1時間、その男を守りぬく BODYGUARDS AND ASSASSINS
MOVX京都にて鑑賞。
ASSASSINとは暗殺団の事だそうです。アジアの有名俳優が集結して作られたエンタメ作品。
孫文は中国の革命家ということは知っていますが、、、、。お恥ずかしいながら、歴史は疎くて苦手なもので、分かりません。
でも本作は歴史について忠実に語られているわけではなく、あくまでもエンタメ性のあるものなので、気軽な感じで楽しめました。
孫文は清王朝にとって最大最悪の危険人物だった、その孫文が日本から香港に入るとの情報が流れた。目的は、中国各地の同士たちと武装蜂起へ向けた協議を行うため。
孫文の姿ははっきり映し出されません。 横顔がちらっとに後は後姿のみです。孫文が主役ではないのが分かります。
主役は孫文を守るボディガードの人たちです。彼らは義士団。
その義士団が立ち向かうのが、清王朝のリーダー、西太后が仕向ける500人もの暗殺団です。義士団の数をみると主なメンバー9名とはびっくり。これって勝ち目あるのかしら?
義士団メンバー 腕の立つ人たちメンバー
賭博好きの警官シェン・チョンヤン(ドニー・イェン) イップマンも凄かった!
少林寺出身の豆腐売りの巨人ワン・フーミン(メンケ・バータル) この人身長2mだそうです。
ワケありの物乞いリウ・ユーバイ(レオン・ライ)
朝廷から追われた元・将軍のファン・ティアン(サイモン・ヤム)前半であっけなく亡くなってしまいます。
その娘ファン・ホン(クリス・リー)
義士団をリードする指揮官的存在の2人
中国日報社長で孫文の香港入りを手引きするチェン・シャオバイ(レオン・カーフェイ)
孫文に多額の資金援助をしてきた商人リー・ユータン(ワン・シュエチー)
手腕はないが、義士団の一員として重要な役割を担うメンバー
リー・ユータンの一人息子 孫文の影武者となるリー・チョングアン(ワン・ポーチエ)
リー・ユータンの忠実な車夫アスー(ニコラス・ツェー)
以上9名の義士団が孫文を守るために、500人の暗殺団を相手死闘を繰り広げますが、、、。
とにかくアクションが凄い!目を離すことができないくらいの迫力です。特にドニ―・イェン、俊敏な動きでしたね。そして物乞いでわけありのリウ・ウ―バイの金属の扇で戦うシーン、これも必見です。
あらすじ(goo映画より拝借)
1906年イギリス領香港。10月15日に一人の男が来航するという極秘情報が流れる。彼の名は“孫文”。腐敗した清朝打倒を掲げる革命家である彼の目的は、武装蜂起のための同志との密談。その情報を聞きつけた北京・紫禁城では西太后の指令によりシャオグオ(フー・ジュン)らが招集。総勢500人の暗殺団による孫文の暗殺計画が進められる。10月11日。新聞社社長で中国同盟会の香港支部長・シャオバイ(レオン・カーファイ)は、革命を支持する大物実業家・ユータン(ワン・シュエチー)に資金援助を要請。朝廷を追われた元将軍・ファン(サイモン・ヤム)にも協力を求める。そんなシャオバイを香港警察の警官・チョンヤン(ドニー・イェン)が追っていた。長年連れ添ったユエル(ファン・ビンビン)と別れた彼は、シャオグオにスパイとして雇われていた。10月12日。車夫・アスー(ニコラス・ツェー)が引く人力車に乗るユータンは、街中で革命の支援活動を行う息子・チョングアン(ワン・ボーチェ)の姿を発見する。そんな中、ファンと仲間たちが暗殺団に襲われ、ファンの一人娘・ホン(クリス・リー)だけが生き残る。シャオバイも捕えられ、九龍城砦に監禁される。10月13日。孫文の訪問を宣伝し、学生たちを扇動したとの理由から香港警察のシー警部(エリック・ツァン)は新聞社の閉鎖命令を下す。一方、ユータンは行方不明のシャオバイに代わり孫文を守り抜くことを決意。義士団結成のため、路上生活者のリウ(レオン・ライ)、少林寺出身の大男(メンケ・バータル)らに声をかけ、自ら義士団入りを志願したアスーと写真店の娘・チュン(チョウ・ユン)の仲人を引き受ける。10月14日。夫の身の危険を感じたユエルは、娘の未来のためにユータンを守ってほしいとチョンヤンの元を訪れる。一方、脱走に成功したシャオバイは、同志たちに孫文の影武者を使うことを提案。くじ引きによって影武者に選ばれたのはチョングアンだった。そして運命の日が訪れる……。
逃げます!暗殺団の攻撃に逃げ切る事は出来るのか?
綺麗どころも・・・・。
シェン・チョンヤンの元妻で今はリー・ユータンの後妻であるユエルには、ファン・ビンビン
車夫アスーの婚約者アーチュンには、チョウ・ユン
暗殺団の首領ヤン・シャオグオ
清王朝の役人になっているものの、チェン・シャオバイの教え子だった。
チェン・シャオバイにしてみれば、西洋の学問を身につけたのに彼がなぜ清王朝の手先になっているのかが理解できなかった。暗殺団の奇襲によって今は獄中にいるチェン・シャオバイをヤン・シャオグオが訪れるシーンがある。
民主主義を学んだヤンが、なぜ反革命の道を選んだのかという疑問であった、、、、。
そしてこの人 チェンシャン 暗殺団のNO2 カン・リー ベトナム生まれ あの「パンドラム」にも登場していたんだ!
メディア | 映画 |
上映時間 | 138分 |
製作国 | 中国/香港 |
公開情報 | 劇場公開(ギャガ) |
初公開年月 | 2011/04/16 |
ジャンル | アクション/サスペンス |
映倫 | R15+ |
あ!この人も忘れてはいけない。 警察署長 シー・ミーフ エリック・ツァン
解説(goo映画より拝借)
辛亥革命前夜の香港を舞台に、未来を変えるために立ちあがった名もなき義士たちの壮絶な戦いを描く歴史アクション。監督は「アクシデンタル・スパイ」のテディ・チャン。出演は「イップ・マン 葉問」のドニー・イェン、「エンプレス 運命の戦い」のレオン・ライ、「花の生涯 梅蘭芳」のワン・シュエチー、「天使の眼、野獣の街」のレオン・カーファイ。
白い帽子を被った人物が孫文
アスー役のニコラス・ツェ―、甘いマスクでなかなか良いでした。
- 『孫文の義士団』香港公式サイト (中国語)
- 『孫文の義士団』日本公式サイト (日本語)
※1時間で守りきることができるのでしょうか?
1911は観ないといけませんね。
私はまったくちんぷんかんぷん(笑)
歴史をもっと勉強しないと話になりませんわ。
ここはsakurai先生の教えを欲しいところです。
情けないわ。革命家は本当に大変ですね。
さまざまな挫折を経て、不屈の精神で革命を貫いたってのは、明確な大きなわかりやすい清という倒すべきものあったからだと思います。
この後、辛亥革命で成したことは成しましたが、だからって理想の国家が出来るはずもなく・・。
彼は永遠に革命を生きた人間だと思います。
志し半ばで亡くなっちゃうのも、いかにも革命家らしいですよね。
そんな人間を何とかして守りたい!!というのがひしひし伝わってきましたです。
ひとりひとりのエピソードが泣かせます。
それまでも色々ありますが、香港に孫文がやってきてからの守る側と攻める側の最後の1時間の対決が唖然とするほどすごいアクションの連続でした。
前半の渋めの展開が後半効いてきます。
以下はちょとネタバレですが、、、、
ですが、守る側がばたばたと倒れていくのはつらかったです。
ファン(クリス・リー)とかアスー(ニコラス・ツェー)とかには助かって欲しかったなあ、、
浮浪者だったリウ(レオン・ライ)が格闘者として蘇ってのアクションは、そこまでひっぱっていただけにかっこ良かったです。