回若者の声を政治に反映させようと
投票できる年齢の引き下げやインターネットを通じた情報公開の徹底を訴えている。
地方から台湾の政治を変えたいと考えている。
(祭尚媞さん)
「学生運動によって種がまかれた。
 私は地方から政治を変えたい。」
台湾では中国との経済関係が大きく変化したことにt惑いだけでなく危機感も広がっている。
30年前 中国の経済規模は台湾の約1,4倍だった。
それが急速な経済成長の結果現在では約20倍となっている。
その結果 中国本土への工場の移転などが相次ぎ主要産業の製造業が空洞化した。
若者たちが台湾でよい就職先を見つけるのは難しい状況である。
統一地方選挙が近づいた11月2日
台北では学生運動に参加した若者を中心に数百人が集会を開き政権を批判した。
「今度の選挙では現政権には投票しない。」
学生運動でリーダーを務めていた男性は
台湾の若者たちは中台の経済格差を身に染みて感じていると話す。
(学生運動のリーダーだった林飛帆さん)
「若者は月給が8万円余しかない人もいて家も買えないし結婚もできない状況。
 台湾が中国経済に依存しすぎて中国から逃げられなくなっている。」
蔡さんも台湾が中国の巨大な経済力に呑み込まれてしまうのではないかと懸念している。
(祭尚媞さん)
「中国との関係は現状維持していると思っていても
 実際は少しずつ呑み込まれているかもしれない。」
中国の影響力拡大を警戒する台湾の若者たち。
政治に積極的にかかわろうと模索を続けている。


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