皆さん、ご存知ですか?バナナの木から紙が出来ること・・・・。
タヒチとハイチを間違えた三島幸子(小山田サユリ)、24歳は大使館の派遣員として、カリブ海に浮かぶハイチ共和国へ・・・・。この国は西半球の最貧国といわれている。政治が不安定で、生活基盤も整わない国国民は貧困にあえいでいるそんなハイチにも日本の大使館は存在する規模は小さい、臨時代理大使を含め4人の日本人スタッフと数人の現地スタッフですべての公務がまかなわれているのだ。二年間の限定期間で派遣された幸子も大使館員として多くの業務をこなさなければならない早速現地の小学校へ調査。帰りに何とが故障これがきっかけでジャックという少年と出会う。貧困ながらも、ジャックは学校になんとか通うことが出来ているが、多くの子供が学校に通うことが出来ないという厳しい現状をサユリは知る。また学校に通えてもすら買ってもらえない現地スタッフのフィリップに案内されて、徐々にハイチの現状を知ることに・・・・。日本で生まれ、育った幸子にはカルチャーショック
ある日、日本から送られてきたビデオの中で、バナナから紙が出来るということを知る。もちろんハイチにはたくさんのバナナが収穫されている。貧困なハイチでも、残った木は捨てられているのだバナナの木を紙に出来るのなら、何かが変わるこかも・・・・直感した幸子は、日本から紙の研究をしている大学院生中田(山本耕史)を呼び寄せて、バナナの紙作りのプロジェクトを立ち上げるところが、国内情勢が悪化、暴動に巻き込まれプロジェクトは一時中断となってしまうそれでもサユリは諦めきれず、自分なりに試行錯誤にやろうとのだった。果たしてこのプロジェクトはどうなっていくのか続きは映画をご覧下さいませ
監督錦織良成が、この映画の企画を考えたのは、書店で絵本「ミラクルバナナ」を手にしたことがきっかけだった。そしてこの本の中にバナナの紙ができるまでという説明のページがあった。実際にこのプロジェクトがあり、参加した人も・・・・。早速和紙の里、岐阜の美濃市などの取材も行う。名古屋市立大学院教授森島氏がリーダーを努め、ハイチやカリブ諸国・アフリカへとこの紙のプロジェクトは広がっている。さまざまなモチーフをヒントにこの映画は制作された。
実は、私も紙作りをしたことがあります。牛乳パックからの再生紙ですが・・・・。パルプですから、そんなに難しくはないです繊維がある植物は紙作りにはだと思います。この映画を観て、久しぶりに紙作りの素晴らしさをあらためて実感ハイチの深刻な現状を知ることも出来ましたが、バナナで再生の道が開けるという希望もあることを教えてもらえましたバンザイバナナ。