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幸せ“エコ家族”の楽しい自給自足生活

2017-04-29 07:30:00 | 報道/ニュース

4月6日 キャッチ!


Perma Culture。
永遠を意味するPermanentと文化のCultureを合わせた造語で
自然と共生しながら永続的な生活を目指すライフスタイルである。
1970年代にオーストラリアの自然保護活動家が提唱した。

オーストラリア東部のブリスベンから北に120kmの森林。
その奥にある一軒家で
12年前からPermaCultureを実践している家族がいる。
ディバインさん一家
7人家族である。
父親のマットさん(43)と母親のジェラルディーンさん(41)。
12歳の長男を筆頭に生後3か月までの子どもたち。
生活の基本は自給自足。
野菜は出来るかぎり自分たちで栽培する。
庭ではハーブなど数10種類の作物を作っている。
この土地を定住場所に決めたのは母親のジェラルディーンさん。
結婚前からPermaCultureを熱心に勉強していた彼女にとって
ここは理想的な場所だった。
(母親 ジェラルディーンさん)
「オーストラリア中を探し回りましたが
 この土地の生態系は私たちの心に語りかけます。
 子どもを育てるならここだという思いがわき上がってきました。」
環境に配慮して
電気・水道も自前である。
電力は全て太陽光発電でまかない
飲み水を含む生活用水は雨水をためて使う。
このため
電気代・水道代は一切かからない。
生ゴミはニワトリのエサに
プラスチックゴミはないので
そのほかのごみはすべて燃やしている。
子どもたちの可愛い服の大半は母親の手づくりである。
子どもたちは料理から裁縫までなんでも手伝うが
それぞれが一家の担い手として楽しんでやっている。
(長女 アルジュナちゃん(12))
「お皿洗ったり
 ご飯の手伝いはスキです。」
(長男 アーチ君(12))
「ここが好き
 いつでも大声出して走り回れるよ。」
(次女 ミラーちゃん(6))
「トランポリンを使ったり
 木登りをしたりして遊んでいます。」
教育は
週に2回家庭教師が訪問するほか
マットさんが直接子どもたちに教えることがある。
自宅での学習計画を州政府から認めてもらった自給自足の教育である。
妻の熱意に加え
若いころに世界各地を旅した時に目にした自然と共に暮らす生活が
今の土地へ移住する決断をするきっかけとなった。
(父親 マットさん(43))
「その時の経験で
 私は自然とかかわり
 子どもたちを育てたいと思いました。」
今も自給自足を目指しているが現金収入も必要である。
そこで夫妻がビジネスにしようと思いついたのが
食料品を保存するために使うフードラップである。
材料はオーガニックコットンの生地。
それに自宅で飼育するミツバチの巣から採ったミツロウである。
作り方はとてもシンプル。
ミツロウをホホバオイルなどと一緒に溶かし
そこに生地を浸す。
そして数分間乾かせば感性である。
使い捨てのラップフィルムと違い
水洗いすれば何度でも使える。
(父親 マットさん)
「何か前向きなことをするために変化を起こすことは
 気持ちがいいですよ。
 プラスチックの使用量を減らすんです。」
マットさんたちは週に3回
地元のマーケットでフードラップを販売している。
環境にやさしいと評判で
次々と女性たちが買い求めていた。
(客)
「プレゼントにいいわね。
 見た目もすてきだわ。」
また販売だけでなく物々交換もする。
この日はフードラップだけでなく自宅で採れた卵を
野菜やコーヒーなどと交換した。
(父親 マットさん)
「市場は家族の生活にとって最も大切な場所です。
 すべての国や世代の人々と交流できますから。」
自然とのかかわりを大切に
家族同士
地域の人同士で助け合っていくという
ディバインさん一家の願いである。

 


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