銅版画制作の日々

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希望のかなた(2017)**TOIVON TUOLLA PUOLEN

2018-01-23 | 映画:ミニシアター

 みんなで、救う。

お久しぶりです。中々シアターに足を運ぶことが出来ず・・・・。ようやくこの作品を鑑賞してきました。フィランドの巨匠、アキ・カウリスマキの久々の作品です。人気があるようで、お昼の時間帯はなんと満席状態ということで、夕方の時間に鑑賞。結構この時間も結構お客さん多かったです。

今回のテーマは難民問題。シリアから、フィランドへ逃げて来た青年のお話でした。いつものように淡々とした流れでお話は進んでいきます。ところどころユーモアも交えて。セリフはいつものように少ないですね。バックに流れる歌が何とも言えない雰囲気を醸し出しています。


シリアの青年カーリド役にはシェルワン・ハジ 実際にシリア生まれらしい。今回本作で長編デビューのようです。


ヴィクストロム役には監督作品常連のサカリ・クオスマネン。そして洋品店の女店主役のこのカティ・オウティネンも監督作品常連さん

そしていつも監督作品に欠かせないのは犬?だと思う。今回も登場!


名前がコイスティネン これでもキャストとして登場しているのだから凄い存在!

この監督の作品の画面構成がとても特徴あり!映像がクラシックなのがたまらない。

 
時代背景がレトロなのか?それともそれを意識してのものなのか。

 
車もクラックですものね。

あらすじ(allcinemaより)

 内戦が激化するシリアを逃れ、フィンランドの首都ヘルシンキに流れ着いた青年カーリド。過酷な長旅の中で混乱に巻き込まれ、今やたった一人の家族である妹ミリアムと離ればなれになってしまった。彼の唯一の望みは、その妹を見つけ出し、フィンランドに呼び寄せることだった。しかしカーリドの難民申請は無情にも却下されてしまい、彼は収容施設から脱走する。ヨーロッパ全土を揺るがす難民問題が暗い影を落とす中、容赦ない差別や暴力に晒され、行き場を失うカーリド。そんな時、レストラン・オーナーのヴィクストロムという男と出会い、彼の店で働かせてもらえることになったカーリドだったが…。


店がはやらないということで日本食のお店に変身!即席寿司を作るところは笑えた。こんもり大きなわさびを寿司ネタの上にどっさりはびっくり。観客は皆大笑い!どこで調達したのか?日本色のそれぞれ衣装にも笑えてきたなあ。


ようやく妹ミリアムと再会。意外にもあっという間に再会できるところにはありゃなんて思ったり・・・・。

そして物語もありゃというくらい早くお終いだったのにはちょっとあっけなく思ってしまったけど。

解説(allcinemaより)

フィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督が難民問題をテーマに贈るハートウォーミング・ドラマ。2017年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞作。フィンランドの首都ヘルシンキを舞台に、妹の行方を捜すシリア難民の青年が、非情な現実に希望を打ち砕かれそうになるさまと、そんな彼に優しく手を差しのべる市井の人々の小さな善意が織りなす心温まる人情ドラマをユーモラスに綴る。主演はシリア人俳優のシェルワン・ハジとカウリスマキ作品の常連サカリ・クオスマネン。

メディア 映画
上映時間 98分
製作国 フィンランド
公開情報 劇場公開(ユーロスペース)
初公開年月 2017/12/02
ジャンル コメディ/ドラマ
映倫 G

オフィシャル・サイト
http://kibou-film.com/

 

 

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