銅版画制作の日々

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マイ・ブラザー○◆BROTHERS(2009)

2010-06-09 | 映画:シネコン

 世界の果てをみた兄に、まだ声は届くだろうか。

東宝シネマズ二条にて鑑賞。これってリメイクだったんですね。オリジナル版は2004年のデンマーク映画「ある愛の風景」。上映されたけど、行けなかった。未見なので、比べようがありません。オリジナル版をちょっと調べたところ、リメイク版とはほぼ同じようです。
さてリメイク版に登場する3人はかなり豪華で演技派の方たちばかり。だからかなり期待していたのですが、、、、、。えぇ~!ちょっと尻切れじゃないの?と思うようなラストにがっくりしました。中途半端ではないでしょうか?盛り上げておいて、そりゃないよ!と言いたい。そんな結末なんだもん。拍子抜けって感じ。

さてSTORY (今回はキネマ旬報より抜粋しました)

サム(トビー・マグワイア)とトミー(ジェイク・ギレンホール)は2人きりの兄弟だが、対照的な人生を送っていた。アメフトのスター選手として学生時代を過ごした兄のサムは、チアリーダーのグレース(ナタリー・ポートマン)と結婚、2人の娘に恵まれる。その後、米軍大尉として功績を残し、人望も厚い男だった。一方、弟のトミーは、長年定職にも就かず、挙句の果てに銀行強盗で服役する。トミーの出所日、サムは数日後に戦地への出発を控えていたが、車で弟を迎えに行く。だが、出所したトミーの居場所はどこにもなかった。元海兵隊の父・ハンク(サム・シェパード)は厄介者の次男に辛辣な言葉を投げつけ、グレースと娘たちも彼への嫌悪を隠そうとしない。トミーが唯一心を開くのは、母親を亡くし、寂しい子供時代を共に支え合ったサムだけであった。ところが、サムが戦地へ旅立って間もなく、サムの一隊がアフガニスタンで撃墜されたとの知らせが届く。現実から逃げるかのように酒に溺れるトミー。そんな彼は次第に、兄が何よりも大切にしていたグレースと娘たちを、自分が支えなくてはと思い始める。以前からグレースが使いづらいと嘆いていたキッチンのリフォームを進めるうちに、娘たちは徐々に笑顔を取り戻し、最初は迷惑そうだったグレースの気持ちも救われていく。グレースの誕生日にキッチンを完成させてからも、トミーは手直しを口実にグレースたちを訪ねる。
 

ナタリー・ポートマン、妻・母役を演じる。揺れる女心を上手く演じている。
ところで、ナタリーの娘役イジ―を演じたベイリー・マディソンちゃん、凄かったですよね。妹マギーへの嫉妬に父サムに向かってのあの言葉もかなりのもの、、、、、。
彼女は「テラビシアにかける橋」やテレビドラマ等で活躍している子役さんだそうです。
 
そしてある夜、初めて本音を語り合ったトミーとグレースはどちらからともなく唇を重ねるのだった。罪悪感を覚えながらも、互いに惹かれていく2人に、ある日一報が届く。サムが生きていたのだ。グレースやトミーたちは、空港に降り立つサムの痩せ細った姿に驚きながらも再会を祝う。

サム・ケイヒル役トビー・マグワイア
狂気的な雰囲気もなかなか、、、、、。
 
だがサムは、もはや以前のサムではなかった。突然わけもなく激怒しては、娘たちを脅えさせ、やがて彼は、執拗にトミーとグレースの仲を疑い始めるのだった……。
 
ここからちょっとネタばれ、、、、、。
 
サムは運よく死を間逃れるも、サムの部下ジョー・ウィリス二等兵とともにアフガニスタンでテロ一味に拘束されてしまう。凄まじい拷問を受けることになり、死以上の苦しみを味わう。挙句の果て、部下のウィリスに手をかけなければならない事になるわけだ。生きて家族の元に帰るために一人の命と引き換えに、、、、、。無事に生きて帰ることが出来たサムだが、彼の中には人を犠牲にして生き延びた自分への罪悪感があったということ。
 
イラクやアフガニスタンでの戦争で徴兵された兵士たちの心理を描いた作品はここ最近いくつか紹介されています。戦争によって人々の心が病んでいく姿はやはり色々考えてしまいます。戦争がどれだけの人々を苦しめているか?アメリカという国はいつまでこんな戦争を続けるのかしら?と、、、、、。
 
メッセージ性のある作品ではありますが、でも物足りなさを感じるのは何でかな?これだけ良い役者さんが出演しているのに、、、、。
 

トミー・ケイヒル役ジェイク・ギレンホール
私はプリンス・オブ・ペルシャのダスタン王子役よりこちらの方が好きですね。
 

グレース・ケイヒル役ナタリー・ポートマン
最近は映画監督にも挑戦。やっぱり綺麗です。
 
※そうそう出演場面は少なかったですが、ジョー・ウィリス二等兵の妻キャシー・ウィリスであのキャリー・マリガンが出ていましたね。
 
 
解説(allcinemaさんより抜粋)
 
スザンネ・ビア監督の2004年のデンマーク映画「ある愛の風景」を豪華キャストでハリウッド・リメイクしたヒューマン・ドラマ。戦地での体験によって心に大きな傷を抱えて帰還した男の苦悩と、それを受け止めようと葛藤する家族の姿を描く。出演はトビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン。監督は「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」のジム・シェリダン

メディア 映画
上映時間 105分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2010/06/04
ジャンル ドラマ/戦争
映倫 G

 
 
  
オフィシャル・サイト
http://my-brother.gaga.ne.jp/
 
 

 

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5 Comments

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う~ん (KLY)
2010-06-09 23:16:04
とても気に入った作品なんです。ただストーリーそのものはさほど目新しさもなく、言葉は悪いけど良くある話ですよね。
ただ私は圧倒的に出演者の演技力に惹かれました。ジェイクはアクションもいいけど、やっぱこういうほうが持ち味でるなぁって。^^;
イザベル役の子の子供らしすぎる演技に子供らしからぬ上手さを感じました。^^
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おはようございます♪ (mig)
2010-06-11 09:34:25
私もkLY さん同様です、
リメイクする必要あったかな、とも思うケドこうしてこのキャストによって皆(私も)観る事が出来るからそういう意味でいいのかなぁとは思うけど、
皆素晴らしいんですがとくに子役のイザベラ役の子が素晴らし過ぎてそこに意識集中しちゃった☆
将来楽しみ!

トビーもだけど、ホラーとか似合いそうです。 笑
返信する
KLYさんへ・・・。 (mezzotint)
2010-06-11 22:33:30
今晩は☆彡
演技派の3人なので、、、良かったことは
良かったのですが。何か物足りなさを感じる
のは何処かどうなのかしら?
う~んラストは少し拍子抜けでした。

返信する
migさんへ☆★ (mezzotint)
2010-06-11 22:39:25
今晩は☆彡
migさんも結構評価高いんだ!
悪くはないのですが、、、、。
何故か物足りなさを感じました。
何でかな?
そうそうイザベルちゃん役の子、上手すぎ!
母がトミーと出来てるなんて叫んでいた
あの表情が憎たらしいけど、凄かった!
トビ―、確かにホラー系OKですよね。
返信する
私は (sakurai)
2010-09-02 15:29:19
ラストは一体どうやるんだろ??妙に演出めいたことはして欲しくない・・・と思っていたのですが、ラストは、オリジナルの通りです。あのまんま。
なんでしょね。もっと渇いた感じのタッチなんですよ。
感情をあぶりださないで、淡々と撮りながらとことん胸に迫る・・・。
なので、あのラストがきいたんですよ。
こっちは、かなり感情が押し出されてましたからね。
兄弟愛ってのを描こうとしたのが、こっちで、妻と母の愛ってのがクローズアップされたのがオリジナルのように思えます。
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