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中国で活用進顔認証システム 

2018-03-16 07:00:00 | 報道/ニュース

2月26日 キャッチ!


日本や欧米でも
犯罪やテロ防止を目的に積極的に取り入れている監視カメラだが
設置台数は中国が群を抜いて多く
その数は1億7,000万台を超えている。
特に最近注目されているのが
カメラで撮影された顔の画像から本人を特定する
いわゆる顔認証技術の普及である。
その活用分野も
鉄道や空港などの公共施設から街の商店まで
一般の市民生活に身近なものとなっている。

顔の画像で個人を特定。
これはSFではなく中国では現実である。
中国人はこれを“天の目”と呼んでいる。
警察官の目の届かないところでもカメラが作動。
信号無視をした違反車はモニター上ですぐに特定される。
(警察官)
「顔認証のための監視カメラが街のいたる所に設置されています。」
赤信号で横断歩道を渡ると罰金は約400円。
プライバシーに関する法律のない中国では
監視されていても人々は気にしないようである。
(市民)
「プライバシーの侵害?
 社会の治安を守るには必要だろ?」
「ルールを守るには良いことよね。」
「人口が多い都市では役立ちます。
 警察官もすぐに来てくれますしね。」
6年前に起業した北京の会社は
いまや1,000人の社員を抱え
警察や地方政府
民間企業のために
最新のシステムを開発している。
社内に展示された認証システムに来客は真剣に見入っている。
(認証システム開発会社 シー副社長)
「このシステムで
 指名手配犯の顔を照合して一致するか判別しています。」
このシステムでこれまで3,000人を逮捕。
33歳の経営者は実績に胸を張る。
(認証システム開発会社 シー副社長
「統計的にはカメラが対象を見間違う確率は10万分の1です。」
銀行もこのシステムを採用している。
ATMではカードも暗証番号も必要ない。
必要なのは顔だけである。
担当者は「不正が行われる可能性はない」と言う。
(銀行員)
「24時間 顔認証カメラで監視していますから。」
顔認証カメラは意外な場所でも使われている。
ある公衆トイレでは利用者の紙の使い過ぎを見張っている。
レジもなくレジの担当者もいないスーパーマーケット。
バーコードと顔されあれば
直ちに本人の銀行口座から代金が引き落とされるのである。
中国政府は今やこの最先端技術を手中に収めており
反体制派とみられる人物は北京の地下鉄のカメラで見つかり逮捕された。
デジタル全体主義と呼ばれるシステムであっても
反対する人はほとんどいない。
(中国人作家 ムーロン・シュエツンさん)
「私が会った他の反体制派の人も
 常に監視されていた。」
政府はますます神のようになっている。
国民飫すべてを知り
権力を増大させている。
今後3年間で4億台のカメラを設置。
その多くは顔認証の機能を備えている。

 


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