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防衛大学校「棒倒し」がもたらすのは?

2019-12-14 06:41:59 | 報道/ニュース

11月18日 NHK「おはよう日本」


防衛大学校伝統の「棒倒し」。
11月17日
年に一度の熱き戦いが繰り広げられた。
たった2分間の棒倒しが
彼らにもたらしたものとは。

防衛大学校の朝は6時から始まる。
約2,000人の学生が将来幹部自衛官になるための教育・訓練に励んでいる。
近年は女子学生も増えてきている。
その防衛大学校で昭和30年から続く伝統行事「棒倒し」。
自衛官に必要は気力・体力を培い
戦略を練る訓練として大切にされてきた。
棒倒しは
2組に分かれそれぞれの陣地に棒を立て
およそ80人で1本の棒を守り
80人の敵が攻撃してくる。
先に相手の棒を倒した方が勝ちとなる。
オレンジカラーの第4大隊は過去15年間優勝がなく最も優勝から遠ざかっている。
4大隊を率いる藪大路さん。
実は藪さんが大切にしているのがコミュニケーション。
上級生と下級生が一緒に食事をすることで下級生が委縮しないようにと気を配っていた。
(4大隊 1年生)
「こういう機会があまりないので
 4年生としゃべる機会をいただけてありがたい。」
(4大隊総長 藪大路さん)
「やるとこはやる。
 やらないとこはしっかり談笑してコミュニケーションを深める。」
実戦練習はすべて大隊の中だけで行う決まりになっている。
ここで実は女子が活躍していた。
他の大隊の練習をビデオで撮影し戦略を立てる役割を担っている。
さらに女子の活躍する場面。
けが人が後を絶たない本番さながらの練習。
これは戦場での後方支援の訓練でもある。
そして練習内容について男子学生と協議する姿も。
厳しい練習でけが人が続出するなか
藪さんはこのまま続けるべきか悩んでいた。
その夜
それでも続けることが成長につながると告げた。
「やるなら覚悟を持って挑んで
 ぬるい気持ちがあったらけがします。」
そして迎えた棒倒し本番。
4大隊初戦の相手は
チームカラー赤の1大隊。
1大隊の攻撃陣は四方を取り囲むように攻め上がる。
対する4大隊は果敢に突進。
正面突破を狙う戦法に出た。
しかし
(アナウンス)
「ただいまの試合30秒で1大隊の勝ち。」
今年も優勝には届かなかった。
(4大隊総長 藪大路さん)
「いつかこの負けがあったから優勝できたという報告を
 部隊に行ってからもずっと待っています。
 俺たちの意思を受け継いで頑張ってくれ。
 1大隊に勝ちたかったけど
 でもみんなとこの2か月やってこられてよかった。」
本気になって取り組むことでしか得られない貴重な経験である。
(4大隊総長 藪大路さん)
「棒倒しがなかったらこんなに成長できなかった。
 これからの人生の中でも大きなものだったのではないかと思う。」




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