やっと行ってきました、江部乙神社に。
ここの狛犬さんに会いたかったのよ(笑)。
私の愛蔵本、
ほっかいどうの狛犬/丸浦正弘
この本の中で江部乙神社を見つけて驚いたのですが、
なんと江部乙神社と私はなかなか縁というか思い出があるんですわ。
子どもの頃ここの神社の境内で何度も遊んだことがある!(笑)。
神社の裏に叔父の家があり、夏休みや冬休みに泊まりがけで遊びに来ていた。(今はもう住んでいませんが)
歳の近い従姉妹に連れられ夏は肝試し、冬は脚のつけ根まで雪にずぼぼと埋まって遊んでいた。
(それとなんと藁人形が打ちつけられているのを見つけてしまったのも、ここの神社内の大木だった)
だけど、狛犬の記憶はないのよね。
北菓楼の次に、江部乙神社に寄ってもらいました。
いた!予想を上回るレベル、いい味出してる狛犬さん!
すごいかもしれない。狛犬のイメージがガラガラと崩れるこの愛らしさ。
作者は屯田兵(江部乙は屯田兵の入植によって開けた町です)の佐々原一夫氏。明治43年の奉納。
首がない…。たてがみというか髪も斬新。
ぬぅ~~っとしたこの腕この風貌。セーターの袖口を引っ張って伸ばして着ている感じ。
お行儀よく指先揃えている。
そして、
独創的なこの尻尾。思わずあれは○○○なのか?と独走してしまったし。
臀部に別の生き物の顔があるようにも見える。それは私の考え過ぎだな(笑)。
思わず後ろから抱きつきたくなるような背中。
これはゆるキャラならぬ、ゆるコマかもしれない。
狛犬ひとつでこんなに和んでしまった(笑)。
ここまで個人的に盛り上がりをみせた阿形にたいし、吽形も期待大大でみてみると。
つぶらな瞳だ。つぶらすぎて潤んでいるようにみえる。
耳はどれになるんだろう。
ついつい北菓楼で食べたソフトクリームを思い出す(笑)。
吽形には○○○のようなのがついてないなと思いきや。
なんと、久しぶりの股間になにか一品が!
じわっとフェイドアウトなラインどりとなっているけれど、これは愛らしさの中にもおずおずとその存在を誇示してる。
暗くておわかりになりにくければ、もう一度吽形の初めから写真を見直していただければと。
「そんなに見るなよな」と狛犬さんに言われそうですが。
この写真はなんでしょう。
答えは狛犬さんが見ている景色です。
明治四十三年 ○○(読めない)九月吉日
人気者なのかもしれない。ウーパールーパーっぽい。
江部乙神社には2か所入口があって、本殿からまっすぐ正面に一か所、
狛犬さん側にもう一か所あります。
昔も本殿はこの位置だったろうか・・・。覚えていないけれど、狛犬さんが本殿脇に座してないのよね。
あまり魔除けになっていないような。笑う門には福来るでしょか。
伊夜日子神社の狛犬さんも笑っていたけれど、江部乙神社のはまたちょっと違う味わいでした。