今年になって、初めて観た映画が「メゾン・ド・ヒミコ」です。アンコール上映という事で、どんな映画かなという興味もあり、観にいきました。芝咲コウという女優さんのこともあまり知りませんでしたが・・・いやあなかなか良かった終始不機嫌そうな表情で、凄くブスな女性沙織を演じきっていました。ゲイの父を嫌い、存在を否定しながらも、癌で余命が僅かな父の経営するホームでお手伝いをする事になります。ホームはゲイのための老人ホーム。ここで沙織はゲイの人達と出会います。いつしか不思議な、いいしれない関係が生まれてきます。そして何といっても父の恋人春彦の存在ではオダギリジョーがかっこよく演じていました。私が好きな場面は、クラブでのダンスシーン沙織のバスガイド姿もカッコ良かったバックに流れる懐かしのメロディー「また会う日まで」も最高でしたそして沙織の父卑弥呼役、田中泯も独特な存在感をかもし出していました。私とっては田中泯はやはり前衛舞踊の旗手としてのイメージがある人なので・・・・。このゲイ役と何か重なるものを感じます。不思議な世界だけど、何か日常的なものを感じる映画でした
メゾン・ド・ヒミコ
公式サイトです