銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語◆◇THE VINTNER'S LUCK

2010-12-18 | 映画:ミニシアター

 19世紀 ブルゴーニュ、そこは天使が舞い降りる丘。

 人生をワイン造りになぞらえた芳醇な愛の物語。

京都シネマにて鑑賞。ジェレミー・レニエが主役だということで、気になっていた作品です。舞台はフランスなんだけど、英語なんですね。
ジェレミー・レニエは「ロルナの祈り」で薬物中毒のクローディがとても印象的だった俳優さんなのです。


そうそう調べたところによると、何とこの作品でジェレミー・レニエ、英語圏の作品デビューだそうです!

今回の役どころは葡萄農家のソブランという若い青年で登場。とにかくワイン作りにこだわりを持っていて、土壌を吟味し、苗を植え、霜にやられそうになれば、布で守り、自分の葡萄を育てた。そして自分のオリジナルのワインをあみだそうとする。熱意溢れる男でした。

かなり男女の絡みがあって、、、。こういう場面、やっぱり必要なのかしら?気になりましたが。相手のセレストとは後に結婚しますが。

男女の絡みだけではありません。何と羽根の生えた天使との絡みもあるのです。この天使がソブランのワイン作りの成功に大事なポイントとなります。天使が登場というのも不思議な気がしますが、、、、。


天使役にはあのギャスパー・ウリエル ハンニバルでは殺人鬼役でしたね。フランス若手の注目株です。

お美しい顔立ちですね。でも好みじゃあないけど(笑)


そしてこの方、領主の姪のオーロラにはあのヴェラ・ファーミガ 現在37歳。えぇ~そんなに若いとは思いませんでしたわ。


セレスト役には本作の監督ニキ・カ―ロの「クジラ島少女」でデビューしたケイシャ・キャッスル=ヒューズ
実生活では17歳で母となった彼女、彼女のお子さんが娘役で出演しているそうです。

  

 

あらすじ(allcinemaより拝借)

 1808年、ブルゴーニュ地方。若き葡萄農家のソブランは、醸造家となり最高のワインを造ることを夢見ていた。そんな彼の前に謎めいた天使ザスが現われ、葡萄の苗木をプレゼントする。そして、年に一度の再会を約束し、ワイン造りのノウハウをソブランに語って聞かせるのだった。やがて、ザスの助言と美しい妻セレストの愛に支えられ、初めてのワインが出来上がる。その出来にワイナリーを持つ地元の有力者ヴリー伯爵も注目する。その後、伯爵からワイナリーを引き継いだ姪のオーロラにチーフ醸造家として迎えられたソブラン。2人は力を合わせて最良のワイン造りに精を出し、いつしかその評判はパリにも広まっていくのだが…。


ソブランは手伝いに来ていたセレストと恋に落ちる。いきなりベッドシーンもあり。
ソブランの父の反対があったが、ザスの助言もあって目出たくゴールイン。その後4人の子宝に恵まれる。

 


新芽を霜にやられまいと、突然セレストや娘のペチコートの布を引きちぎり霜よけに使う。

ザスの助言とセレストの愛に支えられた、ソブランの最初のワインが出来上がった。1815年のヴィンテージをもつ彼のワインは、ザスも認める味わいとなった。

ヴリー伯爵もソブランのワインの味を認めるところとなる。


そしてパリから戻って来たヴリー伯爵の姪、オーロラもソブランに一目置くようになる。


しかし一方でソブランの生活は安定しなかった。子どもに充分な食事も与えられず、、、、、。


ワイン造りにかける野心が、彼の生活を苦しめたのだ。次女を亡くしたことをきっかけにセレストの心も蝕まれていった。


やがてヴリー伯爵が亡くなり、ソブランはワイナリーを引き継いだオーロラよりチーフ醸造家として迎え入れられた。オーロラもまた、ソブランからワインの奥義を学び取ろうと懸命な努力を重ねていった。

 ワインの味を言葉で表現。何だか色々な表現をしていましたね。
このシーンで2人は何だか危ない?なんて思いましたが。肩透しでした。
その後も2人は仕事の事で距離は近くなっていく。そんな夫とオーロラとの関係を邪推したセレストの心は嫉妬心に苛まれていきます。
ソブランもまた、ザスのある秘密を知ってしまったことから心が揺れ、それにしたがって彼のワインもまた苦くなってしまった。苦しみの歳月が流れる。
オーロラはガンに罹り、大手術を受けることになる。セレストの心も、取り返しがつかないところまで壊れてしまう。もっとも大切な葡萄樹もまた、19世紀のフランスを襲った致命的な病害に冒されてしまう。
炎が葡萄樹を焼き尽くす。失意のなか、たった1本、ザスから贈られた葡萄樹が生き残っていた。
天使ザス、ソブランにヒント与えて優しく抱きしめるのだが、ときに戦場に行ったソブランが飢えたり、次女が病気になっても救いの手を差し伸べてくれず、ソブランはそのことに怒りさえ感じる。どういうわけか、羽根がひらひらと落ち、まるでその存在を知らせるようなことをしたり、一番驚いたのは、何と人間になるシーンである。まさかこんな風にして人間に変身するとは、誰しも思わないだろうね。ちょっとがっかりしましたよ。
天使というもののイメージがここでひっくり返されたような気がするんですが。皆さんは如何ですか?少々お粗末な感じもしたり、、、。
この作品のファンの方、気分を悪くしないでね(ぺこり)
メディア 映画
上映時間 126分
製作国 フランス/ニュージーランド
公開情報 劇場公開(東北新社)
初公開年月 2010/10/23
ジャンル ドラマ/ロマンス
映倫 PG12

 

解説(allcinemaより拝借)

 「クジラの島の少女」で注目を集めたニュージーランド出身の女性監督ニキ・カーロが、19世紀のフランス、ブルゴーニュ地方を舞台に描くワイン造りと人生をめぐるヒューマン・ラブストーリー。ワイン造りに情熱を燃やす一人の男が、彼の前に突然現われた謎めいた天使との交流を通じてワイン造りの奥義を学び、様々な経験を重ねながら至高のワインへと辿り着くまでの長くて険しい道のりを美しい映像とともに丁寧に綴ってゆく。主演は「夏時間の庭」のジェレミー・レニエ、共演にギャスパー・ウリエル、ヴェラ・ファーミガ、ケイシャ・キャッスル=ヒューズ。

オフィシャル・サイト
http://www.yakusoku-wine.com/
オフィシャル・サイト
http://www.thevintnersluck.com/ (英語)

 

 

 

 

 

 

Comments (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ロビン・フッド(2010)★... | TOP | 冬の小鳥(2009)◇◆A BRA... »
最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (KLY)
2010-12-18 01:37:17
ワインの一滴は血の一滴じゃないですが、ヨーロッパでのワインが特別な意味を持っているような気にさせられました。だから普通ならこんな天使とか出てくると私はドン引きしちゃうほうなんですけど、何か至極普通にみれちゃったという…^^;
返信する
あたしも!! (sakurai)
2011-01-24 19:35:34
>一番驚いたのは、何と人間になるシーン
そこは言っちゃまずいのかな・・・と思って書きませんでしたが、なんだかあまりに現実離れした話で、どんどん引いてる自分がいました。
どう考えても、変な話でしたよね。
絡みのシーンもやけに多くて、そんなに必要でもなかったような・・・。
いままでの監督作品は結構好きだったので、ちょっと期待したもんで、なんだかがっかりでしたわ。
返信する

post a comment

Recent Entries | 映画:ミニシアター