あきらめることに慣れてしまった、すべての大人たちへ――
好き度:=70点
久しぶりに京都シネマへ、、、、。
ダニエルブリュ―ルが主演ということで気になっていた作品でした。お話しはベタかな。でも何かこういうの好きだな。一番良いのは分かりやすいことかもしれません。
それにしてもドイツって面白くない国だなとつくづく思う。大人の締め付けに子供たちも反抗もせずいたんですね。そういう意味ではこの作品に登場する子供たちにとってはコッホ先生に出会ったことで小さな革命が起こせたのはある意味、大きな勇気だったのかもしれません。
何と実話ベースらしい。コンラート・コッホはドイツへサッカーを導入した偉大な人だそうです。この頃は英国という国がドイツにとっては非常に野蛮な国の象徴だったようです。ましてやそんな国のスポーツ、サッカーをドイツで普及させるというのは並大抵なことではなかったんですね。
子供たちにもっと自由をというコッホの革新的な教育は確かに受け入れられにくい状況だったのでしょうね。自らその仕掛け人としてやるということは本当に大変だったんだと思います。
さまざまな邪魔を覆し自分の信念を貫いたコッホ先生の情熱には頭の下がる思いでしたね。ダニエル・ブル―リュの爽やかさも効してかなかなかわざとらしくない仕上がりになっていたと思います。
あらすじ(MovieWaklerより) ネタばれ含みますので未見の方は読まないで下さいね。
1874年、帝政ドイツ。ブラウンシュヴァイクにある名門校・カタリネウム校のメアフェルト・グスタフ校長(ブルクハルト・クラウスナー)に招かれて、オックスフォードに留学していたコンラート・コッホ(ダニエル・ブリュール)はドイツ初の英語教師として赴任してきた。しかし当時のドイツでは反英感情が高く、教室でもイギリスに対する強い偏見が待ち受けていた。授業を開始しようとした矢先、級長フェリックス・ハートゥングを先頭にクラスでただひとり労働者階級出身のヨスト・ボーンシュテットに罪を被せいじめているのを目の当たりにする。その日の夜に開かれたパーティで、コッホはフェリックスの父と会う。地元の名士でキリスト友会会長を務め、カタリネウム校に対しても多大な影響力を持つフェリックスの父(ユストゥス・フォン・ドーナニー)は、ドイツ帝国の教育は秩序と規律、服従がすべてであると考えていた。個性や自立を促す進歩的な教育を目指すコッホとの対立は、避けられなかった。英語を学ぶ意欲がからっきしない生徒たちを前に、コッホはある一計を立てる。生徒たちを体育館に集合させ、愛用の革製ボールを見せるコッホ。それは、サッカーボールだった。当時、体育の授業と言えば体操であり、触ったことのあるボールといえば医療用の重いボールくらいだった。生徒たちがコッホに倣いボールを蹴ると、たちまちサッカーの楽しさに目覚めて夢中になり、サッカー用語を通じて英語も熱心に勉強するようになる。スポーツ用品メーカー社長の息子オットー・シュリッカーは、ボール自体に興味を持ち、同様のものを作れないか試行錯誤する。またヨストはフォワードとして大活躍をし、各人の個性や才能が見え始めてきた。ある日、コッホたちが体育館でサッカーの試合をしていると、授業を見学しに来たキリスト友会のメンバーと校長にその様子を見られ、間の悪いことにヨストが蹴ったボールが牧師の股間に命中してしまう。キリスト友会会長であるハートゥングは激怒し、サッカーを禁止させなければコッホを解雇させると校長に詰め寄る。さらにヨストは退学処分の最後通告として補習室送りになり、彼の母親クララも、ヨストの将来を危惧しコッホを責める。サッカー禁止令に従うコッホだが、落ち込む生徒たちを見て、放課後は自由だと提言する。授業後、自発的にサッカーの練習をする生徒たちの熱意に触れ、コッホも本腰を入れて指導。次第にクラスは本物のチームとしてまとまっていくが……。
サッカーを通じて英語を学ぼう
自由な時間ならサッカーは出来るということで始めたが、、、、、。
ヨストはついに退学に、、、、。
コッホも教師をやめなければならないところまで追い込まれる。その時あることが起きる。
本当に英国チームとの試合をすることになる。
ありがちなパターンといえばそうなのですが、でも何故か好感の持てる作品でした。
解説(allcinemaより)
19世紀末のドイツで教育の現場にイギリス発祥のチーム・スポーツ“サッカー”を導入し、後に“ドイツ・サッカーの父”と呼ばれる実在の人物コンラート・コッホを主人公に、サッカーを通じて封建的な学園に自由と平等の精神を植え付けた型破りな教師と生徒たちとの心の交流を描いた感動の学園ドラマ。主演は「グッバイ、レーニン!」「ベルリン、僕らの革命」のダニエル・ブリュール。監督は本作が本格的な映画デビューとなるセバスチャン・グロブラー。
メディア | 映画 |
上映時間 | 114分 |
製作国 | ドイツ |
公開情報 | 劇場公開(ギャガ) |
初公開年月 | 2012/09/15 |
ジャンル | ドラマ/学園/スポーツ |
映倫 | G |
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