うつであっても、大丈夫。夫婦と家族、これからも ずっと いっしょに。
好き度:=70点
何と原題はビーバー(笑)ビーバーが登場するからでしょうね。これは邦題の方がマッチしているかも、、、、。
京都シネマにて鑑賞。何年ぶりに見るメル・ギブソンがまったくイメージの違う役で登場。しかもメル演じるウォルターが腹話術を!でもなかなか良かったですね。
メルの口もビーバーの口も一緒に動いているのですが、、、、。まったく違和感感じられず。自然体で良かった。ビーバーはまるで生きているようでした。
ジョディ・フォスターが16年ぶりにメガホンをとった。メル・ギブソンとは 94年の「マーヴェリック」以来の共演らしい。その時からずっと友人だそうで、、、。彼を選んだ理由は俳優としてお気に入りでもあるそうだ。
メル・ギブソンといえばリーサル・ウェポンの印象がとても強くて。そう意味ではアクションスターというイメージ大。それがこんなにとても繊細で壊れるような役が出来るなんて信じられなかったけど。この役でイメージ払拭されたわ。ジョディーの言う通りかもしれない。流石役者魂は凄いもんだ!
さてあらすじ(goo映画より)ネタばれ含みますので、未見の方は読まないで下さいね。
父親から継いだ玩具会社を経営し、プール付きの瀟洒な郊外住宅に結婚20年の妻と息子が2人。何不自由ない生活を送っていたウォルター・ブラック(メル・ギブソン)だが、ある日突然うつ病になってしまう。カウンセリングも薬も音楽療法も催眠療法も効果なく1日中寝ている毎日。そんな彼の状態に家族も影響され、7歳のヘンリー(ライリー・トーマス・スチュアート)は小学校で孤立し、高校生のポーター(アントン・イェルチン)は「父親みたいにはなりたくない」とますます背を向け、エンジニアの仕事に没頭しながらも夫の快癒を願っていた妻メレディス(ジョディ・フォスター)にはもはや打つ手がない。家を出たウォルターが箱いっぱいに買った酒瓶を入れるため、車のトランクのガラクタを捨てたとき、ビーバーのぬいぐるみに目が止まり、なにげなく箱に入れる。ホテルのベランダから飛び降りようすると、左手に持っていたビーバーが「おい」と呼びかけてきた。ビーバーの声はウォルターが出しているのだが「お前の人生を救うためにやって来た」とビーバーは自信満々に語り、ウォルターがそのビーバーを左手にはめると、うつの症状がきれいさっぱり消え去る。自宅に戻ったウォルターは、メレディスに「彼とは普通に接し、会話は人形を通すこと」と書かれたメッセージ・カードを渡す。精気を取り戻したウォルターは会社でも社員の自由裁量に任せて発破をかける一方、木工に夢中のヘンリーにヒントを得て、新商品“ビーバーの木工セット”を思いつく。これが大当たりし、ウォルターは世間の注目の的に。そんなある日、結婚20周年を祝いに高級レストランに行く際にもビーバーを手放さない夫に、メレディスは今夜だけはビーバー抜きを主張するが、レストランでのウォルターは無口で上の空。その時、メレディスの携帯の着信音が鳴った。ポーターが友達のノラ(ジェニファー・ローレンス)とタギング(壁にスプレーで絵、文字等を書く)をし、警察に連行されたのだ。警察でノラと彼女の母親にウォルターがビーバーとして自己紹介したことで、ポーターの怒りが爆発、父子は掴み合いに。もはやメレディスは息子たちと家を出るしかなかった。次第にビーバーは暴君と化してウォルターを支配。そしてビーバーこそが自分と家族を引き離そうとする元凶であることに気づいたウォルターは、ある晩、ガレージの作業場にビーバーを連れて行き、小型の棺桶を作る。そして、この暴君を葬るにはこれしか方法はないと決意し、あることを実行する……。
気が付いたんだけど地味でマイナーな作品にしてはよく観たらかなり豪華キャストです。
ウォルターの息子役にはあのアントン・イェルチンだし、、、。その恋人役にはジェニファー・ローレンスときたもんで。びっくり!!
でもアントンの役は何と17歳の高校生役だよ!実年齢23歳のアントン、ちょいと高校生役はキツイんじゃあ(笑)
実際パペットによるセラピーがあるそうですが、一般に子供対象のセラピーらしい。でも手にはめることによって大人でも自分がどう感じているとか素直に話せるようになれるのは子供と同じかもしれないですね。
ただ怖いなあと思ったのはパペットと同化することによって自分を見失う危険性があるかもしれないという事。まあそのあたりを主人公ウォルターがどう抜けだすかがポイントなんでしょうね。
治療の道具として上手く使えればとても有効な療法だとは思いました。
次男ヘンリーが、この手に魅了されていた場面はとても癒されましたね。
寝るときも肌身離さず、、、、。妻にとってはちょいと苦しいような。ウォルターがパペットにがんじがらめ状態も何かね。
ビーバーのパペットのおかげで世間の注目の的になるが、、、、。
特にウォルターとビーバーのかけ合いが印象的です。面白い半面、何だか観ている私も墜ちて行きそうな気分に(笑)ヘタしたらヤバいことになりそうな。まあそのあたりがこの映画の見どころかもしれません。
解説(goo映画より)
「おとなのけんか」のジョディ・フォスターが監督・出演を務めるヒューマン・ドラマ。うつ病を発症した夫によって、崩壊の危機に晒される家族の姿を描く。夫役に「復讐捜査線」のメル・ギブソン、二人の息子を「フライトナイト 恐怖の夜」のアントン・イェルチンと「一枚のめぐりあい」のライリー・トーマス・スチュアートが演じる。
メディア | 映画 |
上映時間 | 91分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ツイン) |
初公開年月 | 2012/06/23 |
ジャンル | ドラマ |
映倫 | G |
http://www.sore-ai.com/
前作と巧く繋がっているのなら「遊星からの物体Ⅹ~」を見ないといけませんね。当初、リバイバルかと思ってました。
「白い花びら」なんて映画もあるのでしたか。水原弘の「黒い花びら」ならCDも持ってますよ。