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ウィスキーの綴りが伝える教訓

2017-12-30 07:00:00 | 編集手帳

12月20日 編集手帳

 

 おととい東京のある繁華街を歩いていて、
ふいに若い男性の声を聞いた。
「ああ、すいません」。
酒屋のトラックがあり、
軽のパトカーも。

配達の最中らしく、
道ばたにビールや焼酎の箱が小山のように積んである。
一部が横断歩道の白線にかかり、
違反切符を切られるところだった。
白線を塞ぐ部分がわずかなせいか、
お巡りさんは柔和に接していたが、
厳しい顔になるのは配達された酒瓶がカラになる頃だろう。

忘年会シーズンである。
例年、
前後不覚になって警察の世話になる人が急増する時節に違いない。

過日、
酒で粗相の多い人には絶好のおまじないを友人から聞いた。
ウイスキーのラベルを見比べるのがいい、
と。
例えばアイリッシュはWHISKEY、
スコッチや日本産はWHISKYと綴(つづ)りが異なり、
このKEYとKYがともに教訓を伝えるという。

KEYが「節度の鍵」であることは察しがつくが、
KYは? 
セクハラ、
パワハラ…少しの不用意な発言や行いでも人生が転がりかねない世の中にあって、
これが大事だと友は言う。
酒席であれ、
そもそもそうした人は、
時代の空気が読めていないと。



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