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“黒糖+チョコレート” 若者たちの挑戦

2020-03-29 07:00:00 | 報道/ニュース

3月5日 NHK「おはよう日本」


さまざまなチョコレートが販売されている福岡の百貨店。
特に注目されているのは
サトウキビを使ったチョコレート。
材料は沖縄のサトウキビからできた黒糖。
お客さんの反応は
「おいしい。
 香りもよくて。」
「黒糖が入っているから普通のチョコよりまろやか。」
沖縄のサトウキビでしか作れないというこのチョコレート。
どのように生まれたのか。
作ったのは沖縄に移住してきた若者たちである。
そのひとり
店長の宮崎さん(28)。
黒糖をダイレクトに味わってほしいと
カカオと混ぜ合わせずに純度100%の商品を開発した。
(店長 宮崎さん)
「沖縄にはサトウキビが豊富で
 島には異なる味わいを持つ黒糖があり
 そういった沖縄の良さを分かってもらえたらと
 チョコレートを作っています。」
後押ししたのはあるサトウキビ農家との出会いだった。
祖父の代から続くサトウキビ農家の渡久地さん(40)。
近年サトウキビ農家は減少。
価格が安く
他の農作物も作らなければ厳しいという。
(サトウキビ農家 渡久地さん)
「これだけでやっていこうという人はなかなかいない。
 それよりも野菜を作った方がいい。
 どんどん 儲からないものは減っていきますよね。」
サトウキビの魅力を発信したい。
渡久地さんは失われつつあった伝統の黒糖を作り続けてきた。
(サトウキビ農家 渡久地さん)
「生まれ育ったこの場所で作られた作物を自分の手で生み出している。
 そのプライド。
 それをまた盛り返して
 沖縄に黒糖ありと。」
今では数軒だけになったという黒糖の手作り。
鮮度を保つため収穫したサトウキビを3時間以内に絞る。
口溶けの良さを最大限に引き出すため
水分を飛ばしてとろみ加減を見極める。
このデリケートな黒糖の風味を生かすためにたどり着いたのがチョコレートだった。
(サトウキビ農家 渡久地さん)
「黒糖と聞いて抵抗を持っている方が結構いるんですよ。
 若者がなかなか食べてもらえないんですよね。
 それに対して
 チョコレートをくっつけることで
 新しいものとして黒糖の良さを発信できる。」
チョコレート店では
黒糖とのタイアップは新たな沖縄の特産になると手ごたえを感じている。
気候などによって毎年味や糖度が変わる黒糖。
その変化を味わってほしいと
温度管理をしながら丁寧にチョコレートでコーティングしたのである。
(店長 宮崎さん)
「渡久地さんと話して
 毎年こういう変化があったよとか
 そういった話を直接聞けることはなかなかないので
 沖縄でしか作れないチョコレートだなと。
 僕たちにしかできないことと
 そこで発信しました。」



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