1980年5月。
韓国現代史上、最大の悲劇となった光州事件――
あの日、真実を追い求めたひとりのドイツ人記者と
彼を乗せたタクシー運転手がいた。
4月30日、MOVIX京都にて鑑賞しました。さすが連休ということもあって、大勢のお客さんでこの作品も客席が埋まっていました。何が一番良かったかといえばやはり物語が分かりやすいことでしょうね。最後まで飽きることなく観れました。主役のソン・ガンホも相変わらず良い味出してました。ちょっとユーモアもあるところが中々良いですね。人柄も良いし憎めないドライバーを演じていました。
光州事件は有名ですが、名前だけでこんな悲劇をもたらしたとはまったく知らず。そういう意味ではいい勉強にもなりました。またこの作品、実話ベースらしく・・・・。実際ドイツ人記者がラストで登場する場面も。結局タクシードライバーと再会できなかったようで、2016年にドイツ人記者は亡くなられたそうです。
あらすじ(allcinemaより)
1980年、韓国のソウル。妻に先立たれ、幼い娘を抱えて経済的に余裕のない毎日を送る陽気なタクシー運転手のキム・マンソプ。その頃、光州では学生を中心に激しい民主化デモが発生していたが、戒厳令下で厳しい言論規制の中にいるマンソプには詳しい事情など知る由もなかった。そんな中、ドイツ・メディアの東京特派員ピーターが光州での極秘取材を敢行すべく韓国入りする。英語もろくに分からないマンソプだったが、“通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う”というピーターの言葉に二つ返事で引き受ける。こうして現地の深刻さに気づかぬまま、ピーターを乗せて意気揚々と光州へ向かうマンソプだったが…。
この4人がメイン。ファン・テスル役のユ・ヘジン(左端)も人の良いキャラで良かった!
何が凄いってファンがマンソプを逃がして自分が犠牲になる。人間として凄いなあって。右端のク・ジェシクも同じく正義感の強いキャラで良かった!
ファンの家で歓迎を受ける。何もないと言いながら凄いご馳走である。
息を呑む取材にドキドキもの!そして見たものは驚くような場面。
一番ハラハラしたのは、検問の場面かな。カーチェイスも凄かった。
ソウルナンバーを隠して光州ナンバーをつけて何とか検問を逃れようとするも・・・・。
血なまぐさい場面も多かったけど、正義を貫こうとするタクシー野郎の活躍には目を見張るものもあり。ストレートなお話に涙してしまった。
解説(allcinemaより)
1980年5月に韓国で起きた歴史的な民主化運動での悲劇“光州事件”を背景に、厳しい取材規制の中で現地入りしたドイツ人記者と、彼を乗せることになった平凡なタクシー運転手の知られざる真実の物語を描いた感動ドラマ。主演は「殺人の追憶」「密偵」のソン・ガンホと「戦場のピアニスト」「ワルキューレ」のトーマス・クレッチマン。共演にユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル。監督は「義兄弟 SECRET REUNION」「高地戦」のチャン・フン。
メディア | 映画 |
上映時間 | 137分 |
製作国 | 韓国 |
公開情報 | 劇場公開(クロックワークス) |
初公開年月 | 2018/04/21 |
ジャンル | ドラマ/サスペンス |
映倫 | G |
2時間超えでしたが、見応えありで、時間を忘れてしまうほどでした。
オフィシャル・サイト
http://klockworx-asia.com/taxi-driver/