あぁ寒い、寒気がする、二の腕付近がさわさわする。これはやられたか?
昨日留萌の家の話の中で、ちらりと出てきた夢の中のトイレという一文。
これは引っ越しの歴史でいうと3番目に住んだ岩見沢の家で、
何歳からか、おそらく3,4歳から、小学一年生の一学期の終わりまで住んでいた。
トイレというよりお便所と呼ぶのがふさわしい昔のトイレなんですけど、
考えたらこれは覚えている一番古いトイレであるとともに、
私が覚えている一番古い夢、それも悪夢であることに気がついた。
悪夢。むむむ。
この3番目に住んでいた官舎は、まわりに年の近い女の子が住んでなくて、
兄のあとを嫌がられながらもつきまとい、兄や近所の男の子グループと一緒になって遊んでいた。
悲惨だったなぁ。ドブに落ちるし、クモの入った瓶は持たされるし、邪魔にされるし。
で、女の子なんだからと親が心配したのかなんなのか、
お人形さんはかなりの数を買ってもらってた。
そのお人形さんで一人遊びのパーティーごっことかしていたかというと、なぜか相撲やプロレス格闘技が好み。
右手にバービーちゃん、左手にスカーレットちゃんをもってがぶり四つ。
さらに、悪意はまるっきりなく、尊い好奇心から、
首を交換すれば新種のお人形ができるに違いない、もっとステキになるに違いないと信じ、
首を外し、付け替え失敗で壊してしまったり。
そんなかわいそうなお人形たちに対する反省及び罪悪感からだと思うのですが。
ここからが夢の中のトイレ(記念すべき悪夢)となります。
お便所ですね、昔の和式のトイレに幼い私は跨っているわけです。
床と同じ高さじゃなく、一段上がるタイプのトイレでクレヨンしんちゃんみたいにお尻を丸出ししていると、
閉まっているはずのドアがすぅっと細く開き、振り向くと、お人形が一列に並んでトイレにぞろぞろ入ってくる。
音もなく、私めがけて歩いてくる。
負のオーラにつつまれた恨めしそうな行進で、恐怖で息が止まりそうになり、泣き出し、目が覚めた。
怖い怖い怖い。今でもあの戸の隙間から次次と入ってくる姿、思い出します。
人生忘れられない夢ベストテンをやったら絶対上位にランクインするでしょね。