2005年に公開された『イン・ザ・プール』や『亀は意外と早く泳ぐ』で映画界に“脱力系”ブームを起こした三木聡、2006年にはテレビドラマ「時効警察」で高視聴率を記録し、「続時効警察」も好調なスタートだそうで・・・・。私は三木聡の作品はこれが初めてです。それにしても凄い監督なんですね
ということで、7月30日に京都シネマにて鑑賞。8月の鑑賞作品レビューまでもう少しだ頑張ろう~~
ルポライター“俺”(伊勢谷友介)が、謎の虫“死にモドキ”を探して旅をする途中、奇妙な人物たちと出会っていくというロードムービースタイルで描かれている。何が飛び出すか?予測のつかないマジカルサスペンスお話とは全然関係ない小ネタもあり。ちょっと真似の出来ない笑いのスタイルだとか
今回の主役は、あの伊勢谷友介、何でもコメディには出演しない彼らしいが、三木作品に惚れこみクールなイメージを一転笑いのために、“壊れる”ことに挑戦したらしい。そして相棒の“エンドー”役には「劇団大人計画」の松尾スズキ、そしてそして、この二人と行動をともにする元S・M嬢役サエコに「バベル」で一躍脚光を浴びたシンデレラガール、菊池凛子ちゃん。また、その3人に絡む2人は三木作品常連の岩松了とふせえり。その他、三谷昇(おひさしぶり!)笹野高史、片桐はいり、渡辺裕之、高橋恵子、そして何と水野美紀も登場(髭が生えていた~~ね)
かなりの豪華キャストだ。さてさてお話・・・・・フリーライター「俺」は「月刊黒い本」の美人編集長(水野美紀)から、仮死状態が体験できる“死にモドキ”を探し、死後の世界のルポをするように依頼される。もしルポの締め切りが間に合わなければ、編集長より半殺しにされるかもしれないのだ「俺」はしぶしぶ、相棒でアル中のオルゴール職人“エンドー”ともに当てのない“死にモドキ”を探しの旅にでる。手がかりは、以前“死にモドキ”探しをしていたカメラマン真島(松重豊)を訪ねるが不在!行方は分からず何とやくざ連中も、真島を探しているのだ(ヤバイ・・・・)
二人の道中には元S・M嬢のサエコも加わり、そしてさらに、ヤクザの目玉のおっちゃん(岩松了)、弟分のチョロリ(ふせえり)まで仲間に加え、見たこともない“死にモドキ”の手がかりを探す旅を続ける締め切りがだんだん迫る焦る・・・・。ルポは完成するのか????
感想・・・・・期待して鑑賞したが、全体に今ひとつという感じですネタも笑えるものじゃなかった。キャストの顔ぶれだけで、わくわくしていたんだけど・・・・。松尾スズキも、今ひとつな演技ちょっとしらけてしまうような感じ。彼の出演した他の作品、未見だし、分からないけど。その中でなのは、やはり岩松了ではないだろうか。彼も舞台で活躍している方だが、結構いい味出していたように思う。
ということで、この作品は私には理解できず・・・・・。三木聡監督の“脱力系”は合わないのかも。途中になりました。
映画「図鑑に載ってない虫」 公式サイト
これは好き嫌いの分かれる作品かもしれないですね~。
ギャグとしては、確かにちょっと不発が多かったかも。
「時効警察」のノリを期待していたので少し肩すかしでしたが、私はラストでちょっと感動したりしてしまいました(笑
せっかくTBいただいたのですが、またTBをお送りできなかったので(すいません!)、コメントにて失礼いたします。
わたしも「亀」「時効警察」にはまったクチですが、……本作は少々乗り切れませんでした。
笑えるコネタは幾つかあったんですけど。残念です。
三木聡監督作品って独特の雰囲気やクセがあるので、結構好き嫌い分かれそうですね。
個人的には三木作品は好きなんで。
ヌルいギャグに乗り切れないとキツイかもしれませんねぇ。