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大忙し!ぬいぐるみのクリーニング店

2015-09-02 07:15:00 | 報道/ニュース

8月29日 おはよう日本


宮崎県
ぬいぐるみが屋根の上で強い日差しを浴びている。
ぬいぐるみを洗うクリーニング店である。
店主の吉永定晴さん(61)はもともと布団が専門だったが
10年前からぬいぐるみのクリーニングも始めた。
ほとんど手作業で行う丁寧な仕事が口コミで広がり全国から依頼がやってくる。
(クリーニング店店主 吉永定晴さん)
「温泉に入れてる気分ですね。
 きれいになった
 こんなになるとは思わなかったとか言ってくれるのが一番うれしい。」
さまざまな思いが込められているぬいぐるみたち。
多い日には1日20個も届く。
梅雨が明け忙しさが増す8月。
炎天下のなか石けんを落とす作業。
大切なぬいぐるみをきれいにしたいという一心で汚れと向き合う。
(クリーニング店店主 吉永定晴さん)
「ぬいぐるみは気持ちいいでしょうね。」
脱水の後はいよいよ天日干し。
ぬいぐるみは機械を使って乾かすとプラスチックでできた鼻やひげの形が変わることがあるため
吉永さんは自然乾燥にこだわっている。
全国有数の日照時間を誇る宮崎県の気候はまさにうってつけである。
3日間かけじっくり乾燥させる。
強い日差しがぬいぐるみをふわふわにしてくれる。
(クリーニング店店主 吉永定晴さん)
「ぬいぐるみに関しては今がベストシーズン。
 命の洗濯に来てもらっているようなもので
 年季の入ったものが多いものですから。」
パンダは埼玉県に住む35歳の女性から送られてきた。
亡くなったお祖父さんから6歳の誕生日にプレゼントされた大切なパンダである。
パンダの持ち主は遠藤芙美子さん(35)。
9月に初めての出産を控えている。
生まれてくる子どもに遠藤さんが大事にしていたパンダをプレゼントするつもりである。
待ちに待ったパンダが返ってきた。
(遠藤芙美子さん)
「おじいちゃんも喜んでくれるんじゃないかな。
 見守ってくれているというのを伝えたいです。」
(クリーニング店店主 吉永定晴さん)
「送られてくるぬいぐるみにはひとつひとつ違った思い出がある。
 その人がもらった時の買った時の感動と同じような感動を
 手元に届いたときに与えられるような仕事がしたい。」
吉永さんの手と宮崎の日差しできれいになったぬいぐるみ。
再び輝きを取り戻す。



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