1月19日鑑賞。非常に重苦しい作品でした。過去を偽ってまで聖職者になる彼の心理とは・・・。なんとポーランドであった実話だそうです。とにかく最初から最後まで息苦しさを感じ、少々疲れさえ感じる作品でしたね。確かにダニエルは人を殺めたかもしれないけど。どうなんだろう。悔い改めたなら個人的にはOKと思ったり。一度罪を背負うとやはり司祭はとしてはやはりNGでしょう。それにしてもやるせなさの残る作品でした。だって希望はひとつもないのだから・・・・。
解説
過去を偽り聖職者として生きる男の運命を描き、第92回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされたポーランド発の人間ドラマ。少年院に服役中のダニエルは、前科者は聖職に就けないと知りながらも神父になることを夢見ていた。仮釈放され田舎の製材所で働き始めた彼は、ふと立ち寄った教会で新任の司祭と勘違いされ、司祭の代わりを命じられる。村人たちは司祭らしからぬダニエルに戸惑うが、徐々に彼を信頼するようになっていく。数年前にこの土地で起きた凄惨な事故を知ったダニエルは、村人たちの心の傷を癒やそうと模索する。しかしダニエルの過去を知る男の出現により、事態は思わぬ方向へと転がっていく。主演のバルトシュ・ビィエレニアが、少年院出身のダニエルと司祭トマシュという正反対の人物像を緊張感たっぷりに演じる。監督は「ヘイター」「リベリオン ワルシャワ大攻防戦」のヤン・コマサ。
映画『聖なる犯罪者』予告編