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イラン新大統領就任 ① 強硬から対話へ

2013-08-12 08:01:07 | 海外ネットワーク
8月4日 NHK海外ネットワーク

イランは近年 核開発問題などをめぐって欧米との対決姿勢を強めてきた。
しかし保守穏健派のロウハニ新大統領は対話路線を打ち出して欧米との歩み寄りを示唆している。
(イラン ロウハニ大統領)
「政府の方針は経済の再生・道徳の復活・世界との建設的な対話です。
 イランを苦しめる経済制裁の解除へ新たな一歩を踏み出します。」
核開発問題をめぐって欧米諸国から厳しい経済制裁を受けてきたイラン。
国民からはロウハニ新大統領に対し
苦しい生活を一刻も早く改善してほしいという切実な声が聞かれる。
「インフレの暮らしへの影響は致命的なものになっている。
 これ以上悪くなると物価高で国民はどうすることもできなくなる。」
「最悪です。
 牛乳は2週間で3回値上がりバターも全部値上がり。
 アメリカとの関係を回復すべき。
 制裁も緩和されイラン国民のためになる。」
強硬路線を貫き厳しい経済状況をまねいたアフマディネジャド前大統領に代って
国のかじ取りを担うことになったロウハニ新大統領。
選挙期間中掲げてきたのは“知恵と希望の鍵”だった。
この鍵で核開発問題も経済制裁も解決の扉を開けると訴えたのである。

重苦しい閉塞感に風穴があきロウハニ新大統領に対する期待が高まっている。
だがいまも生活必需品を中心とした物価上昇は続き
一部の外国製の医薬品などは手に入れるのが困難である。
国民の期待が大きいだけにロウハニ新大統領は早く具体的な成果を出すことが求められる。
反米を国是に掲げているイランもいまや6割以上の国民がイスラム革命以降に生まれた若者たち。
欧米の製品が出回り身近な存在となるなか
革命の理念と現実との間での様々な対比が見られ始めている。
現実主義者と言われるロウハニ新大統領の手腕を市民は注視している。



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