俺たちは、帰り道のない世界にいた。
台湾の台北にある歓楽街の名前がモンガだそうです。随分前ですが、一度訪れたことがあります。日本から飛行機で約3時間くらいでしょうか。近い外国ですね。
香港映画とはやはり微妙に雰囲気が違いますね。どのように違うのかははっきり分からないけど、、、、。
京都シネマにて鑑賞しました。平日でしたが、そこそこお客さんは入っていました。女性客も多いかな。原色の色が印象的。特に赤色が凄く強いですね。
何と高校生が極道の世界へ身を沈めるという物語。実際にこういうことあるのかな?何でもこの作品、おひざ元の台湾で昨年、大ヒットした青春映画。
日本の青春映画とは一味違うような?
二ウ・チェンザー監督。俳優出身、『ビバ!監督人生!!』で初メガホン。今回も役者として登場!
モンク役のイ―サン・ルアン。
彼は台湾期待の若手俳優さんだそうです。ソフトなマスクで、なかなかイケメンですね。
そしてもう一人の主役モスキート役のマーク・チャオ。
韓国のイケメン俳優の誰かに似ているような?
2人ともそんなに強い個性はないけど、、、、。身近にいそうな青年って感じですね。
さてこの2人以外に3人の青年、皆、平凡な高校生から、裏社会にどっぷりハマってしまうというお話。興味があっても、こんな社会に入るなんて、なかなか勇気要りますよね。
そもそもモンガという街は、歓楽街で繁栄しているだけではなく、極道組織が縄張りを争っているややこしいところでもあるそうです。日本で言えば、何処なのかな?
興味深々な若者にとってはやはりこの世界はとてもサスペンスなものなのかも。格好良いというのもあるのでしょうね。
モンガに引っ越ししてきたモスキートは、転校して来た初日に不良グループから因縁をつけられ、、、、、。
度胸の良さから、学校で勢力を仕切っているドラゴン一味に目をつけられ、仲間に受け入れられることに。
ドラゴン役にはリディアン・ヴォーン
ドラゴンは極道組織の親分の息子。モンクはその幼馴染だった。
最初は極道社会に戸惑うモスキートだったが。次第に心を打ち解けることになる。今まで友人に恵まれなかったモスキートは初めての友だちに喜びを感じる。
まさに青春♪
喧嘩に明けくれながら4人の友だちとだんだん深く親交していく。友情から、義兄弟という関係になっていく。
そして、ある日歓楽街にある○○部屋に連れて行かれることに・・・・・。
ここである女性と出会うことになる。これはモスキートの運命的出会いとなる。色恋については、この部分のみだけですね。
シャオニン
モスキートが本気で愛する女性、シャオニンは借金のため、売られて来た。
ストーリー(MovieWalkerより拝借)
1986年。台北一の繁華街モンガは商業地区として繁栄していたが、その裏では多くの極道組織が縄張り争いを繰り広げ、抗争の絶えない街であった。そんなある日、モンガに引っ越してきた高校生のモスキート(マーク・チャオ)は、転校初日に些細なことからクラスの不良グループに因縁をつけられる。放課後、モスキートは待ち伏せしていた不良グループに追いかけられるが、その様子を偶然、校内勢力を仕切っているドラゴン(リディアン・ヴォーン)が目撃、たった一人で不良グループに対峙するモスキートを気に入ったドラゴンは、彼を仲間に迎え入れる。ドラゴンは、モンガでいちばんの権力を握る極道組織の親分の一人息子であった。そんな極道の世界に戸惑いつつも、モスキートは生まれて初めて出来た友達とモンガの街で喧嘩に明け暮れる。幼い頃から一目置かれるドラゴンと、彼の幼馴染で頭の切れる影のリーダー、モンク(イーサン・ルアン)、お調子者のアペイ、腕っ節の強い白ザル、そしてモスキートの5人はいつしか義兄弟の契りを交わし、固い絆で結ばれていった。そんな中、街の利権を狙う新たな勢力がモンガに乗り込んでくる。それをきっかけに、激しい抗争と陰謀に巻き込まれたモスキートたち5人は、それぞれの想いを抱えながら、モンガの街を守ろうと戦いを続けるが……。
新たな勢力の出現で、、、、。5人の友情は崩れて行くことになる。
新しい組織の出現によってゲタ親分の命が奪われてしまうことに。
まさかの裏切りに、モスキートは。。。。。
ありそうなお話ではありますが、でも何だか熱いものを感じます。突っ走る若者たちの壮絶な生きざまが何とも言えず。
解説(goo映画より拝借)
2010年の旧正月に台湾で大ヒットし、台湾映画史上歴代第二位の動員記録を作った本作。“モンガ”とは台北市西部の古くから開けていた下町で、門前町と歓楽街がミックスしたようなところ。そのため、ここは古くから極道たちの縄張り争いの場所でもあった。組織のために友情が壊れていく。韓国の『友へ チング』、香港の『ワイルド・ブリッド』、『ゴッドファーザー』にも通じる、愛と友情、そして裏切りの物語。監督のニウ・チェンザーはホウ・シャオシェン監督の『風櫃(フンクイ)の少年』で主演を務めた俳優で、本作が映画監督としては二作目にあたる。また、本作のアクション監督に『オールド・ボーイ』のヤン・キルヨン。
監督と出演者たち
メディア | 映画 |
上映時間 | 141分 |
製作国 | 台湾 |
公開情報 | 劇場公開(ブロードメディア・スタジオ) |
初公開年月 | 2010/12/18 |
ジャンル | 青春/ドラマ/犯罪 |
映倫 | PG12 |
※京都シネマにて鑑賞。
http://www.monga-chiru.com/
私の印象としては「パッチギ!」「仁義なき戦い」「スタンド・バイ・ミー」を足して2.5で割ったくらいでしょうか。
主人公モスキート役のマーク・チャオもいいですが、モンク役のイーサン・ルアンが印象に残ります。
ヒロイン役の女優さんも良かったです。
監督は俳優出身だそうで重要な役で出演もしています。
台湾映画らしく日本が重要なモチーフとして登場します。
それがラストに効いてきますが、、ラストは切ないなあ。
暴力的なシーンも多いのですが、男優がいいので割と女性向けかも。
沢木耕太郎が朝日新聞に連載している映画評「銀の街から」でもこの映画を取り上げていて、それで見たと言っていいです。
相変わらず、この沢木耕太郎の映画評は見事です。
映画を見た方はぜひご覧下さい。
http://doraku.asahi.com/entertainment/movie/review/101222_2.html
自分も知り合いがいたので、連絡がとれるまで心配でした。
mezzotintさんの知り合い、ご親族は、大丈夫でしたか。
この震災に対して、自分が何ができるのか、考えているところです。
すみません!そちらにお邪魔せず。。。
また後ほどお伺いいたしますね。
アジアの映画はどれもグレードが高いですね。
私はジョニー・トー監督作品も結構好きです。
沢木耕太郎さんの映画評論、是非読ませて
頂きますね。
いつもありがとうございます。
時間が経つにつれて被害の全容が分かり、、、。
とてもショックです。
友人や知り合いが、東京にいます。
まだ連絡取れてはいません。
そうですね。何か出来ることがあると良いのですが。
当日は家に帰れず会社に泊まりました。
今日は交通機関が乱れていたので自宅待機中です。
お知らせありがとうございます。
ご無事で何よりです!
余震もあるそうで、、、。
大変だと思いますが。気をつけてお過ごし下さい。
同じアジアでも、中国とも香港とも韓国とも違うなあと感じます。
なのですが、今回のはちょっと韓国っぽいなあって感じましたわ。
あのノリといい、はじけたエネルギーが今回は特に感じました。
モンクが良かったですねえ。日本でも人気上がりそう。