美しすぎる娘(ヴィオレッタ)は母親を狂わせた。
私はママのモノじゃない
京都シネマにて、最終日鑑賞。いやいや何とも言えないお話でした。しかもこれ実話らしいです。監督された方の自伝だとか。
主人公幼い娘ヴィオレッタは本当に美少女です。最初はとても可憐なお嬢さんだったのに、、、、、、。実母によってこんなに変貌してしまうなんて衝撃です。怖い事ですよね。
しかし母は何を考えているのでしょうか?理解出来ません。確かにこれだけ綺麗な娘だと今の世の中でも芸能界に入れてタレントやモデル、女優したいと思うのはあるとは思いますが。この場合はちょっと異常でした。
美しい姿を世の中の人に見せるというのはまあ許せるのですが、法にふれるようなエロッティックなポーズをとらせたりってね。自分の娘をさらしものにしているとしか思えないですよね。母親が狂うなんてやっぱりありえない。
最初はこの程度だったけど・・・・。
だんだんエスカレートしていくんです。それでもって終いにはこんな感じ↓
ガーターベルトつけてお尻のラインまで見せる。手には髑髏です。
まあ結局母は親権まで奪われる結果になるのは当然といえば当然かも。母が愛しているという言葉を娘に伝えるのは一体どういう意味なんでしょうね。
あらすじ(Moviewalkerより) ネタばれしています。未見の方は読まないで下さい。
写真家を目指すアンナ(イザベル・ユペール)は、多忙のため留守が多く、12歳の娘ヴィオレッタ(アナマリア・ヴァルトロメイ)は曾祖母に育てられてきた。ある日、アンナはヴィオレッタを厚いカーテンに閉ざされ光の入らない自室に招き入れ、ヴィオレッタの三つ編みの髪をほどき、白いレース・ドレスに着替えさせ、写真を撮り始める。母と遊んでいるような感覚が楽しく、ヴィオレッタは母の言われるままにポーズを取る。アンナは、画家エルンスト(ドニ・ラヴァン)のアトリエにヴィオレッタを連れて行く。アンナにニコンのカメラを与え、彼女が写真を撮るきっかけを作ったのはエルンストだった。母とエルンストを退屈そうに眺めていたヴィオレッタは、二人が親密そうにする姿に不快感を募らせ、彼の絵をメチャクチャにしてしまう。そんな中、ヴィオレッタの身を案じる曾祖母の祈りとは裏腹に、母娘のフォトセッションはエスカレートしていく。シースルーやスパンコールのレオタード、黒ストッキング、ガーターベルトという衣装、赤いルージュに濃いアイメイクを施し、葬式用の花輪や十字架、髑髏や壊れた人形などを手にヴィオレッタは妖艶なポーズを作る。さらにアンナはヴィオレッタのドレスを剥ぎ、脚を開かせ、過激なポーズを要求。やがてアンナの個展が開催され、新進アーティストの仲間入りを果たしたアンナの評判はヨーロッパを駆け巡り、写真も高値で売れ始めるのだった。ある時、母娘はシド・ヴィシャスとのフォトセッションのオファーを受けて、ロンドンへ飛ぶ。シドにお姫様のように扱われ、気をよくしたヴィオレッタだったが、翌日撮影が始まると服を脱いでシドとのキスを求める母の指示を拒んで撮影から逃げ出してしまう。この日を境にヴィオレッタはアンナに利用されていることへの不満を爆発させるようになるが、程なくしてヴィオレッタを守り続けてきた曾祖母が死去。アンナの写真が男性誌のカヴァーを飾り、学校でもヌードモデルと囃されていじめられるヴィオレッタは孤独を募らせていく。一方、アンナの写真は話題を呼ぶと同時に倫理上の議論を巻き起し、児童虐待のかどで裁判所から保護者失格の烙印を押される。ヴィオレッタの親権を失いそうになったアンナは弁護士に救済を求めるが、ヴィオレッタの母に対する嫌悪はますます募っていくのであった……。
母アンナ役にはフランスの有名女優、イザベル・ユペール
ヴィオレッタ役にはアナマリア・ヴァルトロメイちゃん。ルーマニア出身の新人さんだとか。それにしても可愛いですよね。
学校にもこのいでたちで登校。なんとなく不自然だし、やっぱり子供は子供らしくないとね。そう思いませんか?
解説(allcinemaより)
幼い頃から写真家である母親のモデルを務め、1977年に発表されたスキャンダラスなヌード写真集が世界的センセーションを巻き起こした往年のロリータ・スター、エヴァ・イオネスコが自ら監督・脚本を務め、当時の実体験をもとに娘と母の葛藤を描いた禁断の問題作。彼女にとっての記念すべき長編監督デビュー作となる。自らの名声を求めるあまり、娘の気持ちに寄り添えない母親の心の闇と、そんな母親の欲望の犠牲になっていく少女の苦悩を綴る。主演は母親役にイザベル・ユペール、娘のヴィオレッタ役にルーマニア出身の新人アナマリア・ヴァルトロメイ。共演にドニ・ラヴァン。
色々考えさせる作品でした。しかもこの話、実話だとはね。ショッキングです。
メディア | 映画 |
上映時間 | 106分 |
製作国 | フランス |
公開情報 | 劇場公開(アンプラグド) |
初公開年月 | 2014/05/10 |
ジャンル | ドラマ |
映倫 | R15+ |
オフィシャル・サイト
http://violetta-movie.com/
この映画でふと思い出したのは、画家のレンビッカです。マドンナが尊敬している藝術家で近年再評価されています。
彼女も娘に挑発的なセクシーポーズさせて絵を描いていました。
藝術家業界にはそこそこある事かもしれません。表現者としての欲望のほうが勝ってしまうといいますか。
エヴァ・イオネスコ氏の少女時代の写真、現在の日本では法令に抵触するでしょう。
コメントありがとうございます。
レンビッカはポスターを見たことがあります。
どこかしらヴィオレッタと重なるのは納得です。
絵の雰囲気から感じられますね。
それにしても芸術家の感覚はやはり一奪しているのかもしれませんね。