死ぬまで生きよう、どうせだもん。
京都シネマにて今年初めての劇場鑑賞。なんと196分という長さ!!3時間16分ですね。ちょいとしんどかったですが・・・・。
監督は安藤桃子、そして主演には実妹の安藤サクラ。父の奥田瑛二がエグゼクティブプロデューサーで関わり、母の安藤和津もフードコディネーターで参加。ファミリーの力は凄いもんですね。面白いところでは吉本の芸人さんも登場しているのが見ものです。
お話しは現代社会で今もっとも深刻な介護問題をテーマをもとになかなか見ごたえのあるものでした。安藤サクラが演じる山岸サワという天涯孤独のヘルパーも良い味出しているし、彼女が出会う様々な高齢者もユニーク。
ー最初の出会いー
街角で偶然出会った康夫とカラオケ店で一夜をともにすることに・・・・。
あ!吉本の竜じいやあ~~!なんか不思議なコラボ。その上にカラオケ店の店員はあの東出君や。この3ショットは貴重やなあと思いましたわ。
最後に康夫はサワちゃんに礼を言い、このコートを差し出す。それからこのコートはサワのトレードマークとなる。
さて次に出会ったのは・・・・・。
自転車泥棒をしている茂、、、、。サワは彼のやっていることに指摘を促す。それを機に、茂の家に転がり込むということに。
これまた吉本の大御所坂田利夫や。なかなか演技良かった。あほの坂田さん、おとぼけ満載の演技が光っていました。サワと茂との別れはなんかじ~んときましたね。
さてさて次の出会いは・・・・。
自称大学教授真壁義男。エロ本見たことからサワに弱みをつけられてしまう。このことからサワは彼の家で世話になることに。ラッキー♪サワちゃん。
真壁の妻の世話もかいがいしくおこなうもんで、家政婦浜田も舌をまく。
サワちゃん料理も上手いしね、言うことなし!!
俳優界の重鎮、津川雅彦。流石の存在感にう~ん凄いなあと
妻静江には草笛光子 考えるとかなりの豪華メンバーですね。他には浅田美代子もこの夫婦の娘として出ていた。
結局ここともおさらば!あてもなくまた旅に出るサワちゃんでありました。次の出会いは何と!!最初にヘルパーとして働いていたところの息子片岡マコトとの偶然の再会となる。彼はあの後、別れた父の元に身を寄せていたのだ。
その父・佐々木健には柄本明。安藤サクラの義理父まで登場!!そういえば家政婦浜田役の角替和枝は義理母じゃん。
最後の出会いは何とも悲惨な感じだけど、、、、、。
結局耐えきれなくなったマコトとサワちゃんは当てもなく車での旅を続けるのでありました。よう考えたらこれロードムービーやったんやね。
あらすじ(allcinemaより)
天涯孤独な介護ヘルパー山岸サワは、派遣先の家で思わぬトラブルに巻き込まれ仕事をクビになってしまう。いきなり住むところを失い、おまけに一文無しで途方に暮れるサワ。しかし、カラオケ店の受付でまごつく老人を見つけるや、強引に同室となって楽しく一夜を過ごす。その次に出会ったのは、駐輪場の自転車を次々とパンクさせている老人、茂。サワは優しく声を掛けつつ無理やり家に上がり込むと、得意のヘルパー仕事で世話を焼き始める。最初は警戒していた茂もプロの技に癒され、いつしか心を開いていく。その後も行く先々で老人の弱みを握っては、生きるために“おしかけヘルパー”をしていくサワだったが…。
メディア | 映画 |
上映時間 | 196分 |
製作国 | 日本 |
公開情報 | 劇場公開(彩プロ) |
初公開年月 | 2014/11/08 |
ジャンル | ドラマ |
映倫 | G |
解説(allcinemaより)
「カケラ」の安藤桃子監督が自身の書き下ろし処女小説を基に、実妹・安藤サクラ扮するハードボイルドなヒロインを主人公に描く異色の人情ドラマ。事件に巻き込まれて一文無しとなった介護ヘルパーが、様々なワケあり老人をターゲットに“おしかけヘルパー”をして食いつないでいくバイタリティあふれる生き様を、介護を巡る社会問題を織り込みつつヒロインと老人たちとの心の触れあいとともに綴る。共演に柄本明、坂田利夫、草笛光子、津川雅彦。
長くてしんどかったけど、まずまず楽しめたかな。芸達者な皆さんの演技に拍手!!旅はあの後どうなるのか、ちょっと気になりましたが、、、、。
安藤サクラちゃん、上手いよね。
オフィシャル・サイト
http://www.05mm.ayapro.ne.jp/