銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

森崎書店の日々(2010)

2011-01-10 | 映画:ミニシアター

訳あって古書店に借り暮らし。

1月8日、京都みなみ会館にて鑑賞。いつもはそんなに混んでいないみなみ会館なのだけれど、いつになく大勢のお客さんでした。本作の終了後は「海炭市叙景」を鑑賞する予定だが、、、、。そっちも混むのかしら?

主演の菊池亜希子さん、初めて見た女優さん。何でもモデル出身だそうで、背が高くてスレンダーだ。最近は綺麗だけど、派手な女性が多いよね。でも彼女はナチュラルで素敵だなと思った。

サトルおじさんにはあの内藤剛志。以前偶然、二条城ですれ違ったことがあります。まあそんなことはどうでもいいのだが(笑)

舞台は東京の神田神保町、何でも古本を扱うお店が多くあるところらしい。行ったことはないけど、、、、。良い街並みで何となく風情もある。そんな街に貴子さんは、越してくる。
失恋の痛手で会社を辞めてしまい、長い間会うこともなかったサトルおじさんの声かけで、森崎書店の上に居候することに。

てっきり恋人だと思っていた彼氏から、別の女性と結婚すると言われた貴子。そりゃあ驚きますよね。それにしてもこの男、一体何なの?!むかつくよね。酷い仕打ちを受けた貴子、何も言えず茫然とするだけ。ショックが大きいし、あまりにも突然すぎて頭の中は整理がつかない状態だったのだろう。

私なら一発言い返すね!

さて傷心の貴子、優しいおじさんの誘いで、神保町での暮らしが始まった。今までふれることなかった古本との出会い。もちろん古本事態にも興味なかった貴子さん。サトルおじさんやお客さん、その他この街の人たちのふれ合いによって少しづつ心の傷も癒されるように変化していく。とは言えあの失恋を完全に脳裏から離れたわけではないが。


本屋の番をしながら、貴子、本の魅力にハマっていきます。


おぉ~岩松了さんがサブさん役で登場。何気に怪しいなあ。
森崎書店の常連客です。

失恋のトラウマを抱えながら、少しづつその状況を忘れていこうとする貴子。色々な古本屋さん巡りをしながら、本の魅力に出会う姿が何ともいえず。

 必要以上に優しく接するおじさん、何故そこまで優しくするのか?と問いただす貴子。この質問にどう答えたのかが、ちょっと覚えていなくて(汗)だめですね。

喫茶店のマスターにはきたろう


サトルおじさんに連れられ行った喫茶店にはトモコがアルバイトしていた。大学の文学部の学生

貴子はトモコと意気投合!


仲良しになる。
そうそうトモコと同じ喫茶店で働く高野が突然森崎書店へやって来るので、貴子目当てかと思ったら、実はトモコに気があることが判明。
主人公が元彼を忘れるために、新しい彼が登場するのかと思っていたら、まったく話が違っていましたね。

大きな変化はないけど、小さい変化は着実に亜希子のもとに訪れていました。でも元彼英明の存在がまだ貴子を苦しめていました。


ある日サトルおじさんと車で出かけた時、偶然彼の姿を目にする、、、、。

亜希子はまたトラウマに悩まされます。サトルはそんな貴子の姿を見て、何があったのかを問いただします。この後がこんな展開だとは思わなかったけど。サトルに背中を押されたことは貴子にとっては良かったのでしょうね。

あらすじ

貴子(菊池亜希子)が同じ会社に勤める恋人の竹内英明(松尾敏伸)とイタリアンレストランで食事をしている時、英明が経理課の村野という女性と結婚すると打ち明ける。気が動転して何も言えない貴子。その後、貴子は会社を辞めてしまう……。こんこんと眠る傷心の貴子のもとに、神保町で古書店を経営している叔父・サトル(内藤剛志)から電話がかかってくる。彼の声はひたすら明るく、貴子に店の二階に住むことを勧めるのだった。こうして、貴子の森崎書店の日々が始まった。初めて足を踏み入れた、世界に有数の古書店街神保町。しかし、店番をすれば百円の文庫本が売れただけ。お客のサブ(岩松了)は、日本の文豪たちの小説のことをとうとうと話し出すが、貴子はそれまで小説をろくろく読んだことも興味を持ったこともなかったので面食らうばかり。そして、ふとした時に英明のことを思い出してしまう。そんな貴子を、サトルは美味しい珈琲を飲ませてくれる喫茶店に誘い出す。そこで貴子は、サトルが若い頃、自分だけの人生を探し求めて世界中を旅していたことを知る。ふと手にした本を読み始めると、次第に本の世界に引き込まれていく貴子。喫茶店でアルバイトをするトモコ(田中麗奈)や高野(奥村知史)といった友達もでき、古本には前の持ち主の痕跡が残っていることにも気が付いた。押し花が挟んであるとか、気に入ったところにラインが曳いてあるとか、それはまるで口にはしないが人それぞれの過去を持っているようであった。賑やかな古本まつりが終った夜。サトルは貴子に、神保町という街は本と同じだと話す。開けてみるまではすごく静か。でも開いてみるとそこには途方もない世界が広がっている。そして読み終えて閉じると、またシンと静かになる。そして貴子もまた、この街が好きになっていた。だがある日、古本の買い取りに行った帰り、貴子は偶然英明の姿を見てしまい、貴子の心がまた騒ぎ始める……。

 
サトルにもある悩みがあった。桃子という名前が登場します。実は、、、、、。

お話には劇的な変化はありません。主人公貴子の心の変化に注目ですよ。きっと誰もが経験したような苦い失恋。どのようにその苦しみから立ち治るかが必見。

神保町の古本街もなかなか味わい深いです。一度は訪れたいもんですね。

 解説(allcinemaより拝借)

 世界一の本の街“神田神保町”を舞台にした同名短編を基に、失恋の痛みを抱え、ひょんなことから古書店に居候することになったヒロインが、奥深い本の世界と接することで少しずつ心の傷を癒やし成長していく姿を綴るハートフル・ドラマ。主演はモデルとして活躍する菊池亜希子。共演に内藤剛志、田中麗奈。監督は「Presents 合い鍵」の日向朝子。

メディア 映画
上映時間 109分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(ファントム・フィルム)
初公開年月 2010/10/23
ジャンル ドラマ
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://morisaki-syoten.com/

人生、無駄なことなんてない。
どこからでも始めよう。

原作:八木沢 里志  『森崎書店の日々』(小学館文庫刊)

 

Comments (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アンストッパブル(2010... | TOP | スプライス(2008)◆SPLICE »
最新の画像もっと見る

3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (KLY)
2011-01-10 22:58:33
神保町の雰囲気って凄く好きです。確かに失恋に限らず、傷ついた心を癒してくれるような気がします。
先日神保町に行く機会があったんでぶらぶら散策してたら、森崎書店を見つけちゃいました♪近所のタバコ屋で聞いたら、今は倉庫で使われてるらしいです。^^;
返信する
神保町 (rose_chocolat)
2011-01-16 04:38:44
この街自体に思い出があるので、
本作、大変満足です。
街の描き方がいいし、街と人とのスタンスがまた
よかったりします。
返信する
rose_chocolatさんへ♪ (mezzotint)
2011-01-16 11:06:25
神保町に行ったことはないのですが、、。
映像で見るこの街並に何か惹かれました。
おっしゃるように、描き方良かったですね。
ぜひいつか訪れたいと思います!
返信する

post a comment

Recent Entries | 映画:ミニシアター