銅版画制作の日々

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再会の食卓(2010)APART TOGETHER

2011-04-13 | 映画:ミニシアター

                                                             
                                                       40年後の再会も、いつもの食卓からはじめよう。

京都シネマにて鑑賞。
中国と台湾といえば、あまり関係は良くなかったんだ。歴史については疎いもので、映画を観て学ぶことがよくある。

以下そのことを調べてここに載せました(ウィキぺディアより抜粋)

1945年10月15日に、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が発した一般命令第1号に基いて台湾へ進駐した中華民国政府が実効支配しており、1949年10月1日中華人民共和国成立に伴い瓦解した国民党が政府機能を台湾に移転した以降は、中華民国政府の実効支配範囲とほぼ重複するため、国共内戦後の中華民国の通称としても用いられている。現在も中華民国政府と中華人民共和国の双方で係争中(台湾独立運動)である。

上海に住むユイア―という女性の元に1通の手紙が来る。手紙の主は、40数年前に生き別れとなった元夫からだった。彼は台湾人のリゥ・イェンション。台湾から上海に帰って来るというのだ。40年ぶりに中国に戻り、ユィアーと再会することを願っていた。

しかしユイアーはひとり残され過酷な日々を送っていたときに出会った心優しい男性・善民(シャンミン)と再婚し、今では子どもたち、孫たちに囲まれ平穏な日々を送っていた。

当然のことながら、家族の皆はその来訪に戸惑いを隠せない。そりゃそうだね。

そんな来訪は家族にとってとんでもないような衝撃的な事態を招く、、、、。

何と、イェンションはユィアーに台湾に行こうと誘うのである!びっくりですよね。ユイア―はその誘いに揺れる。何故なら、現在の夫を愛していないから。。。。う~んこれもびっくりだった。残り少ない余生の中でもう一度愛を確かめ合いたいらしい。
しかも更に驚いたのは、現夫が彼女が家を出のに賛成することだ。

かくしてイェンションはユイア―を訪ねてやって来た。大きな食卓を囲んで遠来の客をもてなす。


現夫は御馳走を振る舞い、寝る場所を作り、精一杯もてなす。普段食さない高級な蟹まで購入。

何かちょっとやり過ぎなんじゃないの?というくらいだった。それにしてもこの3人の妙な関係、それぞれの本音はどうなのか?

現夫の娘たち、そしてイェンションとの間に生まれた長男、、、、。猛烈に反対する長女、無関心な長男。それぞれの心の動きも気になる。

ユイア―の台湾行きのため、現夫ル―は離婚手続きするため、ユイア―と結婚証明書を取ろうとする老夫婦の何ともいえない姿も印象的だ。


その上に結婚写真まで撮るんだから、う~ん何と言っていいのやら(笑)


しかしこんな状況なのに、ユイア―を連れて行こうというのはどうも納得いかないなあ。なんて(笑)

あらすじ(MovieWakerより拝借)ネタばれ含みます!

上海で暮らすユィアー(リサ・ルー)のもとに一通の手紙が届く。そこには、かつて生き別れた夫・イェンション(リン・フォン)が40数年ぶりに台湾から帰ってくると記されていた。しかし、ユィアーにはすでに新しい家族がいた。夫・シャンミン(シュー・ツァイゲン)、イェンションとの息子である長男・ジュングオ、二人の娘、娘婿、そして二人の孫。慎ましくも平穏に暮らす一家にとってイェンションの来訪は驚き以外の何物でもなかったが、心優しいシャンミンの計らいで、馳走を振る舞い、寝床を用意し、精一杯イェンションをもてなすのだった。イェンションは長い台湾生活によって、上海語が話せず、聞き取るのがやっとの状態になっていた。高層ビルが建ち並ぶ街並みにもかつての面影を見出すことはできない。イェンションは、ユィアーたちが購入したという建設中の高層マンションを見学に行くが、その時、ユィアーを台湾に連れて行くために来たのだと本音を切り出す。イェンションが国民党軍の兵士だったため、中国に残されたユィアーの人生は過酷なものだった。文化大革命の時には身投げを考え、それを救ってくれたのがシャンミンだった。しかし、イェンションの予期せぬ告白に「生き延びるだけで精一杯だったわ。幸せだったのはあなたと過ごした日々だけ」と、ユィアーの心は揺れ動く。国民党軍兵士の元妻を娶ったことで、出世をあきらめることになったシャンミンは決して裕福ではなかった。しかし、いつもなら手を出せない高級な蟹を市場で買い、イェンションに振る舞った。食事の席でイェンションから話を切り出されたシャンミンは「ユィアーのしたいようにすればいい。もうわしと苦労することはない」と静かに答えるのだった。猛反対する娘、自分には関係ないとうそぶく長男、金銭で解決しようとする娘婿。円満だったはずの一家がにわかに揺れ始める。果たして、ユィアーが下した決断とは……。


ユイア―とイェンションの台湾行きが原因してか?現夫ル―は、脳梗塞で倒れてしまった。食欲も減退?

ル―の心の内はやはり、、、、だったんだ!


結局のところ、、、、。やっぱりこうなるんだ。

メディア 映画
上映時間 96分
製作国 中国
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2011/02/05
ジャンル ドラマ
映倫

解説(allcinemaより)

 「トゥヤーの結婚」のワン・チュアンアン監督が、中台分断で離れ離れとなった元夫婦の40年ぶりの再会を綴った感動ドラマ。歴史に翻弄された元夫と元妻、さらには2人の再会を複雑な思いで受け止める妻側の現在の夫と子どもたち、それぞれの心情を繊細かつ優しい眼差しで描き出していく。ベルリン国際映画祭でみごと銀熊賞(最優秀脚本賞)を受賞。出演はリサ・ルー、リン・フォン、シュー・ツァイゲン。

終盤にオチがありますよ。

オフィシャル・サイト
http://shokutaku.gaga.ne.jp/

 

 

 

 

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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (めえめえ)
2011-04-17 23:57:15
こんばんは。
私は大型連休までは映画館に行けそうもないのですが、
この作品、何とか5月初旬まで持ちこたえてくれそう~
時間が合えば観に行きたいと思っています(^.^)
返信する
めえめえさん☆★ (mezzotint)
2011-04-18 22:50:04
今晩は☆彡
お忙しいんですね。時間があえば是非!
連休は色々な作品が目白押しなので、、、。
一体どれだけ観れるか(笑)
贅沢な悩みです。
返信する
暑いですねえ~ (sakurai)
2011-07-14 10:45:29
こっちも相当暑いですが、そっちの暑さは、かげろうが立つような暑さですからね。どうぞご自愛ください。
さて、中国と台湾。仲が悪いというより、互いにその存在を認めない。。というくらいの関係ですよね。
朝鮮半島の分断の悲劇というより、こっちは戦争の負の遺産というか、なんだか経過が稚拙で、こっちの方の対立には、朝鮮半島のそれより、同情心が沸きません。
その辺も、なんかなあの原因の一つかも。
そりゃ紛れもなく悲劇なんですが、それにしちゃここの登場人物は、自分勝手な感じでしたね。
もっと素直に感動できる作品かと思ってたんで、ちょいと肩透かしでした。
返信する
sakuraiさん♪ (mezzotint)
2011-07-15 09:46:40
はい暑くて死にそうです(汗)
外出するにしても、朝一番か夕方ですね。
まだ2ヶ月はこんな感じですから、何とか
乗り切らないと仕方ないです。

中国と台湾、存在を認めないという関係か。
凄いですね。昔台湾に行ったけど、実感
なかった(笑)蒋介石のりっぱな銅像だけ
がとても印象に残っています。

同情心が沸かないんですか!
流石sakuraiさん、歴史を専門にされている
だけあって、、、。凄いわ。

おっしゃるようにこの登場人物、超勝手ですね。共感出来ないというところは、納得です。
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