晩御飯を食べていると、「スケトウダラの漁獲量が減少している」とNHKのアナウンサーがニュースを読み上げていた。
スケトウダラ!漁獲量!スケトウダラの漁獲量!
なんて懐かしい響き。激しく反応してしまいました。
だってね、私、こう見えてもこのスケトウダラ資源の調査にほんのちょっとだけ携わっていたんです。
その昔、漁業資源部に配属され、もっとも近い上司はスケトウダラの研究者だった。
海図を分割し、サンプルを抽出、♂♀年齢成熟度胃内容物体長重さなど測ったりしてたな。
その測定値をもとに引き伸ばし資源量などを計算してゆく。昔のことですし、すっごく雑な説明となりましたけど。
(余談ですが、スケトウダラの年齢は頭の中にある耳石で調べます。これが白くてなかなかステキで、
なにかに利用できないものかと常々個人的に考えていたのを思い出します)
私はというと、本当に簡単なお手伝いを主にしていた。
当時のあのロッカーや本棚で要塞化していた個個のスペースに埋もれ、自分の研究調査に没頭?というか、
考え事というか、集中と弛緩というか、研究者って一般事務職とは違うんだなぁと、あれは私にとって貴重な体験で、
ちょっと変わった空間で働いていた時期を思い出しました。
でね、この記憶力曖昧な私が、ぱぱぱぱぱっと背後に座っていた研究者の名前、
可愛がってもらってた研究者の名前をフルネームすべて漢字で思い出しまして。
調べてみたら…。
画像がでてきた!笑った!懐かしいし、えんらい年とっている!ってお互いさまですみませんなんですけど。
本を出版していることも確認。おお、読んでみよう。
なんといっても、私の背後に座っていた、一番年の近かった研究者Tさん、
思い出すなぁ、私が覚えていても向こうは私のことなんてこれっぽっちも覚えてないんでしょうけど。
ちなみに偶然ですが、スケトウダラのニュースを見ていたときの我が家の食卓はタラの鍋でした(笑)。
写真ではわからないかもしれませんが、この道のずっと奥の行き止まりの坂、
肉眼では排雪作業の最中(もなかじゃない)なのが見えました。
道幅が、これまた懐かしく感じるくらい広くなっているのが遠くに見えて。
あの、排雪作業後の急に視界が開けた解放感が、なんとも好きです。
これで春が来るんだとほっとする。って排雪こなくても春はくるんでしょうけどね。