前にちらっと書きましたが、
私はそうたくさんのいろいろな本を読んできたほうではなく、
狭くががっと読み進める傾向がとても強いんですわ。
なんとなく波長や文体があったなら、その作家さんをどどどどどっと怒涛のように読みふける。
で、突然憑物が落ちたかのように、読まなくなる。
きっかけは様々なんですけど、何かの賞を取ったら、ぴたっと読まなくなったりってのが多いでしょか。
そりゃ逆だろなんですけど。
スティーブン・キングは何故読まなくなったんだろ…?
まぁ、ぴたっと読まなくなったことだけは事実です。
カラダとココロと目がついていかなくなったのかな。
長編が多いですし、
思うんですけど、キングって想像力が勝負を分ける要素強いのではと。
表面の文字だけ追うのと、
その文字の中に入ってしまうのと。
もう全然違います。五感をフル活用して読むって相当の集中力と体力を使いますし、
使えば使うほど、もう「本の中の人」になってしまう。
ほら、ホラーなんですけど、ホラーじゃない。
で、いったい私は何冊持っているのかなと、
ひっさしぶりに奥の奥から出してみましたわ。
あ、あまり冊数がないのには、かえって驚いてしまいました。
光ってわかんないっ(笑)。
意外と少なくて、え、何故?どうしたんだと考え込んでしまいましたわ。
特に分厚い単行本の少なさには…。ダークハーフ、持っていなかったっけ??
そうか。ほとんど、読んだ本は図書館本だったのかも。
ぐははははっ(笑)。
で、私のお気に入りのキング本は、
IT。
アイティーじゃなくてよ。イットね。
図書館で借りて気に入って、古本屋さんを歩き回ってなんとか見つけてゲットした思い出の本。
高いのよ、一冊3600円だったはず。(もう奥の奥にしまってしまったので確認できません)
今なら買ってしまうけど、当時はとてもとても新品で買うゆとりは…
比較対象物を置いてみました(笑)。厚いでしょ(笑)。
いまならキツいなぁ。
私、ホラーが好きなんじゃなくて、たまたまホラー作家と呼ばれておりますが、
キングの少年モノが好きなんですわ。
青年になる前のきらきらした少年期。ぼくちん期とでもいいましょうか。
このITもそうでして、ただ最後がどうもなんですけど、それ以外がたまらなく好きだった記憶が。
今読み直したらどう感じるんでしょ。
好きなのはこの3作かな、過去に読んだものでは。
これは文句なしに大好きです。少年モノでしょ(笑)。
小説も映画もリバー・フェニックスも歌もみな好き。
これは「ショーシャンクシャーの空に」のほうが分かりやすいかも。
少年モノではありませんが。
グリーンマイルは買ったはずなんだけど無い。どこに行った?どうしたんでしょ。
あの頃から読まなくなったような。
で、一番怖かったのが、
シャイニング。ぴぇぇぇぇぇ。
徹夜本でして、
後にも先にも怖くて恐怖で本を手から落としたのは、この本だけです。
真夜中に声鳴き悲鳴をあげ、本を投げ捨てた(笑)。
本当、イマジネーションつきで入り込むと、もう震え上がりますから。
レッドラム⇔マーダー ぶるるるるっ。
あ、キングの全部が全部面白かったってわけではないんです。
途中でやめたやつも多々ありました。
そうか。10年もキングを読んでいなかったんだ、私。
再発見だわ、この事実。
キャッスルロックにもう1度戻ってみましょか。